goo blog サービス終了のお知らせ 

出版屋の仕事

知識も経験もコネもないのに出版社になった。おまけに、すべての業務をたった一人でこなす私。汗と涙と苦笑いの細腕苦労記。

出版記念パーティー

2005年12月06日 | 発売前
本日は著者との打ち合わせに出かけた。

内容の確認はほぼ終わっている。「いついつ頃に著者校を頼むよ」とか「イラストの確認はどこまでしたいか」など、ほとんどがスケジュール管理的話だった。

前回書いたように有名な人なので、出版記念パーティーについて確認するということも、大きな議題の一つだった。たまたま、10年ほど前に本を出したときにはパーティーをしたという話を別の人間から聞いていて、なら今回も…と提案した。

大きな宴会や何かのお披露目パーティーの手配をしたことはある。とにかく面倒だ。自分自身が招く側なら事は簡単だが、「招く人間」の代わりに手配するとなると、打ち合わせ項目は倍になる。

出版記念パーティーというものは初めてだ。開催するのも初めてだし、招かれたこともない。

なんとなく、出版社が開催して著者を祭り上げるもんだと思っていた。

以前どこかで、「誰それの出版記念パーティーで○○出版の誰それと会って…」ってなことを読んだことがある。業界の人がワーッと集まってて、著者そっちのけで旧交を温めたという感じだった。

うーん、よくわからないが、とにかく相談した。

そしたら、自分でやると言う。逆に、出版社側の客のリストをくれと言われた。

確かに、「出版記念」なるものは10年ぶりだし、ファンの方々へのお披露目だけで数百人のパーティーになってしまう。

私はどうしたらいいんだろうか。

なにしろ出版業界の知り合いは、少ない。ネットを通じて知り合えた若い編集の人とか、第一線を退いた人くらいしか知らない。

でも、立食パーティーに「知らない者同士」というのは、日本では辛い。それに、やはり「やっと知り合いになれた人を呼ぶ」ってのは、出版記念パーティーにはどうかと思う(当たり前)。

ここは、(日頃は文句ばかり言ってるが)取次に相談するべきか。大手書店などを呼ぶのが一般的なのか。あるいはとにかくマスコミに声をかけるのか。

そもそも、版元が「ご招待」するものなのか。

せっかくだから実り多いパーティーにしたい。これから数ヶ月のうちに猛勉強をしなければならない。

---

勉強はしますが、出版記念パーティーなるものについて少しでもご存知の方、コメント欄に「こうだったよ」情報をぜひお願いします(ペコリ)。

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ある編)
2005-12-06 20:15:58
作家の方やジャンルにより呼ぶ人はそれぞれだと思いますが、基本的には著者と懇意な書き手、編集者、読者、それ以外の編集の方などがいればいいかと。



初対面の人が多いのは辛いものですが、基本的に出版記念パーティってそんなものかもしれません。



(他の方の意見も参考にしてくださいね)
返信する
ある編さん、まいどどうもです (タミオ)
2005-12-07 09:42:07
著者と懇意な書き手→きいてみる

編集者→前に出したところの社長か、きいてみる

読者→著者の呼ぶお客さん以外を考える

それ以外の編集→業界紙みたいなとこだろうか



この方たち、ご招待するんでしょうか?
返信する
Unknown (さすらいのもの書き@ログアウト)
2005-12-07 11:53:26
それこそ、両国のあの方に聞いてみると、基本的なことを教えていただけるのではと思われます。

返信する
さすらいさん、まいどです (タミオ)
2005-12-07 18:27:34
本日、聞いてまいりました(笑)

でもいろんな話を伺いたいのですよ。
返信する
Unknown (ミム)
2005-12-16 02:35:13
はじめまして。今日はじめてこちらに来て、楽しく拝見させていただいてます。

わたしはライターでときどき出版記念パーティーというものに招かれますが、わたしが行くようなのは、ほぼ顔見知りレベルで、打ち上げパーティー的なものが多いです。

が、来春、大規模なパーティーに誘われており、出席者も大御所な方々が名を連ね・・・でも会費制で壱万円だそうです。会場は、いま失念していますが、溜池・赤坂あたりのホテルだったような。

わたしは気が引けるたちなので、行っても長居せず、てきとうに帰れる立食が個人的にはよいかな~なんて。
返信する
ミムさん、はじめまして (タミオ)
2005-12-17 14:17:09
ああ、そういう感じをなんとなく想像してました!

やっぱり業界内のコネクションなしに「楽しく集まる」のは無理そうですね~。
返信する

コメントを投稿