薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

赤い自転車の男

2005-06-21 | Weblog
雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ
赤い自転車の男はイタリアの名車「Bottecchia(ボッテキア)」愛称「ボッキー」
で毎日片道約40分かけて通勤する男だ。
(ただ交通費を浮かせ焼酎代にするためだけなんであるが・・)
その昔酔っぱらって自転車に乗り大型犬と激突、全治6ヶ月鎖骨粉砕骨折の痛さにも
負ケズ、東に自転車に乗ったレディを見つけたらしっかり流し目で確認し、
西に虐待する輩がいたら全国に張り巡らした闇の芋焼酎組織「いもいもしてて
いーもん黒麹団」に指令を出し、吹き矢でしとめた上で伊達直人のように陰で
しっかり応援し、南に自殺を考えているかよわき乙女がいたらやさしく
「今日は何も考えずにひたすら呑も」と語りかけ、残された者の悲しさや苦しみが
いかに大きいか、アル中のように毎日呑んで、呑んで、呑んで忘れようとしても
「何とかしてやれなかったんだろうか・・・」と自分を責め悩み、たまに涙し、
ずーーっと忘れることができないことを身をもって知るひとりの人間として必死に
ひきとめ、北に焼酎の蘊蓄だけをたらたらたらたらたれる男がいたら
「僕はたかだか30年焼酎を呑み続け、たかだか1,000種類位の焼酎を呑みほし、
1日たかだか4~5合位しか呑まないかごんま出身の男ですが・・・えっ?
焼酎が、な、何ですって?」と右手に一升瓶を握りしめ座った目できっぱり言い放つ。
サウイウ男ニ私ハ、ナリタイ。

裏ノ居酒屋ニイマス。

*僕の愛車「ボッキー」(My Officeにて)