田牧 大和 著
「鯖猫長屋 ふしぎ草子」(6)
田牧 大和(たまき やまと)さん
最初、男性作家さんだとばかり思って読んでいました
でも、違っていました
女性でした
市井ものを読むなら藤沢周平さんか宇江佐真理さんと思っている私
その宇江佐さんが生前
「時代小説は新人が花盛り。
その筆頭が田牧大和さんだ。」
と絶賛されていました
私も田牧さんの本、大好きです
鯖猫長屋シリーズも9月に7巻が発売されました
これが図書館に入るには数か月は待たなくては・・・・
今年3月に出た6巻がやっと図書館から順番きましたよメールが入りました
今回もやはり面白かったですね
特に長屋物が好きなもので・・・
猫好きは勿論のことそうでない人でも十分すぎるほど楽しめます
読むならやはり1巻からがいいかもしれませんね
なんせ猫がメインですから
特殊能力(?)を持つ鯖猫のサバが難事件を解決していきます
だから一応ふしぎ草子ってついてます
このサバの飼い主が、サバの絵を描いて生業をたてている絵描き拾楽
彼は、実は昔はねずみ小僧みたいな泥棒だった
が、今は足を洗ってこの鯖猫長屋に気を消してひっそりと住んでいるのですが
長屋の住人からあれやこれやと頼まれてしまいます
難事件も持ち込まれます
サバに尻を叩かれながら動く拾楽さん
時折、昔取った杵柄を使って
ここが結構かっこいい
そして、この長屋に住む気立てのいいおはまちゃんにも惚れられてしまいます
そのおはまちゃんに昔のことを知られてしまい
さてどうする拾楽さん
みたいな感じ
時代小説を読み漁っている今日この頃ですが
どこがいいか
何かためになっているのか
なんて愚問
面白ければいい
読んでいる間はその長屋の一員になって
やいのやいのって言ってます
これが楽しいんですよね
人間関係に悩んだり行き詰った時には自己啓発本を手に取ります
でも、近頃は人を悩ませても自分は悩んでないのか
そっち系の本には用がないようです
今は幸せってことですかね
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