堂宇の光影

寺院建築の優美さ・秀麗さを追いかけています。
最近,更新に取材が追いつかず・・・
今しばらくお待ちください。

石山寺・本堂2

2010年04月30日 | 滋賀
石山寺には,平安時代に女官の石山詣が盛んに行われたようで,清少納言は「枕草子」で「寺は壺坂,笠置,
法輪,霊山は,釈迦仏の御すみかなるがあはれなるなり。石山,粉河,志賀」と,また「蜻蛉日記」,「更級日
記」,「和泉式部日記」の中にも石山寺は登場してきます。さらに石山寺を有名にしてるのが,紫式部が「源氏
物語」の着想を得た寺とされていることで,本堂には「紫式部の間」が造られています。
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石山寺・本堂

2010年04月29日 | 滋賀
石山寺の本堂(国宝)は,正堂と礼堂の2棟の寄棟造りを合の間でつないだ形となっています。正堂は,
1096年(永長元年)の再建で,滋賀県では最古の建築です。合の間と礼堂は淀殿の寄進で,1602年(
慶長7年)に建立されたとされています。写真は礼堂を南東の石段下から見上げたもので,懸造の長い
柱の木組みが見事でした。

昨日,★三ついただきました。石山寺の多宝塔は比較的広く開けた広場にあり,どの角度からもその美
しい姿を眺められる塔です。気に入っていただいて光栄です。ありがとうございました。
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石山寺・多宝塔2

2010年04月28日 | 滋賀
石山寺の多宝塔は,上重の塔身幅に比べて下重の平面が広く安定感があり,桧皮葺の屋根の反りも緩やかで
優美さを醸し出しています。現存する多宝塔のなかで最も美しいという人も多いです。かつて4円切手のデザイン
にも用いられています。塔が東南を向いているので,写真には収めやすいですが,やはり午前中の光が細部に至
り,よいように思います。
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石山寺・多宝塔

2010年04月27日 | 滋賀
本堂のある広場から硅灰石の石塊の脇を階段で登っていくと,秀麗な国宝指定の多宝塔の姿があります。
源頼朝の寄進により1194年(建久5年)に建立され,年代の明らかなものとしては日本最古とされています。
内部には快慶作の大日如来像(重文)が安置されています。
石山寺もこの塔を晴天下で撮りたくて,三度足を運ぶことになりました。
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石山寺・蓮如堂

2010年04月26日 | 滋賀
写真は,本堂に至る広場の東側からのものです。右側の石塊が,石山寺の由来となっているともいわれる「珪灰石」
で,この岩石群を中心に伽藍が周りに配置されているようになっています。左の屋根は蓮如堂(重文),そのさらに奥
が本堂となります。
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石山寺・御影堂(開山堂)

2010年04月25日 | 滋賀
石山寺南大門をくぐり,石畳の参道から石段を登ると,正面に巨大な「珪灰石」の岩塊,その上の小高い場所に
多宝塔が見える広場に出ます。その右手奥にある簡素な建物が御影堂(県文)です。内陣の須弥壇は室町時代
の様式が残されており,石山寺と関係の深い良辨,空海,淳祐の遺影が安置されています。
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石山寺・東大門

2010年04月24日 | 滋賀
石山寺は,西国三十三箇所札所の第13番目であり,紫式部ゆかりの寺院です。琵琶湖の南端付近に位置しています。行き方は,
公共機関ですと京阪石山線石山寺駅から歩いて15分ほどで参道入口の東大門(重文)に至ります。東大門は,1190年(建久元年)
源頼朝の寄進により建てられたとされ,その後,1596年~1615年(慶長年間)に大幅な修理を受けているとのことです。
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唐招提寺・経蔵・宝蔵

2010年04月23日 | 奈良
礼堂の東側に南北に並ぶ手前が経蔵,奥が宝蔵です。共に国宝に指定されています。経蔵は,唐招提寺が
建立される以前から,この地にあった新田部親王邸の米倉を改造したものとされ,日本最古の校倉造りです。
一方,宝蔵は,経蔵よりも一回り大きく,唐招提寺建立以降に建てられたものですが,それでも奈良時代の
遺構です。
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唐招提寺・鼓楼・礼堂

2010年04月22日 | 奈良
唐招提寺の年中行事の一つに5月19日に行われる梵網会(ぼんもうえ)と呼ばれるものがあります。手作りの
ハート型をしたうちわを鼓楼の楼上から撒くもので,通称「うちわまき」とも呼ばれています。鎌倉時代,唐招提寺
を復興した覚盛上人が殺生戒を守り,蚊も殺さなかったといわれ,その徳を偲んだ法華寺の尼僧がせめてうちわ
で蚊を払えるようにと霊前にうちわを供えたのが始まりといわれています。
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唐招提寺・礼堂2

2010年04月21日 | 奈良
写真は礼堂の北側部分にあたります。当時はここを僧房としていたとのことです。鑑真和尚の渡来で一体,
どれほどの僧侶がその教えを請いに参集していたのでしょうか。国家仏教であった当時ですから,さぞ秀逸
な学僧が選ばれていたことと思われます。訪れた日は観光客も数少なく,こうした無人の画像を多く収める
ことができました。私はやはり古にイメージを馳せるに,こうした光景が好きです。
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