蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

流行

2011-01-28 20:19:58 | Weblog
いやあ、自分は流行ものには一切関係がないと思っておりました。
別にブランドものもいらないし、トップを切ってファッションを追い求めることもないし、
ゲームもしないし、
地道に地味に生きてきたつもり・・??

なのに、こんな流行ものにはまるとは。
インフルエンザ。
ただ、症状としては、普通の風邪だと思ってたんですよね、
咳はするけど、それ以外になにもないし。
数年前にかかったときは、絶対に普通の風邪じゃないとわかりましたもん。
しんどさが違うし。
でも、仕事の帰りにちょっとしんどいし、
まだまだ予定が詰まってるし、早めに風邪を治そうと思って病院に行ったら、
その時点で37.8度。
あれ??そんなに熱があるの??
ただし、38度以下ならインフルエンザの検査をしても結果が出ないということでそのまま風邪薬だけ処方されて帰りました。
ここまでは数年前にかかった時と同じ。
あのときは、その夜からすごい熱が出て、しんどくてしんどくて病院になんか行けず、そのまま1週間ねこみました。
今回も、夜に熱は出たんですよ、38.5度。
それでも、しんどくはない。
念のため、もういちど病院で検査だけしてもらって、陰性だということを確かめておこうと、行きました。

ちょうど同じタイミングで病院に入った男性が、私よりも高熱で、(しんどそうではなかったです、やっぱり)
まったく同じことを言ってました。
最近の病院は、疑わしきは最初から隔離するんですよ、カーテンで仕切ったベッドに。
で、ベッドごとに診察するから、声は筒抜けなわけで・・
で、その男性が、陰性だと言われました。
それなら、私も当然、陰性!
ところが、「残念ですねえ、陽性反応、出てしまいましたねえ」ですと!
昨日、違うって言ったやん!!

ということで、今週はおとなしく家にこもります。
サムギョプサルを食べに行く予定も、映画見に行く予定も、博物館行く予定も、キリム教室に行く予定も
ぜえええええんぶキャンセル・・・
欲張り過ぎたかなあ。
この予定、全部2月に繰越し。
2月は忙しくなるな??

いやいや、ものすごい勢いではやってるそうです、インフルエンザ。
ただし、今週は子どもが多いとか言ってましたが。
皆さん、手洗い、ウガイ、消毒、してね。

もさえび

2011-01-22 23:58:47 | 食べること
新年会と称して、天五の「香住北よし」へ。
昨年、オープンしてすぐくらいに友人に連れられて行ったのだが、
オーナーは顔を覚えていてくれた。
飲食店のオーナーで、お客の顔を覚えるかどうかというのは大きな要素になるに違いない、と私は思うのだけれど。
そのとき、一緒に行った友人は飲食店で週2回アルバイトをしている。
そこのオーナーがまた人の顔を覚えない人で、週に2回しか行かない自分の方がお客さんを覚えると言って笑っていた。
いやはや、飲食店のオーナーには料理以外にもいろんな才能が必要なのだと思うよ。

この店で出す干し魚は、香住の老舗北由商店のもの。
オーナーの実家らしい。
さすがにどれもおいしいが、一番のお気に入りが、さば。
てっきり、鯖の干したものが出てくると思ったら、
ころんとしたものが皿にのっかってる・・さばふぐだった。
味もころんとしていて、おいしかった。

この日のメニューには「モサエビ」とあった。
これは挑戦してみなければ。
白エビとも言うらしいが、富山の白エビとは似てもにつかない。
少し大きめで、頭がごつごつしている。
刺身でいただいた。
うまい!!
日本海特有のえびで、鮮度が落ちやすいし、見かけが良くないので流通しないのだという。

実は、私はエビが好きではない。どちらかといえば、嫌い。
特に、えびくさいものはどうにもならない。
なのに、なぜか最近、エビづいている。
福井と三重のスーパーで買った見かけが黒くて、あまりおいしそうではないガスエビ。
唐揚げにして食べたが、ほんとうに美味だった。
安かったし。
岡山では乙島えびというものも食べた。
これまた、おいしい。
ただ、これはヤドカリの中身みたいな形だったので、本当にエビではないんだろうけれど。
なんにせよ、エビ嫌いな私がおいしいというエビ、食べてみる価値はあるんじゃない?

さむいやん!?

2011-01-16 12:12:59 | Weblog
何日か前から、寒くなる、大寒波が来る、超寒波がくると天気予報でいっていた。
昨夜の天気予報では、奈良の最高気温が2℃、最低気温が-5℃。
どんなに寒くなるんだかと思ったが、外はいい天気。
予報では雪だったんだけど・・・
夜中の風の音はすごかったけど。
ちょっと拍子抜け。
台風が来る、来ると用意して待ってたのに何もなかったときと同じくらいのがっかり感?

ただ、風が冷たいので寒いのは寒い。
でも、こんなもんか、という程度?
金魚を入れた鉢はさすがにかんかちに凍っている。



この池も、凍ってる。
池が凍ったら、カモたちはどこへ行くんだろうね?
塒で足が凍って飛ばれへんのちゃうん?とダンナ。
落語や昔話やあるまいし、自然界でそんなアホはいない、はず。
釧路湿原の鶴たちは川に入って寒さをしのぐのだそうだ。
川の水は凍らない、らしい。


こんな日でも、必ず一人や二人、Tシャツ1枚の小学生がいる。
息子の同級生にも、いた。
どんなに寒くても、Tシャツで登校。
親は嫌がっていた。
服を買ってやりなさい、といわれたこともあるとか。
まあ、見た目に寒そうなので、見ているこちらがひえええ、となるのだけれど。
そんな子どもも、中学生になるとさすがに変わる。
けれど、それはどんな理由なんだろう?
体が成長して周囲の温度変化に気がついた、というのか、
人目を気にするようになった、という理由か。
聞いてみたいモノだ。

飲める個展

2011-01-13 08:56:27 | 食べること
古くからの友人で、画家(もしくは絵本作家??)がいる。
とにかく、のんべである。
たまたま家が近くて、何年かに一度、会って飲む。
ちょっと、かなり、変わった雰囲気で、楽しい。
そして、その風貌からは想像できないようなNHKで取り上げられるような真面目な題材に
彼女らしいスタンスで取り組んだ絵本を作る。(本当に取り上げられているらしい)


その彼女が、北新地のパブで個展をするという。
それは是非行かねば!!



13月の散歩 ひぐちともこ展
場所はCasa La PAVONI (カーサ・ラ・パボーニ)。1月28日まで

北新地の端っこにこそっとある店。小さなドアを、何回か確かめてから入店。
最初の印象は、「ふるっ!」
昭和レトロ。カウンターから椅子の雰囲気から、とにかくレトロ。
全部の絵を見ようと思うと、椅子やらテーブルやらにのりだして見ないとだめ。
飲みながら、しゃべりながら絵に関心を持ってもらえたらいいなというオーナーの意向らしい。
今まで私が彼女に思っていたのとはまったく違う印象の絵が並んでいた。
画材を変えたらしい。
いつまでも、チャレンジャーだと感心した。
その絵の雰囲気が、店とよくあっていた。

さっき、店の場所を確認しようとHPを見てびっくり。
こんな由緒のある店だったとは。



確かに、こんなモノが地下におりる階段の途中においてあった。
ロボット?ロケット?なんやろ、これ?
いつもなら、これ何?と聞くところなんだけれど、実はその店には、いたるところに個展をしている彼女の絵以外にもたくさん絵があり、なんか物が置いてあるので、その雰囲気にのまれてしまって聞くことも出来なかったのだ。
エスプレッソマシーン、なんだって。これが店の名前の由来らしい。
(パボーニはエスプレッソマシーンのメーカー)
こんなものを昭和の初めに輸入して使っていたなんて、当時でいえばかなりハイカラ!!
野坂昭如や山下清が出入りして(居着いて?)いたという。

そんなことも知らず、私はこの日のんびりと友人とグラスを傾けていたのだったよ・・

ルーシー・リー

2011-01-10 11:05:02 | Weblog
東洋陶磁美術館で開催中の
特別展「ルーシー・リー展-ウィーン、ロンドン、都市に生きた陶芸家」
を見てきた。
割引券はこちらから)

実は、ルーシー・リーを見るのは3回目。
はるか昔にこの東洋陶磁美術館で見た。まだ、存命中のこと。
東洋陶磁美術館が1982年に出来たらしいので、それこそ、出来てすぐくらいの企画展だったのだろう。
今まで見てきた陶芸作家と明らかに違うと思った。

それからすでに30年くらいすぎて、今見ると、まるでステキな雑貨屋さんにいるような錯覚を感じた。
作品そのものは60年くらい前からの物。
それくらい、彼女の感性が新しかったということなのだろう。
フォルムといい、釉薬の使い方といい、掻き落としのデザインといい、今、テーブルウェアとして売られているものに通じる。
ルーシー・リーの作品を今の現代作家といわれる人たちがまねをしてる(影響されてるというべきか?)ように感じる。

彼女が苦心して作った色も、多分今では材料が製品として売られているのではないだろうか。
リーの作品はまねがしやすい、と思う。
多分、上手な誰かがまったくそっくりに作って並べても、私には見分けがつかないだろう。
実際、そっくりな物が雑貨として売られていると思う。
そして、それをほしいと思う人が、現代にたくさんいるだろうとおもう。
実際に、美術館で「かわいい」という声をよく聞いた。

美術品と工芸品、商業デザインといわれるものの違いはなんだろうかと改めて考えた。
贋作と本物の違いはなんだろうか、という問いと同じなんだろうか?
たしかに、よいと思った物をなんでも「かわいい」と表現する人は増えた。
でも、この展覧会で聞いた「かわいい」は、自分の手元に置きたい愛玩物としての「かわいい」ではないのかと思った。

美術品が格が上で、工業デザインが下というのではない。
ただ、一つしかない物と、量産した物という違いはあるだろう。
優れたデザインの物を量産する、のが商業デザイン。
ルーシー・リーの作品はその中で優れたモノ、なのだろう。
ちょっと急いで回ったということもあるが、(それでも1時間半はいた)
いつもより疲れなかった。
軽い気持ちで見ていた、ということなのかなあと思った。

一昨年に東京の展覧会で見たボタンが、今回は少なかったのが残念だった。






強運?悪運?

2011-01-06 20:21:23 | Weblog
朝、駅までの道で鞄を落とした。
そのときに、中身が飛び出し、大慌てで拾い集めた。
案の定、駅に着いたら回数券が入ったケースがない。
何度か探してみたが、ない。
家に置き忘れている、ということもないではないが、
確率は低い。

あのときに、道に落としたとしか思えない。
不運・・・
そんなん、ぜったい、みつからへんやん・・・

朝から意気消沈、と友達にメールしたら、見つかる気がする、と返事が返ってきた。

夕方、見知らぬ電話番号から電話が。
「◎◎駅ですが、落とし物が届いてます。」

なんという幸運。(^ニ^) ∈^0^∋ \(^O^)/ (*^^)v

駅でどこに落ちていたか聞いたが、
「改札の外ですね」というだけ。
でも、改札の手前では、すでになかったのだ。
ということは、駅から10分以上離れた道からここまで、届けてくれた人がいるということか???
実際には本当にどこに落ちていたのかはわからないが、
これを強運といわずしてなんという!!

ついでに、雨に降られない神話も続行中。
さすがに今日は降られるかと思ったが、すぐにやんだ。
一緒に仕事をしていた人が、その不思議パワーに驚いて滑って転んだというおまけ付き・・・

そうそう、帰ってから落とした中身を確認したら、11000円相当分の回数券やカードが入っていた。
ありがたや!


雪の女人高野

2011-01-03 11:50:34 | Weblog
昼頃に、突然息子が、どっかいこうやあ、と。
さて、どこへ?
初詣はもう十分行った。
今更、人が多そうなところへは行きたくないし。
法隆寺か室生寺か?

もしかしたら、雪の五重塔が見られるかもしれないということで室生寺に決定。
車のナビより便利なiPhoneのナビで出発。
一番近道を行こうということで、県道80号から県道47号へ。
ここまで、道がすいていたこともあって、家から30分もかからない。
田や畑は真っ白。
47号の入り口にはチェーン装着の標識が・・・
天気もいいし、道の雪は溶けているし、行けるとこまで行けえ・・・
まあ、案の定、峠で雪と氷に阻まれた。忘れもしない、一台峠。
すごすごと引き返す。雪の積もった下り坂のこわいこと。
正月早々、このスリルはなんなんだ。
まあ、無謀すぎた。ノーマルタイヤで行くところでは、ない。
でも、これでも、奈良市。

室生寺もあがれるかどうかわからないけれど、
とにかく行けるところまで行こうと、道を変えて仕切り直し。
途中、何度も出てくるチェーン装着の標識・・・
なんとかかんとか、室生寺に到着。



地元の人に聞くと、40センチの積雪だったらしい。
正月に雪が降るのは20年ぶりとか。
これは弥勒堂。



ここの五重塔、そういえば台風で壊れたんだっけ。
平成10年9月、杉の大木が倒れかかってきたとか。
今は、そんなことはまったくわからないくらいに修復されている。



雪の室生寺、五重塔が見られた。
ちょっと、シャーベット状ではあるけれど。
ところで、何で上から来る人が杖を持ってるんだろう???
私の記憶ではそんなに歩くところはなかったけど??

それもそのはず、前に来たときはここで引き返したのだった。
ここには、奥の院というものがある。
雪で滑る石段を踏みしめつつ、杉木立の中をのぼる、のぼる、のぼる・・・





ゼイゼイと息を切らして登り切ったところには、清水の舞台のようなお堂が。
はじめて、室生寺の全部を見た。

正月早々、スリルと感動。
これは今年を暗示してる??