蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

UDON

2006-08-31 01:07:56 | Weblog
 今月いっぱい有効期限の映画の券。大あわてで探した映画がUDON。3年前にブームに乗って讃岐うどんツアーに行きました。その思い出に浸れるかと思い、見に行きました。山越や宮武、おがた、なかむらなどなど、ああ、この店いったねえ、ここ覚えてるねえ、という懐かしさで見てました。でも、この映画の話はブーム絶頂期の話だけではなく、そのブームが去った話も。ブーム、去ってたんですねえ。それも知らんかった。私たちが行ったときは多分最盛期。どこの店も並びました。全国から人が来ていました。確かに、あちこちに迷惑をかけていたことでしょう。路上駐車、交通渋滞、ゴミ、傍若無人な観光客たち・・・急遽大駐車場を作ったと思われるところもありました。
 そして、確かに、私たちが行ったときも、四国のうどんというにはうどんは細く、柔らかくなっていました。早くゆであがるようにということだったらしいです。客の回転を速くするために。客を客と思っていないような対応も受けました。3人で行って2ハイしか頼まなくて怒られました。四国の人は本来穏やかで親切だったのに。急激なブームとは人を変えるんでしょう。何かを新しく得るということは何かをなくすということ、だそうです。
 そのブームが去った今、讃岐は今どうなっているのか。最近は有名だった製麺所のうどんが通販で売られています。でも、毎月いろんな店のうどんをお届け、みたいな、セット販売です。それぞれの店の個性とか、固定客ではありません。個々の店だけではもう売れないんでしょうか。通販に出している店は多分、ブームの時に大がかりな機械を導入した店でしょうね。本当の手打ちでは通販にはのせられないもの。
 ブームが去り、人が少なくなって落ち着いた讃岐では、元の固くて腰のあるしっかりしたうどんはよみがえってるんでしょうか。今日映画を見ていて、ちょっと確かめに行きたくなりました。マスコミにあおられ、ブームにあおられ、讃岐をだめにしてしまった当事者の一人として。

かみなりっ

2006-08-26 18:25:06 | Weblog
 遠くから聞こえてくるごろごろの音。夏も終わりかなあなんて感傷に浸りながら。いいかげん、このあたりで一雨来てくれないと辛いなあ、なんて思っていたが、なかなか近づいてこない。なんだか気のなさそうな(雷にきがあるとかないとかあるのか?)音だし。
 そう思っていたらちょっと降り出した。これくらいの雨で終わったら腹立つよなあ、なんて言ってたら、突然、大粒の雨とともに、すごい雷が落ちた!真横で!情けないことに、飛び上がってしまった。
 何より、パソコン、使用中。まさか、入ってないよな?その方が恐怖。仕事中やし・・・
 そのまま、1回こっきりで雷は遠くへ行ってしまった。
 悪口が聞こえて、懲らしめたろ、なんて思ったか?へいへい、十分思い知りました。

 ちょっと降って、やっと涼風。こうして夏は終わっていくんだろうなあ。

めだか増殖中

2006-08-26 14:07:22 | Weblog
 最初のめだかはいつ買ったんだっかた。ゴッド母ちゃんめだかはまだ生きている。3年?4年?そして、今も卵を産み続けている。この1世代目のメダカはもう、メダカとはいえないくらい大きくなっている。こんなに長生きするとは思わなかった。

 今年、新たに10匹買い足した。そしたら、卵を産むわ、産むわ。
 でも、小さなところで飼っているためか、卵がかえらない。どうも食べているようだ。この間は、卵を抱いたメダカの口に卵がくっついていた。こいつ、自分も卵を産みながら、他人の卵を食べてるな??

 先日、水を換えるために全部のメダカを2日間一つのバケツに入れた。今日そのバケツを見たら、数え切れないくらいのメダカの赤ちゃん。ちょっと、うへえ、と思うくらいいる。さて、これがどれくらい生き残るか。今のところ、元気。そして、ちょっとびっくりさせると、みんなでワープする。なかなか楽しい。ちょっとバケツを揺すってみては和んでいる。

 うちのメダカはヒメダカ(赤っぽいからこんな名前なのか?)。今年買ったメダカの中に黒メダカが混じっていた。これが混じるとどんなメダカになるんだろうねえ?そう思ってみてみると、今年買った中にちょっと黒が混じったヒメダカがいる。すでに混じっているのかも。
 それにしても、自然界に昔は多分ものすごくいた在来の日本のメダカは今はどこにいるんだろう。日本メダカは1年で死ぬらしい。うちのメダカのように何年も生きて、しかも毎日卵を産むような、強いのが入ってくると追いやられてしまうんだろうね。メダカが泳いでいる川って、まだ日本にあるのかなあ。

 ちなみに、うちのメダカは歌のようには並ばない。イワシのように一緒に行動するなんてことはない。危険がないから?小さな魚も危険がないと思えば団体行動はしないのか?う・・・ん、今の日本みたいやなあと思ってしまったよ。

交通調査

2006-08-22 22:40:42 | Weblog
 先日、難波駅を出てしばらく歩くと、道ばたに男の子が一人、椅子にぐたっと座っている。確かに暑い日。日陰もないところ。何してるんかなと思って見てみたら、カウンターがたくさんついた、例の交通調査セット。でも、一人。そして、どう見ても彼はぐたっと寝てる。それが朝の10時。
 仕事の帰り、また同じ道を通る。夜の8時半。驚いたことに同じ彼が同じ姿勢でまた座っていた。朝からずっと座ってたのか?さすがに晩は起きていたが。そして、私が通ると、三つも四つもカウンターを押していた(ような気がする)。
 この交通調査、どれほどの効果があるのかとよく思う。どれほどデータとして生きているのか。それより何より、こんな、難波とはいえ裏道の端っこの、あまり人も車も通らない道でたった一人で行っている交通調査は何の役に立つのか?

 学生時代に一度だけ交通調査のバイトをしたことがある。何人かで組んで、京都の狭い道の、どこから車が入り、その車がどこへ出て行くかを調べる調査。朝から夕方まで、ずっと道ばたに座っていた。私たちは進入してきた車のナンバーと種類をひたすらカセットに吹き込む。多分、どこかでは出て行く車のナンバーを同じように吹き込んでいたのだろう。カセット、というところにも時代を感じる?
 バイトが終わって、バイト料ももらって、次の日に聞いた話。カセットの電池が弱ってて、ちゃんと録音できてなかったんだって。私たちの一日は何の役にも立たなかったのね。
 学生バイトなんて、こんなもん。(!!!)

 さて。難波の交通調査のだれっとした兄ちゃん。よく、コンビニで性別や年齢を入力してデータにするというが、あのたくさんのカウンターはそういうものを入力していたのかもしれない。いくつもカウンターを押していたのは、性別と、年齢と、あとなんなんだろう?年齢をいくつに入れたのか、ちょっとかなり気になるところだ。

怖い話

2006-08-17 20:09:05 | Weblog
 今日はとっても怖いものを見た。大川に架かる橋の上から川を見ていたら、なにやらばしゃばしゃしている。よく見ると、数匹の亀がよりかたまってばしゃばしゃしているのである。いったい何に?と思ってみていると、どうやらフナにたかっているのだ。40センチはあろうかという大きなフナ。しかも、瀕死とはいえ、まだそのフナは生きて逃げようとしている。逃れようとするのだが、そのフナに亀がかぶりつく。騒ぎを知った別の亀もそこに参加しようとしている。
 生きると言うことはこういうことなのだと思いつつ、それでも生きたままかぶりつかれているフナが哀れで。

 でも。数年前、四万十川の上流にある水族館に行ったときに、たまたま飼育している魚たちにえさをやるというイベントに参加したことがある。もちろん、えさとはすなわち魚の切り身。それを魚に投げてやるのである。当然、魚たちがよってたかってかぶりつく。それを感動しながら見ているのだ。確かに、投げ入れているのは切り身で、生きてはいないが、多分ついさっきまでは生きていたと思われる。これと今日の亀と、どこがどう違うのか。最近は水族館や動物園で魚や動物のえさを食べるシーンが見物になっているが、考えたら残酷なものを見ているのだ。ラッコが貝を割って食べるのをかわいいと見たこともきっとあるだろう。あれだって、あの貝は生きているのだ。生きたまま食べられる貝の身にもなってみいな・・・
 でも、それが生きると言うことだし。生きるためには必ず何かの命を犠牲にするということだし。ベジタリアンなら大丈夫かと言えば、それだって生きている植物を食べているわけだし。ドライフードならいいかというと、それもとは生きていたものを加工しているだけだし。
 加工したものばかり食べていると、命を食べているという感覚をなくしてしまう。それは、とても危険なことだと思う。生きていく上で必ず何かの命をもらう。そのことに人間である以上、感謝する心を忘れてはいけないと言うことを仏教では説く。

 生きたままの獲物に食らいつくという生物本来の姿を醜いと思うのは人間のエゴか。同族を食べる生き物をさげすむのは人間のエゴか。最近聞いた話。小麦粉を酢でこねると人肉の味がするという。だから、人身御供にする代わりに酢でこねた小麦粉を餅にして備える祭りがあるという。はてさて、人肉の味と同じと最初に言った人は、人肉を食べたことがあると言うことだよなあ・・・

夕焼けがきれい

2006-08-16 20:31:16 | Weblog
 今日はまだお盆休みのところが多く、朝は電車も空いていたし、だいたい乗っている人の人種が違う。いったい何してる人やねん、という人が多かった。朝からめちゃめちゃけばい人やつるつる頭の人や・・・
 朝は暑かったが、台風が来ているらしく、夕方は風が強かった。でも、歩きにはとても気持ちいい。駅からの道を気持ちよく歩く。涼しい中を歩くのはなんだか心も軽くなる気分。仕事で結構疲れてるんだけど、いい気候、というのは気持ちを軽くするらしい。これが暑いと、よけいに疲れるんだなあ。台風もたまにはいいことするらしい。
 帰り道でふと振り返ると夕焼け。台風の影響なのか、それともお盆の最終日はもう秋なのか、空が秋の色。あまりにうれしくて写真を撮る。残念ながら私の携帯の写真機能はレベルが低いのできれいにはとれないが、それでもこれくらいは。いい角度でとれるようにと、歩きながら場所を探しているうちにもどんどん色が変わっていく。家に着いた頃にはすっかり夕焼けも沈んでいた。たった10分ほどのこと。こんな風に空を見上げながら歩くのも久しぶりだなあ。
 もう少ししたら、虫たちも鳴き出すだろう。あんまり風が強いと鳴かないのかな?
 後ろでは娘がサッカーの試合見てる。さてさて、今日のオシムジャパンはどうなるやら。

へびがでた

2006-08-15 19:16:24 | Weblog
 昨日遅くに娘を迎えに行って帰ってきたとき。娘が門のところでなんか変な行動をしている。ま、いつも変なやつではあるが。『ヘビが門に巻き付いてる』らしい。私は暗くてよく見えなかったが、いたらしい。かなり緊張。つかんだらいややん。門を蹴ってしめた。。
 最近、本当にヘビは見なくなっていた。こどもが幼稚園の時、送っていく途中でカエルか何かを飲み込んだところのヘビを見たことがある。まるまるにふくらんで動けない状態。あんた、よくかみや、と諭そうと思ったが、ヘビは丸飲みするしかないんやねえ。この10年で宅地化が進み、田んぼや畑が激減したのでいろんな生き物が減ってきた。ムカデやヘビももういないかと思っていたのだが。細いヘビだったらしい。こどもなのか、そういう種類なのか。
 このあいだはしっぽの本当にきれいな小さいトカゲを見た。青く輝くしっぽをきらめかせて隠れてしまったが、これも久しぶり。わがやにはヤモリが居着いているが、最近、ちょっとご無沙汰。前はよくトイレにいたり、夜にリビングの網戸に張り付いていたりしたが、このところあまり見ないなあ。先日水やりしたときにこれも久しぶりにかさかさと逃げていった。
 昨日のヘビはどこへいったものやら。今度はちゃんと見てみたい。ちょっと遠くからね。

してあげすぎ

2006-08-15 19:06:24 | Weblog
 夏休みは子どもにとって冒険できる季節のはず。普段は毎日の生活に追われてできないことが、この季節ならできることがあるはず。少々の失敗はした方がいい、というのが私の持論。そこで、今回は私の甥姪、3組の兄妹・姉妹・兄弟でキッズプラザへ行かせることにした。いや、なに、ついて行くのが面倒だったという理由も、ちょっと。
 3組で相談して、電車に乗って、行って、ちゃんと時間を待ち合わせて帰ってくる、ただそれだけ。しかし。1組は中学生がいるが関東の子、もう1組も中学生がいるがついこのあいだ福岡から転勤で帰ってきたところで、どちらも大阪の地理に疎い。もう1組は小学生二人なのでちょっと頼りない。はてさて、いったいどうなるやら。
 と思っていたが、案の定というか、やっぱりというか、ちょっと頼りなさげな中学生の甥に、その親がいろいろとレクチャーをしたらしい。切符の買い方から電車の乗り方、地図をネットで取り出して懇切丁寧に教える。その子は聞いているだけ。・・・だからあかんのちゃうん。決して能力のない子ではない。でも、いつもそうして親が先回りするから、自分で考えへんねんやん!わからなくなったら聞いたらいい。そう何度も言ったが、どうしても不安らしい。そういう心配が子どもの成長を阻害しているような気がする。弟の方はもっと何も聞いてない。自分はついて行くだけ、という態度。5年生だよ?
 やっさもっさはあったが、無事に行って帰ってきた。館内で一人が別行動をして迷子案内をされたけれど、当の本人は聞こえなかったというおまけつきで。それでいいと思う。小学生の甥が「こどもイコカもってるねん」と自慢そうに言っていたらしいが、チャージされてなくて、結局行き帰りの交通費はその妹が払ったという話もあったらしい。ま、それもありでしょ。

 うちではもっと早くから一人で行動させていた。幼稚園の時から一人で大阪までは行かせていた。こどもが小学校の時は、私の仕事が終わってからどこかへ行くことが多く、大阪のあちこちの駅で待ち合わせをした。まだ携帯電話を持っていない時に。それでも特に困ったことはなかった。(本当はトラブルがあったのだけれど、何とかいろんな人に助けられて解決していたらしい。最近知ったこともたくさんある。迷惑をかけた方々、ごめんなさい!)中学生のときは、一人で福岡まで行ってきた。むこうで妹たちが待ってくれてはいたが、一人で行動した時間もあった。自分で時刻表から地図から全部調べていた。最近はネットで何でも調べられるんだから、らくなはず。
 一度だけ、娘と会えなくて、娘はさっさと家に帰ってしまったと言うこともあったけれど。それでもいいと思う。

 確かに最近は子どもをねらった事件が後を絶たないし、子どもだけで行動させるのは危険という考え方もあるけれど、いつまでも大人がついて回るわけにもいかない。経験したことがないことは大きくなっても対応できないのではないか?トラブルにあったことがなければ、解決方法も思いつかない。危険回避能力という言い方があるが、この能力は本や話を聞くだけでは身に付かない。自力で解決できる力をつけることが今の時代、求められているのではないか?
 今回の経験はほんとにささやかな冒険。それで何がつかめるというものでもないけれど、少なくとも親の目がなくてのびのびしたみたい。たよりなさげな中学生の甥も全員を連れて帰らなければという責任感でかなり緊張して楽しむどころではなかったらしいが、それもいい経験。してあげることより、してあげないことの方が今、大事なんじゃないかなあ。

夏の1日

2006-08-14 08:58:45 | Weblog
 普段は家にいないが、さすがにお盆。この3日間は家にいて、こうして1日中Macと向き合っている。このところの暑さにMacもへばり気味で、すねる、反抗する、口も聞かない・・もともとしゃべらんが、反応が遅く、たまに言ったことを聞かないで固まる。まるで娘じゃん!昨日は久しぶりに本当にフリーズしてで保存していなかった何十分かの仕事がとんだ。しょっく。
 とまあ、そんなこんなでずっと一所に座っていると、1日の中でも聞こえてくる音、というかほとんどが虫の声なのだけれど、それが時間帯によって変わることがわかっておもしろい。
 朝は蝉の声で始まる。それも、やかましい方の蝉。アブラゼミがほとんどのようだけれど、くまぜみもまじってるのかな?種類はよく知らない。とにかく、頭の上からふってくるように鳴いている。今年は出足が遅かった分、必死かも。それとどこかから水やりの音。
 昼頃になるとひっそりとする。このあたりはもともと静かな住宅街だが、暑すぎてより静かなのか。人はたくさんいるはずなんだけれど、どこかへ涼みに行っているのか。そういえばどこかの室外機の咳き込むような音が激しくなるなあ。
 昨日、帰省してきた弟が子どもを連れて飛鳥へ行ったらしい。聞くだけでくらくらしたが、この暑さの中でもけっこう人がいたらしい。歩きの人もいたとか。高松塚古墳の資料館がとてもよかったらしい、クーラーがあって。。。涼みに行かずに暑さに立ち向かっていく人もいるんだねえ。。
 夕方になるとつくつくほうしが鳴き出す。いつもならこれを聞くと、もう夏も終わりに近いと思う。ちょっと悲しげな声。これが聞こえると私も外へ出て水やり。そこで聞こえるのはうわんうわんという蚊の羽音。
 晩になるともうこおろぎが鳴き出す。朝晩の気温がかなりちがうからかなあ。
 真夏と秋とを1日で行ったり来たりしているような、今日この頃。

今度は松茸

2006-08-10 22:38:08 | Weblog
 先日は桃につられて実家へ行ったが、今日は松茸もらったからおいでと、再び電話。迷います?夏松茸といって、この時期にでる松茸らしい。しかも、先日、別のお宅でスダチをもらったところ。これは、食べるしかない。
 まさかこんなにあるとは思わなかった。1本か2本あれば十分だったのに。でも、遠慮せず、全部もらって帰る。
 まるごと焼き松茸にした。こんなん、初めて。すだちをかけて、大口開けてかぶりつく。確かに香りは今ひとつだが、お・い・し・い!この食感、たまらん・・・一人で1本食べちまった。息子は2本目に突入。こんなん、一生に1回やで!
 暑さも疲れも吹っ飛びましたねえ。

 ずっと以前に、中央卸売市場で一箱買ってもらったことがあった。そのときも焼いて食べたような気がするが、なんと、15分後には吐き気。上からも下からもで、大変な思いをした。いったい何が悪かったのか、今もわからないけれど、その松茸はやけに香りがよかった。ひょっとすると香料か何かかけてあったのかも。それで食中毒みたいになるんかなあ?それとも偽松茸やったのか。きのこはこわいよ。