蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

落とした!

2008-02-28 18:39:59 | Weblog
息子の大学受験ではありません。

やっとこさっとこ書き上げた書の作品をくるくると丸めて袋の上にぽんと載せ、バイクで大あわてでgo!
駅に着いたら、そのかたまりがない!!!

仕方なく、また来た道を引き返しました。もしかして、家に置いてあるかも、と期待しながら・・・
でも、やっぱり、ない。
気にはなったんです、ちょうどゴミ回収日で、あちこちにゴミが出されていて、収集車が走ってました。
・・・ゴミになったんやろなあ・・・

作品落とすって・・・

もっといい作品書いたらいいよね、と気分を入れ替えての帰り道、ゴミがあったところに丸めた紙が・・・
ゴミとしてすら持って行かれなかったようです。
これって。。。

大学の専門学校化

2008-02-24 18:07:01 | Weblog
 先日、東京のとある大学の入学案内を見た。まったく無名の小さな大学。
 内容を読んで、唖然とした。入学したとたんから、就職ガイダンスが始まり、資格取得のための講座がてんこもり。担任がついて、きめ細かに世話をするらしい。

 先輩のインタビューと言うところを見ると、毎日10時間、就職試験のために勉強したとか、先生が親身に教えてくれたとかという文言が目立つ。
 在校生の大学紹介の欄には、友だちがすぐにできるよ、とか先生が毎朝校門で挨拶してくれるので気合いが入るとか・・・

 ここは中学か!高校でもそこまでしないやろ!


まったく!!


 最近、多くの大学が専門学校のようになっていることは否めない。大学は就職試験のための予備校なのだ。就職するためにはいろいろ資格を取るのが早道。それはわからないではない。
 それにしても、大学の講義はどこへ行ったのか。大学は何をするところなのか、なんて今更聞いても仕方ないかもしれないが、それでも言いたい。

 大学は最高学府やろ!

 資格試験の勉強なんて、大学で教えることとちがうやろ!資格なんて、試験技術だけ身につけたらいいのであって、実際には役に立たないと言うことは周知の事実、のはず。私だって、MOSもってるよ。でも、使わなかったから、すっかり忘れた。何の役にも立たなかった。
 それでも採用担当者は、学生が大学で何を学んだか、より、どれだけ資格を持っているかを重視するんだろう・・・なあ・・・

 こうして、役に立たない学生が4月から大挙して社会に出てくるんだなあ。

他人のそら似

2008-02-19 19:19:47 | Weblog
 世の中には自分に似た人が3人はいるという。

 仕事を終えて自宅近くまで帰ってきたところで、あれ???
 息子が走っている?ついに自暴自棄になったんか?私を迎えに来た、なんてことはないよな?

 でも、よく見たら、見たことのないトレーニングウェアを着ているし、こっちを見ようともしない。まあ、外での息子は確かにしらんふりをよくするけど、それとはちょっと違う??

 よおく見たら知らない男の子だったんだけど、それにしても、体格といい、髪の感じといい、顔の雰囲気といい、動き方(走り方)といい、眼鏡までよく似ていた。
 もう少しで声をかけるところだったよ。「あんた、こんなとこで何してるん?!」って・・・

 その晩、犬神家の一族を見た。他人が息子に成り代わって来るという話だけれど、本当なら、母親は自分の息子を間違えることはないのでは?
 人は人を、その姿形だけではなく、雰囲気や体の動かし方、しゃべり方、ふとしたときの表情、そんなもので見分けているのではないかと思う。だから、じっとしているとか、写真では見分けられないかもしれないが、一緒にいれば、ましてや親子ならわかるのでは??
 私は目が悪いので少し離れると人の顔は判別出来ない。のっぺらぼうか、よくて十文字。でも、知っている人なら、遠くからでもその雰囲気でわかる。それはいったい、何を見ているのかなあ、と思うのだけれど、少なくとも、顔かたちや髪型ではないように思うんだけど。

 あ、でも、そのわかり方が最近はかなり鈍くなってきた。目がますます悪くなったのか、頭が悪くなったからかは、ちょっとわからない・・・

椿

2008-02-17 14:55:13 | Weblog
 何年か前に買った白い椿の木。2本あったのだけれど、夏の暑さに負けたのか、水が不足したのか1本は一昨年に枯れてしまった。残る1本も去年の夏に木の真ん中あたりの葉が全部落ちてしまい、中抜き状態になっていた。それでも、健気に復活し、この冬は元気に中抜きのまま蕾を付けていた。
 だいたい、夏の盛りに水やりをちゃんとしない私が悪いんだろうとは思うが、昨年の夏の毛虫攻撃はすごかった。今まで、椿にそんなに毛虫がつくとは思わなかったが、さざんかはほとんどの葉が半分毛虫に食われた。

 で、昨年暮れに、ダンナが突然、中抜き状態が嫌だからとばっさりと上を切ってしまった。あっという間に。
 切られた枝にはたくさんの蕾が付いていた。いくら何でも、これはかわいそう。咲くか咲かないかはともかく、花瓶に挿しておいた。その花が、暖房に温められたおかげか、外の蕾はまだ堅いままだが、先週から咲き出した。なかなかに豪華な椿である。
 白い椿はかわいそうなことに、雨に弱い。雨が当たると(酸性雨のせいかもしれないが)すぐに茶色く汚くなる。この時期は雨が多いのできれいに咲いている日数は本当に少ない。でも、家の中ならきれいに咲き続ける。
 ただ、暖房で乾燥するためか、3,4日で落ちてしまう。椿はクビから落ちると言うが、本当に、音を立ててぼとっと落ちる。夜中だと、その音にびっくりする。

 この椿、今まで白玉椿だと信じてきたが、どうも椿を詳しく語るHPを見ると近衛白というらしい。近畿地方に多い種類のようだ。椿って、今まであまり見比べることがなかったが、このHPを見るととてもよくわかり、おもしろい。
 枯れた椿のあとにも昨年暮れに椿を植えたが、実はその花の名前も忘れた。岩根絞と言ったと思うが、あれこれ見比べて値段で決めたので、よりわからなくなった。侘助が欲しかったのだが、高いのであきらめたことだけは覚えてるんだけど・・・
 花が咲いたら、この椿のページで調べることにしよう。

PODの石油ストーブ

2008-02-17 00:57:26 | Weblog
 40年ほど前に父が買った石油ストーブ。あまり大きくないのでそれほどの火力はないのだが、じわっと暖かくなり、古い日本家屋の8畳くらいの部屋なら充分暖かくなる。夜寝るときに部屋がじんわり暖かいので毎日使っていた。
 やかんがしゅんしゅん言うのも好きだった。
 風邪を引いて寝ているときも必ず横にあった。
 つけっぱなしで寝てしまい、不完全燃焼して父が一酸化炭素中毒で死にかけたことも今となっては想い出。あのときは部屋がすすで真っ黒になったなあ。

 一昨年、その懐かしいストーブがうちで使えるかと思って、もらってきた。電気もいらないし、その頃はこんなに灯油が高くなかったのでリーズナブルな暖房器具としていいんじゃないかと。ところが、うちのリビングでは火力が弱すぎてあまり効果がない。残念。しかも、灯芯を取り替えるときに失敗したらしく、ついに使えなくなってしまった。

 実はこのストーブがスウェーデンのPOD社製ということを知ったのはその時。もらってきたときに灯芯を余分に買おうと思って調べたら、今、日本では取り扱っていないとのこと。なんと・・・

 そのまま、ほってあったのだが、先日、アンティークの店が買い取るという広告が。このままゴミにするには忍びないので問い合わせてみた。たまたま、その店主が古い石油ストーブのコレクターらしく、話をするとすぐに引き取りに来てくれるという。つぶれていても、修理するなり、ほかのものと部品を交換するなりして使えるという。灯芯も売ってませんよ、と言ったが、他のメーカーのものを合わせて使うのだという。
 電話をしたときに灯芯の箱に書いてあったValorのものと言ったのだが、違ったかも。ま、なんにせよ、古いのは間違いないし、外国製というのも間違いない。(Valorはイギリスらしい。灯芯はイギリス製なのか?)

 さっき調べてみたら、今は、こういうアンティークの石油ストーブのコレクターが結構いるようで、どうも灯芯も手に入るようだ。少ないながら、オークションで売り買いもされているみたい。
 結局、気持ちだけと言いながら、1000円おいていってくれた。これが高いのか安いのか、私にはわからない。もう一度、生き返ってくれるならそれに越したことはない。

 

冬の星座

2008-02-13 23:24:55 | Weblog
という歌があったような気がするなあ・・

昨日は寒いと言うより、冷たい夜だった。たまたま駅で近くの人と会い、一緒に喋りながら帰宅。
獣道のような抜け道を通るのだが、当然、そこは街灯がない。
携帯を開いて懐中電灯変わりに。
ふと見上げた空には、★がいっぱい。
最近、あたりが明るすぎて星が見えなかったからなあ。
空にはいっぱい星があるんだと改めて感じた。

雪が舞い落ちるところをずっと見ていると、不思議な気分だったな。
こんなにたくさんの粒(正確には結晶?)が次から次へと落ちてきて、この数は雨粒より多いんだろうか、とか。

宇宙にはそれこそ天文学的な数字があふれてる。
人間の数えられる数なんて、たかがしれている。


感傷に浸っていたら、一緒になった人が「公園にすごいかまくらできてましたねえ」って。
すんません、私たちです・・・
「あんな大きいの、始めてみました」
はあ、あの、息子の力作です・・・
その体力と気力を受験に向けろって・・・??
はあ、親として、そう思ってます。

雪野菜

2008-02-10 19:33:27 | Weblog
 昨日の雪は11年ぶりの大雪とか。奈良では11センチの積雪。夜にはシャーベットからかち割りぐらいになり、今朝、ダンナはじゃりじゃりと音を立てながら徒歩で駅まで行った。

 昨日作ったかまくらは、午前中、誰か知らない親子が遊んでいた。でも、昼くらいの好天で雪が音を立てて解けだした。これぞ本当の雪解け水?あちこちで水の流れる音がする。万一、かまくらの中に入った子どもが崩れた雪に埋もれてけがでもしたら困るので、入れないように崩しておく。昔なら自己責任だけれど、今は何を言われるかわからないので・・

 畑を見に行った。畑も雪解け水があふれるように流れていた。その水の透き通ってきれいなこと!雨と何が違うんだろう。雨が降ったあとは濁るのに。
 うちの畑は先年たったアパートで午前中は日陰になるため、完全に雪に埋もれていた。その中から野菜を掘り出す。なかなかおもしろい作業。真っ白の雪の中から緑の葉が出てくると、そのコントラストが美しい。葉っぱの形も普通に見ているよりきれいに見え、自然の造作物の美しさを改めて感じる。
 雪国ではもっと深い雪の中からこうして野菜を掘り出すんだろうなあ。たった10センチくらいの雪でも大変なのに。
 ・・・あれ?雪国では秋に収穫した野菜を雪の中に埋めておくだけだったっけ?

 雪に埋もれた野菜は甘くなるとか。さっそく晩の食卓に。確かに甘いわ・・

かまくら

2008-02-09 18:17:23 | Weblog
 「お母さん、かまくらつくろ」
 長い受験でさすがに煮詰まってきたのか、雪が積もっているのを見て庭に出て行った。しばらくして、お誘いが。え・・・・・・

 外に出てみると、シャベルを手にした息子が家の前の道路の雪を集め始めている。大きくなった雪玉を公園へ。公園の中をごろごろすると、土だらけではあったが、あっという間に大きな雪だるまが完成。
 
 もういいやろと思ったのに、どうしてもかまくらを作るという。なんぼなんでも、恥ずかしい。まあ、このあたりの住民は人のことに無関心なのでほっといてくれるとは思うが、あまりにはずかしい。大の大人が二人で雪だるまを作っただけでも恥ずかしいのに、この上まだ、かまくら!
 仕方がないのでこんなことに乗ってくれる友人を呼び出す。そこには正真正銘の子どもがいるので。

 そこから延々、3時間。近所の子どもまで集まってきて、かまくら作り。実は私は初めての経験。雪だるまも実は作ったことがなかった。息子は幼稚園の頃から何度か作っているし、かまくらも低学年の時に近所の子と作ったことがある。
 いやあ、こんなに難しいとは思わなかった。雪質の問題だと思うのだが、最初、どうしても雪がくっつかない。かたまらない。最初はどう見てもぼたやまか、テント。それが数人であれこれしているうちに、なんとかかまくららしくなってきた。
 写真は製作途中。この時点で子どもなら入ることができたんだけれど、最後には私も十分はいることができるくらいの大きさになった。
 後ろには階段も作られ、上に登ることもできる。子どもたちの要望で滑り台も。

 なんでこんなことしてるんやろ、と思いながら。でも、無心に動いている間は暖かい。さすがに冷え切ってきて、私は途中でリタイア。お風呂に飛び込んだ。いやあ、極楽っ!!
 なのに、そのあと、シメの雪合戦に参加してしまった・・・

 久しぶりの雪遊び、息子はすっきりしたあと満足げ。友人は、私に感心していた。受験中のこどもを持ったお母さんって、もっとかりかりしてるのにねって・・
 
 褒められたと思う??

みそ鍋

2008-02-06 09:19:50 | Weblog
 昨年、金沢に行ったときに友人が連れて行ってくれたのが鳥味噌鍋の店、まつや。秋とはいえ、結構暖かい日だったのでふうふう言いながら食べました。
 おいしかったので、店で売っていた味噌を買って帰りました。

 先日、近くのジャスコでその味噌を発見。鍋物の特集コーナーみたいなところに箱に入ったまま山積みされていました。近畿では手に入らないと思っていたのでうれしくて思わず購入。230円くらい。
 土鍋ではなく、浅めのお鍋、うちではすき焼き鍋を使用して、味噌を鍋底ひたひたくらいに水でのばし、具材は鳥肉と白菜のみ。白菜を山のように積んでぐつぐつさせると、その水分で濃厚な味に。白菜の煮えた下の方から掘り起こしながら食べるのがみそ!
 リーズナブルな鍋やから、と友人も言っていました。鳥のミンチにショウガをたくさん目に入れただんごがよく合いました。不思議なことに、他の野菜、ネギやキノコ類はまったくおいしくなりません。白菜のみ。

 実は私は白菜が嫌い。でも、この白菜はおいしい。白菜が嫌いと言うと、馬鹿にされまくり(白菜きらいなんて、信じられないらしい)店のオーナーにまであきれられ・・・そんな私でも、この鍋ならOK。
 ま、もし見つけたらだまされたと思って試してみてください。かほく市のまつや製造のとり野菜みそ、です。

清水豆人形のおひなさま

2008-02-03 09:29:16 | Weblog
 10年ほど前に、ならまちで貝合わせの中に入った小さなおひなさまを買った。わが家にはいわゆるひな壇飾りがなかった。狭い家に置くのもいやだったので娘の時に買わなかったのだ。でも、何もないのも寂しいし、と思って、その時ふと目にしてあまりにかわいかったので。でも、今や小さすぎて、どこにあるのかわからない。

 先日、知人の初節句のお祝いに何か安くておもしろいものを、と思ったときにその貝合わせのおひなさまを思い出した。そこで、ならまちへ。以前に買った店は通りがかりだったので覚えていなかったが、そんなようなものを売っている店を教えてもらって何軒か回ってみた。さすがに、その貝合わせはどこにもなかったが、見つけたのが、この豆人形。か、かわいい・・一つの人形が大豆くらいの大きさで、でもちゃんと顔もあるし、表情もある。立ちびなや台付きのお内裏様もある。あまりにかわいくて3種類購入。この写真の人形がいちばんころんとしていてお気に入り。載せてあるのはお盆ではなく、塗りの銘々皿。その小ささがわかってもらえるかな。

 で、これはいったい何なのか、調べてみたら、清水豆人形というらしい。なんと、しょっちゅう行く京都の今熊野で一人の女性が作っているという。型に土を入れて乾かし、焼き、胡粉を塗って、彩色。それをこの小さな人形一つ一つに施していくという。私が買ったこのおひなさま、三人官女まで5体が3センチ角くらいの籠に入っている。その籠から出して包み紙をほどくだけでもけっこう手間。紙で包まれた様子はまるで和三盆のお菓子みたい。
 昔はあまりの小ささに升で計って売ったので、はかり人形とも言われたらしい。おはじきのようにして遊んだという。

 小さい頃は家に郷土玩具がごろごろしていたが、いらんなあと思っていた。今見ると、とても懐かしい。土人形も実は伏見人形の印象が強く、これは今でも好きではないが、こんなかわいいものもあるんだなあと再認識。
 ただ、今回ならまちの郷土玩具を中心に置いている店で買ったのだが、そこに並んでいる木彫りの郷土玩具は私の記憶にあるものと形は同じだけれど、仕上がりが雑だったのがちょっと気になった。