セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

ダークファンタジー

2006-06-05 00:37:55 | 特撮
007悪役列伝その17『ゴールデンアイ』
敵のアレックは、元MI6の同僚にして
テロ組織「ヤヌス」の首領、という設定。
二面性を持つ神のモチーフが生きてて、格好良かったです。

ブロスナンボンドまで来ましたね。もう一息。

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『ウルトラQ dark fantasy』を見ました。

本家『ウルトラQ』が好きなので、このリメイク版も興味津々で鑑賞したのですが・・・
まだ最初の5話を見た段階ですが、現代的で、本家とは大分方向性が違う印象を受けました。怪獣や宇宙人はあまり姿を見せず、日常の中の「小さな食い違い」の先に真っ暗なひずみが顔を覗かせる、というテーマです。
本家に比べると非常に規模が小さな話ばかりで、『マンモスフラワー』や『2020年の挑戦』のような豊かなイマジネーションはないなぁ、という印象でした。これはこれで、愛すべき『小品』ではありますが。

シリーズをちょっと先取りして、日本が誇るウルトラカルト監督、実相寺昭雄監督作2本も鑑賞しました。実相寺監督は10年ほど前に『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』という劇場版を撮っていて、正直意味不明でしたが、今回もかなり意味不明^^; 幻想・闇・退廃美のビジュアルセンスは相変わらず冴えてましたが。
この人に、作品を好きに撮らせたら常人には理解できないものしかできないんだろうなあ…ある程度制約の大きい作品のほうが、後世に残る作品になっているような気がします。

出演者は、深夜のテレ東番組にしてはかなり豪華。
本家の「一の谷博士」にあたる「渡来教授」を演じるのが草刈正雄で、変人教授っぷりを発揮していて良かったです。
ナレーションの佐野史郎もノリノリなんだろうなぁというのが伝わってきます(笑)
気が向いたら、またチョコチョコ見てみようかな、と思うシリーズでした。