蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

タイ・ラオス料理

2011-02-23 13:35:58 | 食べること
去年の秋に古い建物を見ながら、北浜界隈を歩いて回った。
いくつもある建物のうち、特に目をひくのが、つたのからまる青山ビル。
(※写真は青山ビルのHPより拝借)

その壁に燦然と輝くのは、麻雀大学の看板。
いかがわしい。
どんなところかとのぞいてみたら、狭い通路と階段が。
あまりにあやしくて、一歩も中に入れなかった。

ところが、そのあやしい通路の奥に、おいしい店があるという。
タイ・ラオス料理 居酒屋ふしみ



狭い通路に混沌と並べられたなんかよくわからないアジアのもの、もの、もの。
入り口がどれかわからない、頼りないドアを開けると、
店の中も狭い通路のよう。
壁一面に並んだ、ホーロー看板やアジアの雑貨、ワケのわからないもの・・・
ほとんど、アジアの露天。店というより、穴蔵??
怪しすぎる。

東南アジア屋台系 居酒屋ふしみと先出のHPには紹介されている。
タイ・ラオス料理って、当然その国の人がやっていると思ったのに、
マスターはどこから見てもイープン(日本人)。



そこで出されたのが、これ。
なまず。要予約。
わざわざ現地から空輸したという。
日本のナマズとは違うのだろうか。
山陰地方の居酒屋で食べたことがある。
白身で淡白、ふつうに、おいしい。

ビールもアジアの各国のものが取り揃えてあり、その種類はかなり豊富。
バリ・ハイを飲んだ。
アジアのビールにしては、こっくりとしている。
アジアのビール何本、日本のビール何本と最後に申告すると計算してくれる。
同じ値段なのは、めんどくさいからか?

メニューには唐辛子の絵で辛さ表示。
よくあるとはいえ、この辛さが半端ではない。
いくつ唐辛子が付いていたかは知らないが、
キュウリのサラダをおそるおそるホンの少し食べてみた。
ただ辛いだけではなく、ニョクマムや酢、砂糖、あとはハーブで複雑な味がする。
複雑な中に味わいが。
ラオス風さつま揚げがおいしい。
空芯菜炒めをご飯にかけたもの。
ご飯はタイ米。おいしい。
料理は、アジアンが好きな人ならおすすめ。
唐辛子とハーブは豊富に出てくる。


怖いもの見たさの人、のぞいてみて。
ただし、マスターは今日の夜からしばらくラオスへ行くらしい。
(「なんの」かは聞きそびれたが)修行するとのこと。
店の再開の日も聞きそびれた。
再開したら、ランチに行くつもり。




須田剋太

2011-02-21 01:02:15 | 見ること
奈良が去年の1300年祭から元気だ。
私は先日の奈良瑠璃会は、残念ながら雨と雪に負けて結局見に行くことができなかった。
でも、あの雪にもめげずに最終日に行った人が6000人もいたとか。

例年なら2月は奈良に観光客がいなくなるのだけれど、
今年はちょっと違うみたい。
元興寺で須田剋太展をしているという情報を聞き、
大急ぎで行ってみた。
ならまちには春先と同じくらい、人がぞろぞろと歩いている。



この二つの建物が国宝。
茶色く見える瓦が奈良時代の物といわれている。
南都七大寺のなかで、一番名前が覚えられない寺なんだけれど、
実は一番由緒が古いのかもしれない。
寺領も東大寺についで大きかったらしい。
今はその栄華は感じられない、ひっそりとしたお寺である。

さて、その二つの国宝のうちの禅堂は、普段は閉めきっていて入ることはできない。
そこで行われた展覧会。
しかも、入場は無料(拝観料400円のみで見られる)



これはパンフレットの写真で、さすがにこの寒い中、
障子が開け放されていることはない。
ただ、国宝なので、暖房設備は一切無く、しんしんと寒い。



その寒さに負けない、須田剋太の力強い書に感動。
須田剋太自身は書というより、絵の感覚かもしれない。
鉛筆で下書きがされていて、その線すら、作品の一部になっているところが憎い。
我れに狂器を与えよ
されば八十年の生涯を破棄せん

地獄混沌 懐疑 下剋 ・・・

2メートル幅の衝立の裏表に思い切り強く書かれた文字。
これが、80歳の、死ぬ3年前の文字だとは。
これらの作品をすぐ目の前で(実は、ちょっと触ってみた)見られるという幸福。

友人にその話をしたら、
須田剋太って、だれ??
と聞かれた。
司馬遼太郎の街道を行くの挿絵を書いてた人・・・??
何が代表作??
え・・・何かな?東大寺の法要の絵が大きかったで・・????
とまあ、私の知識もないのだが、感動はする、と思う。
27日まで。




369のメトシエラ 奇跡の扉

2011-02-15 09:26:57 | 見ること
ぽっかりと時間が空いたので、映画でも見ようと
369のメトシエラ 奇跡の扉へ。
レディスデーでもないし、映画の日でもないし、割引がどうせきかないのなら
もともときかない映画館を選ぼうと思っただけ。
そこでたまたま見てみたいと思ったのがこれだった。

メトシエラって、何??
まず、タイトルが覚えられないし。

「メトシェラは聖書中で最も長生きした人物で、長寿あるいは不老不死の代名詞にもなっている。」
そして、メトシェラが369歳の時に、ノアが生まれる、とされている。
あの、箱船のノア。孫らしい。

ストーリーとしては、不思議なおとぎ話と現実とを融合したような話であるが、
今の日本の福祉行政を鋭く批判している。
ステレオタイプな福祉関係、ボランティア、弁護士といった人たちが出てくるのが象徴。
そもそも、戦国時代の埋蔵金を遺産として世間が信じ込むというところにちょっと無理があるかなあ、とは思ったが。
そう思いつつも、画面に引き込まれていくのは、
あのアパートのせいかもしれない。
戦前に建てられて、管理している不動産屋からも住人ことはよくわからないといわれるという設定。
時間の中に忘れられた空間のような雰囲気が不思議さを醸している。
でも、こんなアパート、そういえば最近もどこかで見たような気がする。
大阪市内にはまだまだ一人暮らしの高齢者ばかりが住んでいる、
風呂もなく、トイレも共同のアパートが確かに存在する。
そして、そこの住人とその周りの新興住宅地、マンションの住人とが交流することは、まあ、ない。
すぐそばに住んでいながら、お互い、いないのと同じ。
もう一つの社会的弱者、親に捨てられた子どももテーマになっている。

そんな舞台でありながら、映像は美しい。
無駄がない。
主演の大垣知哉が最後に見せる笑顔がとても美しいと思った。



いい気持ちになって映画館を出たら、降りしきる雪、雪、雪・・・
これは、美しいなんて言ってられない。
大あわてで帰宅したが、駅について呆然。
車もバイクもノーマルタイヤではすでに走れる状態ではなく、
置き去りにされた車があり、JAFに運ばれる車あり・・
たまにはこんな道を歩くのも、おもしろいけど、疲れた。

活版エキスポ

2011-02-14 09:01:58 | 感じること
知り合いが参加しているというのでのぞきに行ってみたイベント。
活版エキスポ

宮沢賢治の銀河鉄道の夜で、ジョバンニが活版の文字を拾う仕事をしていた、
といえばわかるだろうか。


何気なく読んでいる文字ではあるが、
そのデザイン(文字の形の)は実は数限りなくある。
明朝体だけでも数えきれない。
活版の文字は美しく、力強いと言われてきた。
それは同感。
ただ、変体はできないし、大きさにもかなり制約があるし、
実際、使いづらいのは確か。
しかも、版は置いておくのにものすごいスペースがいる。
そのため、活版印刷は、すでに過去のものとなっている。
写植を経て、いまはコンピューターで行うDTP。

それが、いま、そのアナクロさ、レトロ感がデザイナーなどに受けて、
新しい使い方を模索しているという。

たまたま主催の印刷会社の社長さんと少し話をしたのだが、
阪神大震災で、保管していた文字がばらばらになってしまったとのこと。
なので、書体が入り交じってしまったと。


今回のイベントでは、その場で活版印刷されたカードを購入。
もうひとつ、手金活版印刷体験券という切符を購入。
これが、懐かしい国鉄の切符に似せてある。
それを、ほんものの国鉄の切符切りでパンチを開けるという、こだわりよう。
おもしろい!



まず、自分で活字を拾う。
好きな言葉で12文字以内。文字はさすがに、ひらかな、カタカナ、アルファベットのみ。
アイウエオ順ではなく、イロハ順になった箱から、逆になった文字を拾う。
職人さんは1秒で1文字拾うらしい。
ヰやゑといった文字もあって、うれしくなる。
もちろん、早くは拾えないが、
この仕事、向いているかも、と思うくらい、おもしろい。
たまにはんこを彫るからか、それとも、もともと鏡文字に抵抗がないからなのか。

そして、拾った文字をテキンと言われる機械を使い、自分でガシャンと印刷。



この文字の沈み加減とか、インクの濃さが自分で調節できるというおもしろさ。
少量で(ぶっちゃけ、1枚でも)印刷できるという楽しさ。
このワークショップは19と20日1時から8時まで。
展示を見学するだけなら20日までいつでも。


懐かしくて新しいものって、まだまだあるなあ。

眺めは最高

2011-02-14 08:35:00 | 感じること
誘われて、バイキングに。
うちからははるかに遠い大阪南港、WTCにある
天空のレストランワールドビュッフェ
さすがに眺めは最高。
天気も良かったので、大阪港から大阪市内、生駒山まで綺麗に見える。

でも、料理のほうは・・・
夜は知らないが、昼はかなりお粗末。
品数も少なく、量もたくさん用意されているとは言いがたい。
しかも、この日は全席予約で埋まっているという。
かなりの席数があるのに。。
私たちが行ったときは、お客さんの数はちらほらくらい。
なんでも、かなり大きな団体の予約が入っているとかで、予約席の札ばかりが目立っていた。
それなのに、それでも、料理を取るのに並ばないといけない。
これで、この大人数の団体が来たら、一体どうなるんだろうと、
慌てて料理を取りに走る始末。
でも、特に食べたいものもなく、内容はがっかり。
極めつけはまずいコーヒー。

もっと気になったのが、1時に予約が入っていたはずの団体客が、
1時30分を過ぎても来そうな気配なし。
いたずらかも・・・
最近、そういったいたずらが増えているらしい。
多分、用意されているであろう大人数の予約客の料理がまったく無駄になるかもしれない。
でも、あの態勢では、一気に団体客が来たら不満が募るだろうなあ。
どっちもどっちか・・・

この日、初めて
大阪市営地下鉄ノーマイカーフリーチケット
を買ってみた。



いつも持ち歩いている回数券を忘れ、しまったと思っていたのだが、
なんせ移動距離が長いので、一度使ってみよう、と。
たまたま、今月だけ、土日もフリーチケットを販売しているらしい。
(ふだんは20日と毎週金曜のみ)
ちょっとラッキー。
なんば→住之江公園→トレードセンター前→コスモスクエア→西梅田→なんば
これだけ回って、今日は170円のオトクでした。

2011-02-11 16:42:50 | 感じること
今年になってから雨がふらず、畑も水不足。
と思ってたら、どっさり雪。



雪の駅。なかなか、雪国。
昨夜からの雪がしっかりと積もり、道も滑ってました。
タクシーはチェーンを巻いてるし、トラックもチェーンを巻いてるんだけど、
あまりの慎重さにいらいら。

こんな雪の中を大阪まで出かけたのに、大阪ではこんな感じ。
今日は休日出勤で仕事に行ったんだけど、
とにかく、まだまだ雪が降ると危ないと言われ、
いつもより早くに駅に送り込まれた。
(送ってもらって文句言うのもなんなんだけど・・)



雪は降ってるんだけれど、道に雪はなく、
植え込みや土のところにうっすら積もってるだけ。
一体何が違うんだろう?

で、早く着きすぎたので、40分、雪が降りしきる大阪の街を歩いてみた。
傘からは、半分凍った雪がバサっと落ちた・・



明日も降るのかなあ・・・


識別度

2011-02-08 22:58:15 | 感じること
車で走っていたら、前の車になんだか見たことがあるような、ないような模様が。



高齢運転者標識というらしい。
今までは、もみじマークという名称だったけれど、まあ、枯葉マークという方が分かりやすかった、よね。
今回のマークはその名称が高齢者に失礼ということで変わったわけだけれど、
実際、認知度も低く、なんだか、どこかのタクシー会社のマークにしか見えなくて、
これでは意味が無いのではないか、と思う。
なんか、Sに見えるよな、と思っていたが、シルバーのSらしい。
これも、分かりにくい。
なにより、識別度が低すぎる。



枯葉マークのほうがよほど一目で覚えるし、理解しやすい。
(いや、もみじなんだって・・・)

そう思うと、初心者マークは良く出来ていた。
マークデザインって、ほんとうに難しいけれど、はまるといいものだと思う。
今回のこのマーク、あかんやろねえ。
あまりの不評さに認知度が上がったという奈良のキャラクターもあったけど、
これはどうだろう。

ベトナム料理

2011-02-08 22:38:06 | 食べること
世界中の料理で食べられない料理はないのではないかと思うくらい、最近の大阪の店は多彩。
そのなかで、ベトナム料理は今やかなりポピュラーになってきたと思う。
奈良ですらあるし。

ネットで探し当てただけで実際にはよくわからずに行ってみたのが
ベトナムフレンチ チャオサイゴン
肥後橋のAPAホテル30階にある。
ホテルの経営者は気に入らんが、まあ、別に会うわけでもないし。

思っていたよりも夜景は見えなかった(ガラスに店内が写ってしまうため)が、
それでも前にいらないものが見えないのがいい。
店内に入ったところに並べられた色とりどりの野菜や果物が入った瓶がとっても素敵。



生春巻きはよくあるが、これは網目状のライスペーパーで巻いて揚げてある春巻き。
カリカリとして美味しい。



ハスの茎のサラダ。蓮根みたいな味がするかと思ったが、また違った味わい。
なんだろう、何に似てたのかなあ。
シャキシャキとして美味しい。



ベトナムのお好み焼き、バインセオ。
1200円というメニュー表を見て喫驚。
ベトナムでは100円かそこらだったはず。店の片隅の床の上でおばちゃんが焼いていた。
それが1200円ですか!!
(友人に聞くと、日本ではそんなモノらしい。)

店の人におすすめを聞いてみたら、ハノイ100年の歴史料理 チャ・カ・ラ・ボン
(香菜“ディル”を使ったグリル フィッシュ。フランス文化の名残りを感じさせるお料理)を勧めてくれた。


フォーを混ぜて食べる。

とてもきれいな空間で食べるベトナム料理にはちょっと違和感があるが、
(どれだけ汚い店で食べてきたんだか・・・)
気持ちいい店だった。
最後に、ちまきをサービスです、と言って出してくれた。
結構お腹がいっぱいだったんだけど、サービスには弱い。
ぺろっと食べた。

久しぶりにベトナムコーヒーが飲みたくて、食後に頼んだ。
ちょっと薄かったかも。
そしたら、また、サービスですと言って、チェーを出してくれた。

とっても得をした気分で店をでた。
ランチはハーフバイキング(フォー、サラダ、デザート、どりんくがたべがついて1000円らしい。
次はランチだな!!

朝からケーキ

2011-02-06 17:36:51 | 食べること


ラムネを申し込みに行ったついでに、おしゃれなケーキ屋さんに。
川端風太朗という変わった名前。
どこから入るんやろ??
9時から営業してるケーキ屋さんって・・・

中は天井も高く、広々としたとても気持ちのいい空間。
壁も草(藁か?)を混ぜたような土壁で、和洋がうまい具合に混じったような建物。
テーブルもそれぞれ1枚板を使っていて、自然を強調している。
ケーキも全て有機の果物を使っているらしい。
少々お高め。



デコポンや丹波栗、リンゴ、などなどがある中で、洋なしのケーキをチョイス。
日曜の朝からこんなところでのんびりケーキか?とも思ったが、誘惑には勝てず、ゆっくりとお茶をした。
ケーキもものすごくビックリするようなおいしさではないが、
雰囲気と共に味わって楽しんだ。


店を出る前に焼き菓子のコーナーを見てみた。
なにより感じが良かったのが、日本の少し古目の焼き物をうまく使っていること。
蛸唐草のとくりがさりげなく置いてあったり、
大きな藍染めの皿に焼き菓子を盛ってあったり。
多分、店のオーナーの趣味なんだろう。
ケーキ屋さんと、日本の焼き物がうまくコラボしてなかなか。
まあ、店の名前が川端風太朗やからね。

並ぶ

2011-02-06 17:24:20 | 食べること
そもそも、並ぶことは嫌い。
並んでまでほしい物は、そうそうない。
少しくらいなら並んでもいいけど・・・

いつも話題の、ラムネ。
今日はその申し込み日、ということで、初めて行ってみた。
今までは、人に頼んで申し込めていたのだけれど、
前回からひとりで申し込める量に制限ができたために頼めなくなった。
それで、前回はハガキで申し込んだのだが、
よくよく読んでみたら抽選とのこと。
結局、こなかった。

10時から16時まで、と書いてある。
友人に声をかけたら一緒に行くという。
時間は早く行ったほうがいいということで、9時半着。
すでに長蛇の列。
7時から並んでいるという声が聞こえてきた。
そこまで、するか・・・
途中に張り紙がしてあって、
今回ハガキでの先行申し込みには6000通以上の申込があり、1000人に送りますとのこと。
確率、6分の1。
なるほど。
結局1時間くらい並んで、申込番号が470番。
12袋、申し込んだ。
くるのは4月中旬らしい。

以前に私の分も申し込んでくれた人は、11時前に会場についたらしい。
(会場、借りてまで申し込みするんやで!!)
もうその時間には数に制限が出来ていて、6袋しか申し込めなかったらしい。

おそるべし、イコマ製菓の、ラムネ。
世間には暇な人がこんなにいるのかとびっくりした。
自分もその一人なんだけど。