小さな幸せ

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善き人のためのソナタ

2007-05-31 20:18:33 | 映画

のいばら

 

 

とてもいい映画をみました。

ドイツ映画「善き人のためのソナタ

最後の30秒で感動の涙がす~と流れます。

ベルリンの壁崩壊の5年前。
国家保安省(シュダージ)のヴィスラーは忠実な局員。
反体制的証拠をつかむため、彼は一人の劇作家を盗聴することになります。
この仕事に成功すれば、彼の出世は保証されています。

劇作家ドライマンと同棲している恋人との生活を、一部始終ヴィスラーは壁の向こうで聴きます。

やがて、ヴィスラーの内面に少しずつ変化が出てきます。

恋人同士の交わす愛の言葉。
ドライマンと友達が語り合う自由思想。
そして、音楽と文学。

彼は今まで知ることのなかった世界に目覚めていきます。

そして、彼のとった行動は、ドライマンと恋人の愛と、ドライマンの芸術家としての才能を守ります。

その結果はヴィスラーは、出世への道も絶たれ、閑職に追いやられます。
しかし、そこでも自暴自棄になることもなく、単調な仕事をやり続けます。

それから数年後、ベルリンの壁は崩壊します。
ヴィスラーの生活は何も変わりません。

一方、劇作家ドライマンは、恋人も失い目的も失い何も書けなくなっていました。

自分はどうして盗聴されなかったのだろうか?
という疑問に

「君の24時間はすべて盗聴されていた」
と聞かされ、はじめて、ヴィスラーの存在を知るのでした。
そして、彼は再びペンを取ります。

ある日、ヴィスラーは本屋で彼の本を手にとります。
感慨深げに表紙を開きます。


表紙をめくった最初のページに書かれていた言葉が・・・・。

ここからが、この映画の最後の30秒です。

この映画またはビデオで見て、泣いてください。

 

この邦題の「善き人のためのソナタ」ですが、その割には、この曲の扱いは少ないんですね。
でも原題を訳すと「他人の生活」だとか。
それでは、まんま過ぎますね。

このヴィスラーを演じた俳優さん、誰かに似ていると思ったのですが、思い出しました。
ジェフ市原で活躍していたリッティーことリトバルスキー。
今は、アビスパ福岡の監督。
ドイツ人ですものね。

アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞しています。
監督は若干33歳。

先日、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した河瀬直美さんも37歳。

30代の若い監督さんが頑張っています。

 

今日の私の小さな幸せ

 

昨日は、広島カープはロッテにやられてしまいました。
青木投手が、なかなかむくわれません。

今日も、今日も、成瀬を打てません。

これが今日の幸せ?


早めに今日の更新ができたこと。

コメント (24)
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