薩摩芋郎 STORY

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SHOCHU IS MY LIFE

タニーヤン・ネパール放浪ダイアリーズ13<天上の天使>

2005-10-02 | Weblog
4月2日、くもり
朝6時30分起床。ネパールじゃおじいみたいに早起きじゃ~。
簡易蛇口からでるちょろちょろ水で顔を洗い歯を磨く。
高台の広場に行くが靄で残念ながらヒマーラヤが半分程度しか見えない。
しかたなく村を散策。鶉?さんやヤクさんや犬さんに頻繁に遭遇。
小学校で入学式の準備をしていた。先生や児童がゲートやパネルを
鮮やかな色彩の布でディスプレイしている。
どの子供達の目も赤ちゃんのように澄みヒマーラヤに負けないくらい
輝いた表情をしている。悪ガキっぽい男の子もいて見てて飽きない。
しばらく小径の脇の小高い場所でボケッと子供達を見ていたら右の方から
3人の女の子が肩を組み談笑しながら近づいて来た。
「ナマステー」思わず声をかける。
「・・ナマステー・・キャハハハ」はにかみ笑いながら応えてくれる。
パチリ。天上の天使達の笑顔は僕の海馬にしっかりと刻み込まれた。

高台に戻るとガイドが欧州系美女をナンパ中だった。来いというので
僕も合流し写真を撮りあったりヒマーラヤのこと旅のことなど話す。

昼頃、下りはじめた。途中、カトマンドゥのホテルでいっしょに呑んだ
日本人女性が一人で登って来た。もう一人は登る途中で気分が悪くなり
とんぼ帰りしたそうだ。下りきりフェディからバスでポカラに帰る。
ガイドがドライバーと交渉し、他の乗客がいるにも関わらずホテルの入口
まで送迎してくれた。このアバウトさがたまらない。
ホテル着後、冷たいシャワーで疲れを洗い流ししばしポカラ散策。
おみやげ屋さんでアクセサリーやオリジナルTシャツ(THUNDER BIRDSの弊社
ロゴ入り)を20枚オーダー。明日持って来てくれるとのこと。明日帰るんで
ちょっぴり不安だ。

4月3日早朝
朝6時起床、何気なく窓から外を眺めてたらTシャツショップの男が大きな袋
をサンタのように抱えやってきた。僕が昼前にカトマンドゥに帰ると言ってたんで
約束を守るため必死で夜中3時までかかって一生懸命製作したそうだ。
そのピュアで朴訥な表情で語る男を見てなんかじわっときちまった。
残金を払う時、ふと手を見ると汚れているが職人の誇り高き逞しい指だった。
ちゃんと届けてくれるのか不安に思った自分を恥じた。

*天上の天使

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