3の妖力 NikonF3

「師匠！生きてるかい？」
「おーアニキ〜！こんな時間にまた離婚案件ですかい？」

師匠とはプロカメラマン。拙者が現役のプランナーでバリバリの頃、一緒に
南の島にロケ撮と称して呑んだくれ旅したり、学会の中継で記録写真を撮ったり
ときどきCM撮影したりした戦友でありカメラの師匠でもあるYちゃん。
いつものように酩酊状態で真夜中電話したのね。

「昼間衣替えしてたらクローゼットからフィルムが出てきたもんだから、Yちゃんのこと
思い出して電話したっちゃ。ねえ、フィルムカメラ余ってたらちょうだい」
「今カメラはライカとCanonしかないからなあ。レンズだったらRレンズが
あるんで差し上げますよ」
「Rシステムは重いけんねえ。。NikonF3はどうしたん？」
(ちなみに拙者はその頃ライカM6,R6,CONTAX G1など使っていた)
「とっくに売却？だっけ、手元にないっす」
「F3カッコよかったよなあ」
「カッコよかったっすよねえ」

みたいな話を延々と。
で、今、YouTubeやヤフオクなんかで舌舐めずりしながら
必死に購入意欲を抑えているカワイイ俺。

X-E3,X-T3,,そしてNikonF3,,,
魅惑の3、妖力？魔力1000%の3、、
とかわけわからんこと呟きながら。