今日というのか昨夜というのかまるで絵に描いたような朧月夜であった。朧月夜といえば源氏のヤングギャルを思い浮かべる。あの設定を思いつく紫式部と言う御仁はやはりたいしたものだといまさらのように納得する。そんな日、新聞で共同通信の記事かしら「谷川岳 加藤滝夫、保夫」というのがあった。保夫がこっちを見て写っている。この素晴らしい登山家に一度だけ会ったことがあった。81年くらいかな。背が高くって男前でほれぼれするようないい男だった。指は2本くらいしかなかったけど。全然気にしたことはなかった。挨拶くらいしかできなかったけど懐かしい山の匂いがある人だった。それから、半年か1年後に遭難したんだよなエベレストで。「加藤保夫」って名前は不思議と忘れなかった。印象が強かったんだろうな。生きて、兄の滝夫さんとスイスで山岳ガイドをやりたかっただろうな。記事に書かれていたこと「誰も止めてくれなかった。次はどこへと期待する」悲劇はそんな中で起きたと。冒険家につきものだよね。これが命取りなんだ。考えさせられるね。でも「加藤保夫は懐かしかった。久しぶりに山の匂いを感じた。
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