堂宇の光影

寺院建築の優美さ・秀麗さを追いかけています。
最近,更新に取材が追いつかず・・・
今しばらくお待ちください。

長命寺・紅葉

2011年12月04日 | 滋賀
滋賀県近江八幡市の琵琶湖畔にある小高い山を石段にして800段余り登ったところに長命寺はあります。

伝承では聖徳太子がこの地を訪れたとき第12代景行天皇の時代の武内宿禰による長寿祈願の文字を発見し,
十一面観音を安置して長命寺を開基したとされています。

紅色の堂塔が連なる手前に,それに勝るとも劣らないもみじがあり,この構図の写真を撮るためわざわざ
出掛けた一枚です。
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百済寺・山門

2011年11月23日 | 滋賀
滋賀湖東三山の最後は百済寺(ひゃくさいじ)です。寺伝は606年聖徳太子の建立と伝えています。
左右に黄色く色づいた銀杏を見ながら,角に幾分丸みを帯びた長い石段を登っていくと,大わらじを
配した山門が出迎えてくれます。

早朝の訪問だったのですが,門の奥先に一足早く参拝に来られた若いカップルの姿があり,絵にとても
素敵なアクセントをつけてくれました。
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金剛輪寺・本堂

2011年11月20日 | 滋賀
昨日に続いて,滋賀湖東三山の紅葉をお届けします。金剛輪寺は奈良時代,行基による開基とされる古寺です。
写真の本堂は鎌倉時代の再建で,その後,織田信長の兵火をまぬがれ,国宝指定を受けています。

紅葉と共に寒桜の咲く姿を写し込むことができました。
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西明寺・三重塔

2011年11月19日 | 滋賀
この時期になると紅葉の古寺を回りたくなります。各地とも休日はすごい人のにぎわいですが,その人影を
避けて撮る工夫もまた,楽しいものです。
けれども今年は暖冬なのでしょうか,紅葉の色づきがいま一つに感じます。鎌倉のお寺で聞いた話では,初秋
の台風が巻き上げた潮が木々に降りかかったため,葉が枯れているところが多いとのことでした。


そこで,これまで撮り溜めた中から,まずは,滋賀,湖東三山の一つ西明寺の国宝・三重塔をアップして
みました。
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西明寺・三重塔

2010年11月18日 | 滋賀
滋賀の「湖東三山」の一つに数えられる西明寺です。寺伝によれば,834年(承和元年)の開基で,その後,仁明天皇
の勅願寺となって寺領が寄進され,諸堂が建築されたとのことこです。本堂の右手(南側)に立つ国宝の三重塔は,
鎌倉時代後期のもので,和様の均整の取れた塔です。

昨日,★一ついただきました。振り返っている塔は,ちょうど昨年の今頃,訪れたところで,未Upの写真を掲載してい
ます。よろしかったら過去のページも見てやってください。ゲストさんありがとうございました。
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石山寺・多宝塔

2010年11月17日 | 滋賀
石山寺は,747年(天平19年),聖武天皇の発願によって当時,東大寺別当であった良弁(ろうべん)が,聖徳太子
の念持仏であった如意輪観音を祀ったことを起源としています。京都清水寺,奈良長谷寺と並ぶ観音霊場で,平安
時代には女官による石山詣が盛んに行われ,その様子は,「蜻蛉日記」,「更級日記」,「枕草子」などにも登場し
ます。また,紫式部が,石山寺参篭の折に「源氏物語」の着想を得たとの伝承もあるそうです。写真の多宝塔は,
1194年(建久5年)の建立で,国宝指定を受けている数少ない多宝塔です。
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園城寺(三井寺)・三重塔

2010年11月16日 | 滋賀
滋賀大津にある園城寺は,672年の壬申の乱に敗れた大友皇子の子,大友与多王が父の霊を弔うために創建したこと
に始まるとされています。また,別名の三井寺は,天智,天武,持統天皇の誕生の際に御産湯に用いられたという
霊泉があることに由来します。西国三十三所観音霊場巡礼の第十四番目の礼所でもあります。写真の三重塔は,1597
年(慶長2年)豊臣秀吉が伏見城に移築した大和の比蘇寺のものを1600年(慶長5年)徳川家康が寄進したものです。
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石山寺・本堂2

2010年04月30日 | 滋賀
石山寺には,平安時代に女官の石山詣が盛んに行われたようで,清少納言は「枕草子」で「寺は壺坂,笠置,
法輪,霊山は,釈迦仏の御すみかなるがあはれなるなり。石山,粉河,志賀」と,また「蜻蛉日記」,「更級日
記」,「和泉式部日記」の中にも石山寺は登場してきます。さらに石山寺を有名にしてるのが,紫式部が「源氏
物語」の着想を得た寺とされていることで,本堂には「紫式部の間」が造られています。
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石山寺・本堂

2010年04月29日 | 滋賀
石山寺の本堂(国宝)は,正堂と礼堂の2棟の寄棟造りを合の間でつないだ形となっています。正堂は,
1096年(永長元年)の再建で,滋賀県では最古の建築です。合の間と礼堂は淀殿の寄進で,1602年(
慶長7年)に建立されたとされています。写真は礼堂を南東の石段下から見上げたもので,懸造の長い
柱の木組みが見事でした。

昨日,★三ついただきました。石山寺の多宝塔は比較的広く開けた広場にあり,どの角度からもその美
しい姿を眺められる塔です。気に入っていただいて光栄です。ありがとうございました。
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石山寺・多宝塔2

2010年04月28日 | 滋賀
石山寺の多宝塔は,上重の塔身幅に比べて下重の平面が広く安定感があり,桧皮葺の屋根の反りも緩やかで
優美さを醸し出しています。現存する多宝塔のなかで最も美しいという人も多いです。かつて4円切手のデザイン
にも用いられています。塔が東南を向いているので,写真には収めやすいですが,やはり午前中の光が細部に至
り,よいように思います。
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