畳刺 父ちゃんの日々

町駕籠

房総のむら入り口、総屋(ふさや)の中に常設展示してある 《町駕籠》 の補修を頼まれました。

私も初めての仕事ですが、こういう仕事は中々出来ませんので二つ返事で引き受けました。

 
        担ぎ棒に鰍ゥっている草鞋が粋ですね

  

               もうボロボロです
      
   今までは縁のみで下紙も入っておらず、平刺しも返しも粗く・・・。
      

スダレ部分などは着いてる物を外して使います。

       
     茶qゴ部分に平刺しの糸を鰍ッ、返しは平刺しの糸に絡めます。       
      

      
           
   
          下紙も場所によって使い分けしました  
  
    

    
今までは普通のゴザ縫いでしたが、今回はなるべく裏にも糸を出さない縫い方で仕上げました
    
                 裏面です(内側)
    
  
        
                 包み茣蓙、表面です
    

    
       完成です。 自分なりに満足の行く出来になりました。


この町駕籠の茣蓙作りは仕事が終わってから一人、夜なべに少しずつやっておりました。
合わせて製作日数は 表張り(シワ伸ばし)などの段取りを含めて約3日という所でしょうか。


駕籠屋さんも本体の補修をしている為、町駕籠に取り付けはまだしていませんが、出来て取り付ける時が楽しみです。
完成したらまた写真を撮ってきたいと思います。

良い経験で、また楽しい仕事でした。

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コメント一覧

畳刺 父ちゃん
畳職人でございます。様

有難うございます。
寸法もそうですが、スダレなどを縫い付ける作業など初めてでしたので多少手惑いましたが、何とか仕上がりました(汗)

今回は手間を考えずにとりあえず材料費ぐらいで考えましたが、実際いくらもらっていいものか・・・?

私も早く駕籠に取り付けたところを見たいです。

ちなみにむらの呉服屋さんの畳は、全てグランプリ(島根県大会時)前に練習がてらにやった手縫いの板入れのサラが入っております。
この時も もちろん勝手に板を入れたので従来の(板入れ畳)半額以下での施工でした(・・・二度とやることは無いと思いますが)

先週までは上総の農家と下総の農家で親父ともう一人、むらの実演をされている親方で青の張替えをしたばかりです。
畳刺 父ちゃん
としひろ様

実は私もまだ駕籠に取り付けたところを見ておりません。
駕籠屋さんが仕上がったかどうか、確認して見に行きたいと思っています。
畳職人でございます。
http://www.tatami-hamoto.com/
凄いです。
お疲れさまです。
凄く大変な仕事だったと思いますが、
凄く楽しそうです。

房総の村にはまだ行った事が無いので、
行って研究しなくは。(^^;)
としひろ
すごい!
我が家はみんな房総の村がすきなので行った時勉強させていただきます。
畳刺 父ちゃん
hei-soda様

担ぎ手にも乗り手にもコツがいるんでしょうね。
私じゃ乗れそうもありません(笑)
おかげさまで珍しい仕事をさせてもらいました。
hei-soda
めずらいし物を見せていただきました。

一度乗ってみたいなあ(笑)
畳刺 父ちゃん
sugitatami様

私も早く駕籠につけたところを見たいです。
房総のむらで仕事をして12年。
色々な仕事を見たり、やったりとおかげさまで良い勉強をさせてもらっております。
sugitatami
http://www.sugitatami.com/blog
お疲れ様です。
 経験がありませんので、どの様になっているのか想像がつきませんが
面白そうな御仕事ですね!
 またチビ達を連れて行きたいと思います。
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