今年は、四月四日から九日まで恒例の展覧会が決まっているので絵画教室ではみんな作品の選択やらタイトルのつけ方やらで熱気にあふれている。普段は大、中作品が一人二点と決められているけれど今回は特別に3点出せと言われて概ね3点を選んでいた。ところが、ここにきて出来のいい絵が出来たもんだから悩んでその絵を教室の持って行くとこれがいいから出品してと言われてまぁもう一つは横浜にでも出すかと承諾した。そこまではよかったんだけど。フィキサチーフかけてないからというとこれ使いと出してくれた。そこまではよかったんだけど「額がねぇ」と言い出して「こっちの額に変え」と言われて額を変えることに。その額のアクリル板が汚れていたのでマジックリンガラスクリーナーで汚れを取る。しゅっシュって。きれいになったところでマジックリンを置いたらよかった。持ったまま全く気付かずフィキサチーフと思って絵にマジックリンをかけてしまった。大失敗。人の絵でなくてよかった。全くのボケで「なんでこのフィキサチーフ泡が出るんだろう?」と思ってた。ワオーと泡だらけの絵を振って泡を落として様子を見た。この作品は、はじめて油絵の手法を使って重ね塗りして背景を仕上げメインはモデリングで盛り上げていたから普段の淡彩と違ってマジックリンで溶け出すこともなく耐えてくれたのが不幸中の幸い。ただ、6Bの鉛筆で端に描いたサインだけが滲んでいた。乾いてからあらためてフィキサをかけて額に入れた。「年取ると失敗が多くなるね」と言われたけど全く脳が動いてなかったから言い返しようもない。フィキサチーフで脳が動いているときに横からマジックリンが入ってきたから上手く対応できなかったんだね。一を聞いて十を知る脳も老いてはただの役立たずかと苦笑。マジックリンで洗った絵、出品するから見に来てね。と図々しさだけが老人の特権です。
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