蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

時鳥・不如帰・ほととぎす

2012-06-10 10:25:17 | Weblog
今年はほととぎすが来ないなあと思っていたが、
一昨日、朝出掛けに向かいの家のアンテナで鳴いているのを発見。
あ、ついに、来たか!
しかも、はじめて姿も見た!意外と大きくて、ちょっとびっくり。
ヒヨドリとハトの間くらいの大きさ、らしい。なるほど。
今日は朝から鳴き交わしながら飛び回っている。
ちょっと出遅れたし、早く卵産まなくちゃ、という感じ、だろうか?

ほととぎすほど、日本の文化に馴染みのある鳥も少ないのではないだろうかと思う。
一番知られているのが、もちろん三人の天下人(信長、秀吉、家康)の句なんだけれど、
実際、鳴かないほととぎすなんて、いるんだろうか?
けっこう、朝も夜もうるさいんだけど。
夜のホトトギスの声が珍重されたというが、夜はけっこう、響き渡る。
現代ですらそうなんだから、音のない昔ならもっと聞こえたのでは、と思う。

目には青葉山郭公初松魚 山口素堂
谺して山ほととぎすほしいまま 杉田久女
ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ残れる 藤原実定

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