出釈迦寺は、曼荼羅寺から南、我拝師山に向かって数分歩いたところにあります。
ここは空海7歳のとき、、「将来仏門に入り、仏の教えを広めて多くの人を救いたい。私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。
もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」と、断崖絶壁から身を投じたところ、紫雲が湧き、釈迦如来と羽衣をまとった天女が舞い降りて、
空海を抱きとめたという「捨身ヶ嶽」縁起にゆかりがあるところです。
空海が身を投じたとされる場所は、寺からさらに100mほど登った場所にあります。
出釈迦寺は、曼荼羅寺から南、我拝師山に向かって数分歩いたところにあります。
ここは空海7歳のとき、、「将来仏門に入り、仏の教えを広めて多くの人を救いたい。私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。
もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」と、断崖絶壁から身を投じたところ、紫雲が湧き、釈迦如来と羽衣をまとった天女が舞い降りて、
空海を抱きとめたという「捨身ヶ嶽」縁起にゆかりがあるところです。
空海が身を投じたとされる場所は、寺からさらに100mほど登った場所にあります。
善通寺から北西へ戻ること徒歩約15分。川沿いの道を奥に入ったところに
甲山寺(こうやまじと読みます。)はあります。この付近は空海が幼少期に遊んだ場所で
嵯峨天皇の命を受けて,満濃池を造成したあかつきに賜った銭の一部を充てて建立したと
いわれています。
弥谷寺から約3.5km。前半は山の中のちょっとしたハイキングコース、後半は国道沿いを歩きます。
縁起によれば、曼荼羅寺は四国霊場で最も古い596年(推古4年)、讃岐の領主・佐伯家の氏寺として創建され、
当初は「世坂寺(よさかでら)」と称されていました。
806年(大同元年)、空海が唐から帰朝し、その翌年、亡き母玉依御前の冥福を祈るために寺を訪れ、
唐の青龍寺にならって伽藍を建立。金剛界と胎蔵界の曼荼羅を安置し、寺名を「曼荼羅寺」に改めたとあります。
善通寺の西院は,空海の出自である佐伯家の邸宅があり,1249年(建長元年),その跡地に御影堂を中心とした「誕生院」が整備されたとあります。
現在の御影堂は1831年(天保3年)に再建され,昭和11年に修復されたものです。
仁王門
御影堂
護摩堂
善通寺の東伽藍は,1558年(永禄元年)の兵火により,創建当初の伽藍諸堂は全焼しましたが,
その後,生駒,京極といった讃岐の大名を始め,朝野にわたる援助により再建が進み,現代に至ります。
五重塔は,1845年(弘化2年),仁孝天皇の綸旨により再建が始められ,1902年(明治35年)に完成しました。
JR四国土讃線「善通寺駅」から西へ徒歩約15分。
四国八十八箇所霊場75番札所善通寺があります。
当地は空海(弘法大師)生誕の地で,善通寺は空海の父,佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ,
法名善通)から土地の寄進を受け,平安時代初期813年(弘仁4年)に落成,
長安の青龍寺を模したとされ,創建当初は,金堂・大塔・講堂など15の堂宇であったと
いわれています。
南大門
境内 左、金堂・右、五重塔
金堂は、江戸時代元禄年間(1688-1704年)の再建
本堂より少し下がった山の斜面に多宝塔があります。参堂を歩いて行くと,大岩の上に建てられた塔を下から眺める
かたちとなります。
塔は1877年(明治10年)の建立のもので,銅版葺きの亀腹,下層の屋根が大きいのが特徴です。
斜面は急で,撮影の足場は悪かったですが,周囲の木々を切り払った後だったので,塔の全景をよく眺めることができました。
弥谷寺のある弥谷山は,奈良時代の天平年間に聖武天皇の勅願により行基が開基したと伝えられ,
弘法大師が8歳から13歳まで勉学に励んだ所でもあります。
また,古来より霊山(仏山)として信仰されたといわれ,日本三大霊場の一つに数えられたとされます。
霊山信仰を持った修験者により岩肌に刻まれた鎌倉時代の摩崖仏眺めながら,長いながい石段を登りつめると
背後に岩山を背負った本堂があらわれます。
外国人の女性お二人がお遍路姿で訪れていました。
JR予讃線「みの駅」からコミュニティバスで15分。「ふれあいパーク」バス停で下車して
弥谷(いやだに)山を数分登った山麓に弥谷寺はあります。
仁王門まではちょっとしたハイキングコース。そのあと370段の石段が続きます。
山の南側に少し開けた境内があり,修行大師の像と十王堂を桜が飾ってくれていました。
石段途中の観音堂 本堂はまだ先です。
本山寺の周囲は田園風景が広がっており,38mある五重塔の屋根は遠くからも確認することができます。
今も昔も,長いみちのりを歩くお遍路さんにとって,塔は行くべき先の目印として,安堵と頑張りの気持ち
を湧かせるように思います。
塔は1910年(明治10年)のものですが,細部に様々な彫刻が施された精巧なものです。