今回のウォーキングは上本町から天王寺界隈という予定で出発。
最初に、七つの坂があるらしいから全部歩いてみようか、ということに。
昔、天王寺区で働いていた頃は少しずつは歩いたことがあったが、
まとめて考えたことがなく、それも面白そうということになり出発。
天王寺七坂と命名され、街歩きの有名所になっているようだ。
あ、そうそう、私は坂道マニアではないんですよ。
狭い道、もしくは先が見えない道に入りたくなる、というだけ。
路地とか、行き止まりになっていそうな道とか・・
生國魂神社の北側の門を出たところ、普通の家の庭先にある碑。
右京道とある。
その先にあるのが、真言坂。短い坂道。
松屋町筋に源聖寺というお寺があり、その名を取った源聖寺坂。
上本町界隈は寺町ではあったけれど、今はすっかり住宅地になっている。
その中にあってもこの佇まい。
私は、この石碑の文字、大好きだなあ。
歴史街道を整備したときに道の由来の看板と共に坂の名の石碑を建てたようだが、
その文字がすべて違っていて、とても面白かった。
粋な計らいだと思う。
学園坂は大阪女子学園(今は夕陽丘学園に改名されている)にちなんだ坂で、かなり後になって車のために造られた坂道で、風情はない。
ので、写真はなし。
口縄坂は、七坂の中で一番有名な坂道。
途中が階段になっているので、車や自転車も通行できない。
春には枝垂れ桜がきれい、なはず。
風情はあるんだけれど、手すりの竹もどきは私はいやだなあ。
写真で見るとそこそこに見えるかもしれないけれど。
なんか工夫できないものだろうか。せっかくの風情を台無しにしていると思う。
愛染まつり、宝恵かごで有名な愛染堂。
縁結びの神様なので、さすがにここだけは若い女の子の姿が。
あとははっきり言って、かなり壮年の人しか見かけない。
この塔は国宝らしい。いまは国宝とは言わないらしいが。
国宝の塔と近代的なビルが並び立つのも大阪らしい。
愛染坂を下り、清水寺へ。
このあたりは地図がなくても道に嵌めこまれた歴史街道の標識をたどっていけば間違いなく行きつける。
普段なかなかこんな裏道に入ることはないので、大阪のいいところを再確認。
清水坂はずっと階段ではあるけれど、人と自転車のみ通行できる。
綺麗に整備された気持ちのいい道。
清水坂を上るとかつてはかなり見晴らしが良かったと思われる。
今もかなりの高台にある。
清水寺に入ると「お墓の見学ですか」とすぐさま人が寄ってきた。このあたりのお寺はほとんどが墓地をもっていて、それが本業より主流になっているのだはないかと思わされるところもあり、フクザツな気分。
この龍は墓地にあった鐘の文様。とりあえず、辰年ということで・・
この鐘も、あまりに人が勝手に衝いてうるさいと苦情が来たのだろう、撞木が巻きあげてあった。
清水寺の中には玉出の滝があり、本家本元の清水寺と同じように三本の滝を落としている。
この上町台地は良い水が湧き出るところだったらしく、あちこちに井戸がある。
残念ながら今は飲用はしないようにという注意書きがしてある。
多分、自己責任でならいいんじゃないかなあ。(あかんか)
天神坂には水が湧いていたイメージを再現というモニュメントがあるが、それも今は水が漏れるとのことで水そのものは止めてある。
このマンホールのふたはおしゃれ、だと思いませんか?
最後に逢坂を通るのだが、これは国道25号線でもあり、風情も何も無い。
名前だけが風情、かな。
このあと、四天王寺から天王寺、飛田(綺麗なお姉ちゃんと呼びこみ婆さん、もしくはおばさんがセットで座っているようないわゆる遊郭)を見学(後世のため??)、昔の遊郭のあとはイマドキの呼び込み嬢のメイドでも見るかということで日本橋、難波と歩きまわった。
今日の歩数は20000少々、距離は10キロ少々。
ただし、お昼に食べた定食がガッツリ系で多かったこと、四天王寺門前町でネパール料理の店があり、ラダックで食べられなかったモモ(蒸し餃子)を見つけてしまい、しっかり食べたこと、難波で入った焼き鳥屋でいつもくらいの感じで注文したら一串が多くて食べ過ぎたことなどで、ダイエット効果は全くなかったけど。