堂宇の光影

寺院建築の優美さ・秀麗さを追いかけています。
最近,更新に取材が追いつかず・・・
今しばらくお待ちください。

真正極楽寺(真如堂)・本堂

2011年12月03日 | 京都
暖かい日が続き,紅葉の写真をアップしようとしたところ,12月に入って急に寒くなってしまいました。
真正極楽寺は,京都市内の南禅寺から銀閣寺に向かう白川通りのノートルダム女学院近くにあります。
京都では真如堂の名称でとおっています。
最近は旅行ガイドにも紅葉の名所と紹介されますが,少し前までは週末訪れても参拝の人はあまり多く
ありませんでした。しかし本堂(重文)の右手から裏にかけてのもみじの朱赤は見事です。
そのまま,裏山路を歩いていくと,黒谷さんと呼ばれる金戒光明寺に入っていくことができます。
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西本願寺・御影堂

2011年11月13日 | 京都
東京国立博物館で開かれている「法然上人800回忌・親鸞聖人750回忌特別展」にちなんで浄土宗,浄土真宗
ゆかりの寺院をアップしています。
西本願寺は,京都駅から徒歩数分にある真宗本願寺派の総本山で,広い境内は「古都京都の文化財」として
世界遺産にも登録されています。
巨大な御影堂,阿弥陀堂が南北に連なる姿は,観る者を圧倒する迫力があります。

早朝の東からの光を受ける姿も素晴らしいですが,今日はあえて夕方の背後からの光のものをアップして
みました。
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金戒光明寺・三重塔(文殊塔)

2011年11月12日 | 京都
通称「くろだにさん」と呼ばれる金戒光明寺は,知恩院とならぶ浄土宗の大本山の一つです。
法然が最初に浄土宗を布教を行った地とされ,後小松天皇から「浄土真宗最初門」の勅額を
賜ったとされます。
歴史的には,江戸時代京都守護職がここに置かれ,幕末には幕臣であった会津藩と新撰組の
拠点となりました。

写真の三重塔(額には文殊塔とあります。)は,これまで撮り続けてきた塔の中で,最も正面
からの撮影が難しいシチュエーションにある一つで,”破綻”しかけていますが,ご勘弁ください。
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知恩院・本堂(御影堂)

2011年11月06日 | 京都
昨日Upした三門をくぐり,急な石段を登り詰めると,広い境内の奥に知恩院の雄大な本堂が目にはいってきます。
知恩院は,江戸幕府が,京都における徳川の威信を示すという政治的な思惑もあって,家康,秀忠,家光の三代
にわたって,力を注いで寺院の拡大,整備に当たったとされます。
本堂は,徳川家光の命によるもので,間口にして約45mあり,江戸幕府造営の代表的木造建造物となっています。

ふだん,撮影には人影が写りこまないように時間を選んだり,撮る角度を検討するのですが,ここ知恩院本堂
だけは,それがかないませんでした。むしろ,日々参拝者が途切れることのない証かなと思っています。

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知恩院・三門

2011年11月05日 | 京都
10月25日から,東京国立博物館で「法然と親鸞」という名宝展が始まっています。
この二人は,日本の仏教史,思想史にとどまらず,もっと世界的に評価されていい
宗教家,思想家だと私は思います。
展覧を記念して,少し浄土宗,浄土真宗の寺院を振り返ってみたいと思いました。
まずは知恩院からです。

知恩院三門は,京都の史的遺産を代表する国宝の一つで,高さ24mあり,東大寺南大門より大きい
本邦最大の二階二重門です。三門の西側に大型バスの駐車場があって,休日は観光バスと参拝の
人々の往来がすごいですが,個人的には西陽の朱が正面からあたる夕暮れどきに眺めるのが好きです。

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東寺(教王護国寺)・五重塔

2011年11月03日 | 京都
今日は文化の日。その中で毎年,鎌倉の円覚寺では宝物の風通しが行われ,それに併せて国宝仏殿が
公開されます。これまで三度チャレンジしたのですが,どの回も支障があって拝観できずにきてます。
今年こそはと思っていますが,若干,薄曇で今日にしようか,明後日にしようか,それともどちらも
行くかで悩んでいるところです。

写真の方は鏡世界の3枚目。古都京都を代表する東寺・五重塔です。この塔を撮る難しさは境内の南東
にあって,境内からでは構図が逆光になりがちなところ。空を飛ばしてしまえばいいのですが,それも
もったいない感じです。


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鹿苑寺・金閣

2011年10月30日 | 京都
昨日の平等院鳳凰堂と並んで,どうしても水面の鏡世界を撮りたかった鹿苑寺・金閣です。昭和の延焼後の
再建ですが,やはり古都・京都の代名詞の一つではないでしょうか。平等院同様,訪れる人はひっきりなし
で,二度目の訪問を早朝から並び,開門と同時にダッシュでこの場所から撮ったものです。ちょっとPL
フィルターの効かせすぎの感がありますが,一枚の絵としてみてください。
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平等院・鳳凰堂

2011年10月29日 | 京都
雲ひとつ無く済んだ晴天の日,それも,風がなく草木のそよぎや水面のゆらぎもない日だったりすると,時間が
止まった風景をみることができます。浄土庭園に代表される堂塔と池の配置では,どうしても水面に写った鏡の
世界を写したくなります。
宇治の平等院,訪れるに当たっては相当,日と時間を選びました。この日も天候は最高だったのですが,さすが
古都京都の世界遺産。以前にも増して,修学旅行やツアーの観光客が団体でひっきりなしにを行き来していて,
この1枚を撮るのにずっと平等院を眺めてました。
正面に阿弥陀如来を拝するのも好きですが,池の中に気持ちが入り込んでいけるこの角度がお気に入りです。
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知恩院・多宝塔

2010年11月15日 | 京都
知恩院の起源は,法然上人が現在の知恩院勢至堂付近に営んだ草庵にありますが,その後,幾多の災禍の後,現在
の伽藍が整備されたのは,徳川三代の力によるものです。浄土宗徒であった徳川家康が1608年(慶長3年)から寺
地を拡大し,諸堂の造営を行い,1633年(寛永10年)の火災の後,三代将軍徳川家光のもとで1641年(寛永18年)
までに復興を遂げています。多宝塔は1959年(昭和34年)のものですが,境内の景観によくマッチしています。
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本法寺・多宝塔

2010年11月13日 | 京都
京都市上京区寺之内にある本法寺は,1436年(永享8年)東洞院綾小路に創建されました。その後,1536年(天文5年)
の天文法華の乱によって一時堺に退避し,その後京都市一条堀川に再建,さらに1587年(天正15年)豊臣秀吉による
聚楽第の造営によって、現在地へと移転するといった変遷を遂げています。しかし本阿弥光悦作庭による「三巴の庭」
や画家長谷川等伯の絵画など,桃山時代の文化遺産を誇る寺院でもあります。

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