フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

alwaysあの世前絵画教室

2012-02-11 09:19:20 | Weblog
信号待ちしてたら自転車で通りかかった風体怪しいおっちゃんから声かけられた。と思ったらおばちゃんだった。「どうしゆう?」からはじまってちょっとオシャベリ。その中で絵の話が出て絵を見せると「うちに描きにきいや」と勧められる。そういえば、こいつは絵の先生の娘だったなと思い出した。なんでも親父の跡を継いで絵画教室を主宰しているとのこと。自分は、ツルムのは苦手と言うより好きじゃない。そもそも組織というのが気に食わないタイプでけどあんまり言うから見に行くことにした。いちおうなんとかギャラリーとある扉を開けると作品がたくさん並んでいる。どれもすごく上手い。こんなレベルかよとおどろいて奥にはいるとそいつが先生って感じで坐っていた。簡単な紹介があって生徒さんたちが描いてるところを見せてもらった。みんな上手い。少なくともオレよりは。当たり前か。それより何よりその年齢におどろく。魔女の館かソドムの森か。みんな65歳以上だよ。デイサービスの変種かともいえる。そしたら奥でデッサンをしていた爺さんが「私は83歳」だって。なんだここは、「あの世前絵画教室」か。気に入ったぜ毎日が遺作だなんて。聞けば、別の曜日では若い人もいるとか。若いといっても50代らしいけど
僕は、「ご臨終教室」と呼んでしばらく通うことに決めた。どうなることやら。
コメント
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