岡山市内を流れる旭川。その西岸に沿って走る県道27号線を北上して
玉柏に向かう側道を山に入って行くと,右手奥の山中に塔の姿が見えます。
金山寺の三重塔です。
寺伝によれば,奈良時代749年(天平勝宝元年),報恩大師が孝謙天皇の勅命により開創し,
後に備前四十八箇寺の根本道場となったとあります。
三重塔は,江戸時代後期1788年(天明3年)に築造されたものです。
金山寺の本堂は,1575年(天正3年)頃,宇喜多直家の寄進により建造された国の重要文化財でしたが,
昨年末に焼失してしまいました。ほんとうに残念なことです。