和歌山県内の国宝堂塔を3箇所
金剛三昧院は,金剛峰寺のすぐ近くにあります。
鎌倉時代初期,源頼朝の菩提のため北条政子の発願によって建立されました。
多宝塔は1223年(貞応2年)の建立で石山寺に次いで日本で2番目に古い塔です。
善福院は和歌山市から国道42号線を南下しJR海南駅を過ぎたあたりにあります。
境内には国宝の釈迦堂のみですが,鎌倉時代1327年建立の禅宗様式を代表するものです。
根来寺は岩出市から県道63号線を大阪府に向かって北上したところにあります。
その歴史は平安時代末期,空海以来の学僧,覚鑁(かくばん)に始まり,
室町時代には一大宗教都市を形成し,戦国時代は織田,豊臣,徳川と友好,敵対と
様々に関連しています。
大塔は1547年の竣工で,幅15m,高さ40mあって国内最大の多宝塔です。