小さな幸せ

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あおなり道場始末

2019-01-18 09:01:19 | 読書

 

 

葉室 麟著

「あおなり道場始末」

 

装画 スカイエマ

 

葉室さんの本にしては珍しいポップな感じ

 

 

 

神妙活殺流の道場主 青鳴一兵衛が亡くなった

残された3人の子ども

 

長男は20歳権平

昼行燈のような性格

長女17歳千草

男勝りで剣術の腕前は兄より上か?

次男12歳勘六

神童の誉れ高き秀才

 

 

この三人全く性格も顔も似てない

 

というところが味噌

 

まあ、話の内容はともかくも

この3人の掛け合いが面白くて笑ってしまいます

 

最後のシーンも心地よくて

こういう本もいいですよ~葉室さんって伝えたいけど・・・

 

この本の中で葉室さんのメッセージはこの台詞で

 

「そうです。わたしはわかったのです。

大切にされたかではない。

誰を大切に思っているかなのだと。

わたしは妹の千草と勘六を大切に思っています。

ひとを大切の思うものは、ひとから大切に思われるのです」

 

新春に読むには

重くなくて、心が軽くなるいい本でした

 

コメント
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