蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

まちがい

2013-10-23 07:42:54 | Weblog
家に帰るとFAXが点滅していた。
そういえば、FAXって使わなくなった。
パソコンを使っていない実家からと、
仕事先でメールが出来ないおじさんからの連絡くらい。

何が来たんかな、と思ったら、処方箋。
処方箋???
しかも、名前が娘の友達の名字。
また、その友達というのが粗忽者なので、間違ってうちに送ってきたのだと思ってしまった。

考えてみたら、娘の友達はうちの電話番号なんて知らない。
携帯しか使わないのに、家の電話なんて必要ないんだし。
娘に連絡しても知らない、というし。

そこで思い出した。
そういえば、去年にも一回、処方箋が来たことがあった。
どこかの病院に粗忽者がいるのか、うちの番号が間違って登録されているのか。

でも、これって、ものすごい個人情報。
名前、住所、薬の種類が明記されてるってことは、何の病気かもわかるってこと。

不思議なことにそのデータはなんでかわからないが吹っ飛んでしまって、
今は何も残っていない。


大野寺から室生寺へ

2013-10-14 23:38:45 | Weblog
あまりにいい歩き日和なもので、ダンナと久しぶりに歩きに行くことになった。
さあ、どこに行こう。
昨日見た入江泰吉の写真の中に、大野寺の磨崖仏があった。
それを見に行こう。
室生口大野から歩いてすぐのところにその磨崖仏はある。

大野寺弥勒磨崖仏←はっきりした写真は他の人のを見てください

肉眼では遠くてちょっと見にくいが、確かに宇陀川の向こう岸に弥勒菩薩が見える。
高さは約30mだそうである。
望遠鏡がいったな、これは。
この辺りは柱状節理で奇岩が見られる。


ここから室生寺まで6kmのハイキング。
時刻はすでに1時。出発が遅いやろ・・・
と言いつつ、よくわからない地図を片手に歩く。
途中から東海自然歩道に。
先月の台風の影響で、近畿地方のあちこちの山道が荒れていると聞く。
自治体にお金がないので修復が進んでいないようだ。
さて、ここはどうなんだろう。
山に入ると、間伐材がいたるところに撒き散らされたように横たわっている。
そこに、台風で倒れたような木や、流されてきたような枝が絡みついている。
台風のせいだけではなく、山の手入れがほとんどされていないのだろう。
特に、こんな道が狭く、車両が入れないようなところの間伐材など、運び出しもできないのだろう。
日本の山が荒れているということを実感。


山道も増水した川の流れで割れたのだろうか、ところどころにこんな溝ができている。

しばらく歩くと

 石畳の道

こんな山の中に延々と続く石畳。
いったい、いつの時代にどんな人がこの道を作ったのだろう。
一部はセメントで固められているので最近に補修したのだろうけれど、
もともとは人力で石を並べたんだろうと思う。
気が遠くなるような作業。

ずっと森のなかを歩くので、歩いている間は暑いのだが、止まると肌寒い。
それにしても、ハイキングガイドにはかなり平坦で、家族向き、とか書いてあったけど
けっこうキツイよ、この坂道。

ようやく室生寺の太鼓橋へ。


秋の日を浴びて柿や柘榴がたわわになっているのが印象的だった。
紅葉がほんの少し始まっていた。

今日、家を出てから帰り着くまで、18700歩、14km。
明日、足が痛そう・・・



花と書のコラボ

2013-10-13 20:50:17 | 歩く
この何日か、夏に戻ったかのような暑さだったが、
昨日、今日は暑くても風が爽やか。
姑の友達が奈良の写真美術館でお花の展覧会を開催しているというので、
散歩がてら行ってみた。





書道のかなと、草月流のコラボレーション。
花、というより、オブジェ。
ところで、書と花、どっちがメインなんだろう??
花がまるで額のようになっていて、書にとっては贅沢な見せ方。
残念なのは、この写真美術館の建物、自然光が入っていいんだけれど、
額のガラスが光って作品が見にくい。
お花にはいいんだけどなあ。

入江泰吉の写真展の券を頂いたので、ついでに見ていく。
かなり古い写真の展示だった。
超有名な写真の数々。
その中に、平城宮跡という題の写真があった。
なんと、はさがけが立ち並ぶ。
話には聞いていたが、本当に田んぼだったんだ・・・

その後、ブラブラと奈良を散歩。
できるだけ、細い道を歩いてみた。
いつもと違う発見がある。
なんだか今日は壁が気になる。







一度入ってみたかった、奈良ホテル裏の小さなカフェ。
何度かのぞいたのだが、お休みなことが多かった。
庭先にあまりにいい風が流れているので、ゆっくりすることにした。



この日は鹿の角切りが行われていた。
ツノを切られたオス同士が、ない角を突き合わせて喧嘩しているところに遭遇。
すごい迫力。
ああ、本当にこの時期は発情期なんだと実感した。
そして、オスもメスも鋭い声で鳴いている。
晩秋の夕暮れに響く物悲しい声とはまた違う、きいきいという声。
奈良公園の鹿は飼いならされたものと思っていたが、自然の営みで生きてるんだと改めて思った。
今日の散歩、6500歩、約5km。

日本酒サミット

2013-10-12 22:30:01 | Weblog
京都で初の「日本酒サミット」 全国の酒蔵飲み比べ


 全国の酒蔵の日本酒を試飲できるイベント「京都・日本酒サミット」が12日、京都市左京区のイベント会場「みやこめっせ」で初めて開催された。

 全国有数の酒どころ・伏見を抱え、1月に「日本酒で乾杯条例」を全国に先駆けて施行した京都市が主催した。

 会場には京都、福島、長野、滋賀など10府県、計約50の酒蔵のブースが設けられ、京料理や京漬物の販売、清水焼など京都の伝統産業製品の展示・販売も実施。



・・・・・に行ってきた。

2200円を払ってぐい呑をもらい、2時間飲み放題。
食べ物も結構な数のブースが出ていた。
もちろん、これは有償。
エイヒレと鱧の柳川、豆腐などを買い集めて、あとはそれぞれのブースにお酒を取りに行く。
3人で行ったので、あちこちの酒蔵の種類の違うものを入れてもらって、いろいろ試飲。
せっかく飲み放題だから、と吟醸を飲んでいたが、
実は同じ酒蔵で吟醸より純米のほうが美味しいやん、というものがあったり、
こりゃまずい、というものがあったり・・・
もちろん、好みは人それぞれなので。
自分で好きなお酒を好きに飲める試飲コーナーがあった。
そこでどれにしようかと思っていたら、横にいたおじさんが、
「変わったラベルやボトルのお酒は、その酒蔵が自信を持ってそんな変わったことをしてでも目立ちたいというものだから、比較的美味しいものが多いよ」
と教えてくれた。
そこで、赤いボトルのお酒をチョイス。
日下無双
 杜氏の名前を冠したこのお酒は、世界、天下にならぶものがないほど優れているという意味を持ちます。
 その名に恥じない酒造りをするために、伝統に学び、時に新しい技術を取り入れながら常に成長し続ける日本酒。それが日下無双です。

いやいや、おいしかったわ。




ただこのイベント、初めて感が満載で、いろいろと不備の多いこと。
まず、人数の割に会場が狭く、飲み食いする場所がない。
立って飲み食いすることを想定したトレイ(有償)が用意されていたのだが、
それも人数分に全然足りなくて、ほとんどの人が床に座り込んでいた。
酒蔵のブースもどれだけの酒が出るのか予想できなかったのか、
長蛇の列を並んでも、ほんの少ししかぐい呑に入れてくれないとか、
食べ物はものすごい時間並ばないと買えないとか。
3部制で6000人限定、とあったから、2000人か・・・
そりゃ、あの狭さでは無理かな。
せめて、テーブルがもっとあれば。
先日行ったオクトーバフェスはさすがに天王寺公園なのでゆったりとして気持ちよかった。
せっかくこんな催しをするのに、来場者の不満が多いようだと逆効果になるのでは。
2時間制なのに、そうそうに帰ってしまった人も結構いた。
もちろん、入場料のもとが取れるほど飲めるわけではなく、
食べ物に結構お金がいるので、これなら少しいい店に飲みに行ったほうがいいかも、と思わされる。
まあ、イベントだから仕方ないん・・・・だろうかねえ。


微妙

2013-10-10 11:02:58 | Weblog


地元を走っていたら、前にこんな車両が2台。
犯人護送車が2台も???
と思ったら、小隊バスというらしい。
大人数の移動・輸送時と、暴動の時に出るらしい。
鉄格子で囲ってあるから、てっきり、と思ったのに。
鉄格子は中の人を守るためなんだって。

で、何で気になったかというと、



よくよく見たら、婆娑羅ちゃうん?

奈良、ならでは、だよね、多分。
強そうな、そうでもなさそうな絵が、微妙。。。。

京都食べ歩き

2013-10-06 21:19:21 | 食べること
先月、京都に来た時に、地元の人に教えてもらった美玉屋の黒みつだんご。
残念ながら、その時は夕方に行ったら売り切れだった。
毎日使いまわしているのだろう、
「黒みつだんごは売り切れました」という、紙箱の裏に書いたような札。
紙の端が擦り切れているのが、酷使されてる札なんだろうと思わされた。
それで、今日は朝に行ってみた。
もちろん、売っていた。





北大路通りに面した、小さな小さな昔ながらの和菓子屋さん。
この同じ並びの100mも離れていないところにも、同じような団子が売っている。
すぐに食べたかったのだけれど、なにせこの後にランチが待っているし、その後はコンサートだし・・・
けっきょく家に帰り着いて食べたのは夜。
団子とはいえないくらいにやわらかい。そこに上品な黒蜜とたっぷりのきな粉。
するするっと食べられる。

今日のランチは友達が予約してくれた店「花梓侘(かしわい)」
予約していたのだが、少し着いた時間が早くて、日本手拭を姐さま巻きにした上品な奥様が「しばらくお待ち下さいませ」と。
どうも、旦那様が小説家らしい。
「柏木 圭一郎(かしわぎ けいいちろう、1952年 - )は、京都市生まれの小説家、エッセイスト。エッセイ執筆時の名義は柏井 壽(かしわい ひさし)」
読めない店名は、このエッセイ時の名前から?


くみあげ湯葉ととろろ芋のお月見仕立て



つまみ寿し7種

お料理は申し分なく、美味しかった。
食器やお盆のチョイスにもセンスが光る。
ただ、一つ一つの料理の間が長い。
お茶やお水をお願いしても、なかなか持ってきてはもらえない。
悠長といえば悠長、なんだけれど・・・
1時間半たってもまだお寿司に至らず、少し早めてもらうように頼んだ。
このお店は、ゆっくりできるときにしたほうがよさそう。

コンサートを楽しんで、今出川まで歩いた。
見つけたのが、京菓子資料館
俵屋吉富が開いている資料館。


お抹茶と和菓子をいただく。

今日のウォーキング、8,500歩、消費カロリー187kcal。
食べた分だけはまったく消費できていない、よね・・

貴婦人と一角獣展

2013-10-06 09:22:15 | Weblog
貴婦人と一角獣展

誘われて、国立国際美術館に行ってきた。
この会場は、高いんだよねえ、いつも。
一緒に行った友人が安いチケットを見つけてくれて、それでも1200円。
見るものはタピスリー(タペストリー)のみ。
結論から言うと、大満足。






この展覧会の特徴は、

1.中世ヨーロッパ美術の最高傑作《貴婦人と一角獣》が6面すべて出品されます。
2.《貴婦人と一角獣》が表わすものとは? 五感を超えた謎に迫ります。
3.全長22メートル! 迫力の6連作です。
4.人々を魅了してやまない伝説の動物・一角獣が描かれています。
5.フランスの至宝が、奇跡の初来日を果たします。
6.全出品作品が日本初公開です。

ということらしい。
6枚の大きなタピスリーに囲まれた空間にじっと身を置く。
15世紀に作られ、長い間お城に放置されていたものが20世紀になって日の目を見て、
今はフランスの国宝になっている。
その色鮮やかさに驚かされる。
もちろん、修復を繰り返しているという。
虫やネズミに食われた跡も修復されたというが、どこなんだろうと思うくらい、きれい。
直ぐ目の前で見られるので、織の息遣いまで感じられる。
残念なことに、20世紀になってから修復された部分にケミカル染料を使ったため、その部分が色あせてしまったという。
今なら、もっと研究されて天然染料で修復するんだろうな。
美術品の補修、修復、保存ということについても考えさせられる逸話。

今回は、ギャラリートークを聞いたので、とても良くわかった。
しかし、このギャラリートークを聞くために、1時間前から並んだ。
恐るべし、、日本人の我慢強さ。

10月20日まで。

風立ちぬ

2013-10-03 20:28:14 | Weblog
2週続けて水曜日に仕事がなかったので、映画に。
レディスデーの朝一番なんて、ほとんど人がいないだろうと思ってたのに、
レディスというには少々お年が行き過ぎた人々が、けっこう次々と入ってくる。
そもそも、男女問わず60歳過ぎたらいつ行っても1000円なんだってね、最近は。

公開した時から見たかった宮崎駿の「風立ちぬ」。
トトロの映画で、田んぼの上を走る風の表現に脅かされてから何年になるのだろう。
あの、日本の少し古い情景に、どれほどこがれたことだろう。
もちろん、その景色が懐かしいわけではないのだけれど、
日本人の心の琴線に触れる情景なんだろう。
この映画でも、ああ、この景色の中に入って行きたいと思わされる。
でも、この古き懐かしき、良き時代は、日本が貧しくて、飛行機もまともに作ることができない時代なんだそうだ。
どうしてこんなにこの国は貧しいんだ、と主人公がつぶやかねばならない時代なのだ。

飛行機が作りたい、と、息子の同級生は夢を持って大学に行った。
でも、今の日本は飛行機を作らない。作れない。
貧しくとも、作れた時代ではあったのだなあ。
戦争という必然があったから作れたのだけれど。
そして、全てを打ち込んで作った飛行機は、賞賛を受けながらも、
1機も戻ってこなかった。
ゼロ戦を設計した堀越二郎の実話をもとにした話。

この映画は関東大震災の時の情景の細部に拘ってこだわって作ったと聞いたが、
残念ながら、あまりの群像で、その細部には目が行かなかった。
そして、一番の違和感が、主人公の声。
キャラクターと声優
声優ではなくて、アニメ監督やん!
しかも、若者じゃないやん!
すごく素人くさいのだ。声が。セリフが。
野村萬斎とか國村隼とか、西村雅彦とか、やっぱりぜんぜん違うんですよ、格が。
声の質といい、響きといい、間合いといい・・・
ストーリーも作画も好きだったのに、この台詞回しだけは最後まで馴染めなかった。
残念。

アップデートはこわい

2013-10-01 09:24:49 | Weblog
5月にiPhoneにしてから4ヵ月。
いろいろトラブルはあるものの、何とか使えている。
たしかに便利だし。
PCを立ち上げる回数が減るというのはほんとうだ。

先週、何かのアップデートが来ていたので、ほいほいと何の気なしにタップした。
すると画面が暗くなり、アップルマークが。
えっ!!!!何したん???
なんかすごいまずいこと、した???
知らずにやっちゃった、OSのバージョンアップ。
7.0。
こいつがまた、評判が悪い。

知り合いは、入れていたアプリが全部飛んだとか。
調子が悪くなったとか、何かの機能が使えなくなったとか、いろいろ聞いた。
私も何だったかの設定が飛んだ。
それくらいですんで、ラッキーと思っていた。

ところが昨夜、突然電話が使えなくなった。
ハウリングして、見ているテレビの音が電話から聞こえる怪現象。
LINEの電話は使えるのに。
メッセージも使えるから、電波が悪いわけではないし・・・
今朝になっても電話ができないし、かからない。
いきなり留守電になるらしく、着信は記録されるが、電話することはやっぱりできない。

電話できない携帯電話って、なんやねん!!!!!

結局娘に、7.02のバージョンアップが来てるはずだから上げてみたら、と言われ、
またバージョンアップか・・と思いつつインストール。
何事もなかったかのように直った。

いったいなんやったんや!
最初のバージョンアップから1周間もしてからのトラブル。
何か仕込まれてたとしか思えないわ。