しばらく本当に仕事が忙しくて、ダンナとのウォーキングが途絶えていた。
やっとめどが付いたので、急に思いついて月ヶ瀬に梅を見に行くことにした。
1時間に1本しかないバスと、1時間に1本しかない関西線を乗り継いで月ヶ瀬口まで。
いやあ、まだ手動でドアを開ける電車があるとは思わなかった。
さすがに、ボタンであけるみたいだが。
たった2両しかない電車の中にトイレがあるのもびっくりした。
月ヶ瀬口駅は、人がいない・・まあ、少し早かったからか。
駅を出るとバスが待っていた。
でも、ウォーキングに来たので、バスには乗らず、8キロを歩くつもり。
バスの運転手さんは、だれも乗っていないバスで行ってしまった・・
ごめんなさいね。
梅林に行く前に、地図で見つけた夢弦郷に行ってみようということに。
ところが、
この先は私有地で、入ってはいけないと。
旅館があるはずなんだけどなあ・・
といいつつ、この門扉の横をくぐって入る。
二つの川が合流してゆったりとした所ではあるが、特に何があるわけでもない。
ただ、月ヶ瀬の奥座敷、隠れ家として売れば、まだまだ人が来そうな雰囲気ではある。
どうも、廃業しているみたい。
元に戻って、さあ、月ヶ瀬へ。
ただ、東海自然歩道と言いながら、ずっとゆるやかな上りの自動車道。
半分を過ぎたところあたりで、おじいさんから声をかけられた。
「月ヶ瀬に行くんか?」
先が長いから無茶だと言われるのかと思ったら、
「今から月ヶ瀬に行くから、乗っていかんか?」
と軽トラを指さす。
歩きに来たので、と断ったのだが、なんだか悲しそうな顔をされるので、
それなら、好意に甘えようということにした。
ちょっと土の付いた軽トラの荷台に。
実は、乗ってみたかった。軽トラの荷台に。
少々寒かったが、気持よかった。
着いた所で炭焼き小屋発見。
さあ、桃源郷へ。
ところが、咲いている梅はほんの一部。
しかも、ロウバイが咲き誇っている。
やはり今年は開花が遅れているというのは本当だった。
まさか、3月のこの時期に、咲いていないとは思わなかった。
これは、やっと見つけた咲いている梅。
あと1週間から10日後くらいならきれいかも。
しかたなく、食い気に走る。
おかきに始まり、おもち、うどん、こんにゃく、こんにゃく、栗、お茶、お茶、、、、、
買い物も食べものばっかり。
今回は、晒しをしているというご夫婦に話を聞くことができた。
麻の晒しで、伊勢神宮に奉納しているとか。
日本の麻で作った反物はなんと70万円!
縦糸にアジアの麻を使ったもので45万。
麻って、昔は安いから庶民のものだったのに、今や高級服地(着物地か)になったのねえ。
今回の歩数27000歩、15キロ。
軽トラに乗せてもらわなかったらどれくらいになっていたんだろう。