蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

ならまちごはん

2009-07-31 19:00:16 | 食べること
ならまちでおすすめの店と言えば、と聞かれたらいつも文助!と答えていた。
ところが、今年初めに閉店。
その後、粟ならまち店に変わった。
清澄の里と銘打ってガイドブックには必ず紹介される店の支店。
自家製の野菜を使った料理を出すので有名になった店。
本店は行きにくいので行ったことがないのだが、これは行かねば、と思って数ヶ月。
今日、ようやく行ってきた。

店内は文助の時のまま。
町屋を改装した店で、奥には土蔵がそのまま2階建ての客室として利用されている。
初めていったときも土蔵だったが、今回も土蔵。
本当に、ほとんど手を入れていない感じ。
それだけ、文助の時が完成していたということなのだろう。
とても清潔で、趣味がいい作りの店である。

料理は今回、全くの野菜料理ばかり。
お精進、である。
ま、お盆も近いことだし(何の関係が?)

食事の前に野菜のレクチャーあり。使った野菜をいろいろ見せてくれる。
今は季節柄、いろんな種類のトマトを使っているらしい。
自家製にしたらきれいな野菜ばっかりやなあ・・・
ほんまかなあ、とちょっと疑いつつ。

写真の前菜に野菜の天ぷら、野菜の煮物、雑穀ご飯、味噌汁、漬け物、食後にデザートと飲み物がついて1900円。
野菜の煮物はうり、きゅうり、にんじん、大根、栗カボチャなどをしっかりした鰹のだしでたいて、くずあんでとじていた。これが一番美味。

店の子と、そうめんカボチャ(私は糸ナンキンという)の話で盛り上がってしまった。ゆでてほぐすのが楽しいんですよね、またやりたいなと思うんです・・って。
なので、教えてあげた。
そのへんで100円くらいで売ってるよ、と。
地域差はあると思うが、あるところにはごろごろあるので。

お酢にしてもいいし、サラダにしてもいい。
一緒に行った友人はマヨネーズにわさびをまぜてあえるといっていた。

帰り道で糸ナンキン発見。
120円也。
さっそく、マヨネーズわさび和え、してみますわ。

せいしんねんれい

2009-07-30 20:56:19 | Weblog
せいしんねんれいを引き下げることが決定された。

・・・・と聞こえたんだよなあ、昨日のニュース。

本当は「せいじんねんれい」。
成人年齢を18歳に引き下げることに決まった、というニュース。


実際のところ、精神年齢は本当に下がってると思う。
どの年代も、だいたい75%くらいだと思えばいい、という。
10歳なら7から8歳、20歳なら15歳くらい、30歳なら24歳くらい、40歳なら32歳くらい・・・
成人式で暴れるのも、中学生と思えば仕方ないし、結婚年齢が高くなってるのも、それくらいでやっと自立する覚悟ができると思えば、ちょうどそんなものか。
まあ、自分を振り返ってみても、それくらいかな、という自覚はある。
若くなっていいやん、という意見もあるが、社会的に見て、どうなんだろう。


何が目的なんだろう?
選挙権?カメレオン票が増える?そしたらすぐに政権が変わるかも。
飲酒・喫煙年齢を下げて、アルコールと煙草の売り上げを上げる?
そしたら早死にする割合が増えるかも。→高齢者がいなくなる??
カードが作れるから、高額の買い物をしてくれる?そして、カード破産??


・・・成人式も18歳でするのかなあ・・・
来年あたり、18歳と19歳と20歳が一緒に成人式をするかも。

それにしても、精神年齢が下がってるから、
中学生を大人と認めたのと同じことになると思うんだけどねえ。
実際、何でこんな話が突然決まったのか、まったくわからない。

超前向き

2009-07-29 19:44:29 | Weblog
薬害C型肝炎

C型肝炎ウイルス(HCV)に汚染された血漿(けっしょう)をもとにつくられた血液製剤で引き起こされた薬害。慢性化すると肝硬変や肝がんに進行するとされる。フィブリノゲンは血液の凝固に必要な血中たんぱく質で、同名の血液製剤が先天的なフィブリノゲン欠乏症の治療や出産や手術時の止血剤として使用された。製造元のひとつ、旧ミドリ十字(現三菱ウェルフゼマ)の推計によると、出産時などの止血のために血液製剤を投与された人は80年以降で約28万人に達し、1万人以上がC型ウイルスに感染したとされる。国と血液製剤の製造会社に損害賠償を求め、東京、大阪、福岡、名古屋、仙台の各地裁に患者と感染者ら約160人が提訴し、現在係争中。
( 2007-05-25 朝日新聞 朝刊 神奈川全県 2地方 )


何で今頃こんな話題?
実は、知り合いの方の旦那様が20年以上前に事故に遭い、九死に一生を得たという。そのときに使ったフィブリノゲンにより、肝炎に。
もう何年も前からしんどそうにしてられたのだが、ついにいろいろな合併症が出て今回、生体肝移植の手術をされたという。
息子さんからの移植がかなったという。

普通に考えれば、薬剤のせいで苦しむことになり、またそのために大きな手術をしなくてはならない、とネガティブに思うことだろう。
でも、このご家族は薬害で肝炎になったことを恨んではいないという。
もし、そのときに製剤を使わなければ、その時点で命を落としていたはず、と。
そして今また、命の瀬戸際にあって、家族の中にドナーになれる者がいて幸せ、
いつも、ぎりぎりのところでなんとかなるんですよ、と…

その話を聞いて私は単純に「よかったねえ」なんて言ってしまったが、
実はレシピエントにもドナーにも手術費用が発生すること、その費用は莫大なこと、
そして、レシピエントは今後一生、免疫抑制剤を飲み続けなくてはいけないこと、など、いろいろな問題があるようだ。
そんなことは一言も言わずに、笑って話をされる奥様に私は敬服。

前向きに生きるとひと言で言うのは簡単だけれど、
こんなにも前向きに生きるには、ものすごいエネルギーがいるだろう。
そのエネルギーの元は笑いかな、といつも彼女を見て思う。


術後の経過がよく、息子さんにも何の支障も起こらず、
旦那様が無事に復帰されることを心から祈っている。

新しいケイタイ

2009-07-28 22:02:11 | Weblog
…を衝動買いした。
いや、ずっと、欲しいとは思っていた。
でも、ちょっと壊れているとはいえ、今のケイタイもまだ使えているし、
いつまで使えるか、試してみても・・と思っていた。
それが、プリンターを探しに行った電気屋で、思っていたプリンターがなかったので、ちょっとだけ、と思ってケイタイを見ていたらつい、買ってしまった・・・

ちょっと、自己嫌悪。
この計画性のなさ。

でも、欲しかったケイタイにはこだわった。
iida G9
実のところ、ほかのケイタイなら店頭で値引きもしてくれるのに、しかも、新しい
iidaなら値引きができるのに、この機種だけできないという。
なんでや!
それでも、ずっとこれって決めてたので、つい、買ってしまった。

使ってみての感想。
使いにくい!
メールが打ちにくい。
キーを間違えてさわる。これは、慣れの問題か。
でも、キーの打ちにくさは多分慣れの問題ではないので、今後、私からの電光石火のメール返信は期待しないでください。
このケイタイでは無理。
それでも、デザインのよさ、持ちやすさ、かっこよさには変えられないものがある。
まだまだ使いこなせてないけれど、写真もかなりきれいに撮れるし、自動フォーカスになってるし。
・・・と自分に言い聞かせている。これを買った理由付け。衝動買いのくせに。

立ち上がりに時間がかかるなあと思ってたんだけど、ICカードが入っていて、どうもちょっとしたモバイル並みの能力があるみたい。
今まで何台かケイタイを買ったけど、初めてマニュアルに目を通した・・
それでも、使いこなせそうにはない。
そんなにたくさんの機能を覚えられない。

ケイタイよ、お前はどこに行くんだい、と言うくらい高機能になってきたけれど、
本当のところ、ケイタイにそんなに機能は必要なんだろうかねえ?

そんなに簡単に解決していいのか?

2009-07-27 19:12:54 | Weblog
借金解決、という広告を見ない日はない。
電車に乗れば必ず目につくところに広告が。

どうやら、日本人は総借金人になっているらしい。
いかにも人の良さそうな人たちが電話している横に、
電話一本で笑顔が戻る、というコピー。
そんないかにも普通の人が、銀行ではなく、高利の街金で借金するのか?
だいたい、払いすぎ、というのは普通に銀行で借りた場合は当てはまらないんだから。
いっとき馬鹿みたいに広告していたいわゆるキャッシングで借りた人が対象なんだろう。
びっくりするような金利だったもんな。
でも、借りた人は、納得の上で借りたんじゃないのか?
そんな高利の借金をしたら、返せなくなることくらい、わかるやろ?
しかも、借りるくらいお金がないんやろ?

それはともかく、このいかにも善人が善意で解決してあげるよ、のような広告を見て、じゃあこれからどんどん借金しても大丈夫なんやな、と思う人が出てこないかと心配。
今は規制が強くなったから、そんな高利では貸していないはず。
また、いわゆる暴力団系の借金が踏み倒せるはずもなし。
もちろん、どんなに高利でも、金利が返ってくる、なんてないやろねえ。
でも、勘違いしそう。
そちら様からの借金をチャラにしてくれるような法律事務所や司法書士なら、ちょっと尊敬する、かな?

セブン銀行の手数料収入がスーパーの売り上げに迫ってきてるとか。
そんなに手数料を払ってまでお金を出し入れしているんやと、こちらもびっくり。お金にまつわる不思議はいっぱいあるなあ・・

Dear Doctor

2009-07-24 19:41:03 | Weblog
ディア・ドクターは、ほんとうに鶴瓶のために作ったかのような映画。
演技をしているとは思えないくらいはまっていた。

無医村だった村に居着いた、偽医者。
それを取り巻く人々とちょっとした事件を描いた映画。

人間は正義や正論、そんなもんで生きてるんじゃないよ、と語ってくれる。
やむにやまれず、抜けるに抜けられず、続けていくしかないこともあるよ、とも語ってくれる。
それが、正しくないとわかっていても。
一生懸命考えた結果、正しく解決することが正しい方法ではないと思えば、
逃げたっていいじゃない!

そして、赤ひげのように医者を慕っていた人々が、
真実がわかっていくと非難の言葉を口にしながらも、
どこか、にやっと笑えるような、そんなまっすぐではない感情もなんともいえず、いい。


この監督の映画は、どこか、生き方に力が抜けるような快感がある。
そんなに、一生懸命生きなくてもいい、という風に言われて、
ああ、そうなんだ、と胸をなで下ろす快感。
そして、人を食ったような、結末。

同じ女性の監督でも、河瀬作品はいい人でないとだめかなあと、
見ていてちょっと心がかたくなる。
同じように、一地域の人々を描いた作品なのに。

それにしても、この映画といい、河瀬作品といい、多分、地元の素人の老人たちの人を食ったようなとぼけたような、そんな出演者の表情がなんともいえず、いいなあ。


天神祭

2009-07-24 19:27:11 | Weblog
ここ何年か、天神祭の日は必ず近辺で仕事をしている。

去年は源八橋の上で身動きもままならない状態で花火を見た。
一昨年はさっさと帰ったんだっけ・・
その前の年は子どもと待ち合わせて周辺をうろうろした。
屋台に行ったり、花火を見たり、した。

今年は仕事をしていると、下の道からにぎやかな太鼓や笛の音が・・
ブラインドをあげてみてみたら、獅子舞!
地元の古い商店の人たちがご祝儀を上げて舞ってもらっている。
久々に獅子舞というものを見た。
これも天神祭のひとつなんだろう。
そういえば去年は子ども御輿を見たような気が・・

帰り道、ぼちぼちと浴衣を着た若い子達が集まってくる道を逆行して家路を急ぐ。
源八橋を通りかかったら、またもや鐘太鼓の音が・・
お渡りの船が橋の下を通っていった。
この写真ではわからないと思うが、はるか向こうに見える何艘かの船は船渡御。
川を斜めに蛇行したり行ったり戻ったり・・
これからが本番。
明日の花火は土曜ということもあって、ものすごい人出になることだろう。

今年はまだ梅雨も明けていないようだけれど
これで、大阪の夏も始まるなあ。

日蝕

2009-07-23 00:21:03 | Weblog
たまたま今日は早めのお昼にしようと、11時過ぎに外へ出たら、
たくさんの人が空を指さして見上げている。
なんかあったん?
何か浮いてるン?

あ、日蝕か。

残念ながら厚い雲がかぶっていて、太陽は見えそうにない・・
と思っていたら、たまたま雲が薄くなって、ちょうどいい感じに。
これが晴れていたら、間違っても見ることはできなかったね。
ぼんやりとではあるけれど、三日月のようになった太陽を見ることができた。


それにしても、まだ11時台に何でこんなにたくさんのサラリーマンやOLが道に出てるんだ?
確かに世紀の天体ショーかもしれないけど。
でも、はっきりとは見えてないんだし。
不況といわれているけれど、まだまだのんびりしてるということかな・・

天体ショーよりも、交差点ごとにたくさんの人が同じ方向を向いて見上げているその様子の方がよほど面白かった。
空よりも町の様子の方を観察してしまった。


ちなみに、昼間に夕方くらいに暗くはなったんだけれど、これは天候のせいなのか日蝕のせいなのかはわからなかった。

異変

2009-07-23 00:09:15 | Weblog
鳥にまつわる話。

この間から、朝に鳥が騒ぐ。とにかく騒ぐ。
ひよだったり、カラスだったり、スズメだったりするが、
とにかくうるさい。カラスだった日はホントに頭を抱えるくらいうるさかった。
かんべんしてくれ・・・
これって、天変地異の前触れか?

昨日は曇っていたんだけれど、ふと上を見たら電線にすごい数の鳥。
最初はスズメの鳴き声だったので、スズメの集団かと思ったが、大半はツバメ。
これだけの数のツバメが集まっているのは珍しい。
なにより、ツバメたち、もう子育てはおわったのか?
のんびり(というわけではないんだろうけれど)朝から電線に停まっている場合??
これも、天変地異?

今日は池のそばに数羽のキジバト。
本当ならキジバトは野生なのでヒトが近づくとさっと逃げていくはずなんだけれど、今日はどのキジバトもよたよたと歩くだけで、いっこうに飛ぼうとしない。
なんか、おかしい。

なんかおかしい、なんかおかしい、と思っていたら、
カワセミ発見!
こんな汚れた池に、しかも、近くにはどんなに頑張っても清流といえる川もなく。
何でこんなところにカワセミがいるんだろう??

朝から頭の中は???


本当になんかおかしなことが起こるのかもしれない・・・

YAMAOKA PIZZA

2009-07-19 18:39:31 | Weblog
梅雨は明けたんでしょうか?
生駒山を歩いてピザを食べに行こうという計画。
朝から雨がぱらついて、予報では昼から雨。

生駒は近いのに、行く機会がなくて、かえって遠いところの人たちのほうがよく知っているという感じですね。
だいたい、あの急坂、車で行く方が怖いんですよ。
先日行ったそばやさんの春知も、新車で行ったからということを差し引いても正直、げっ!という道でしたから。
でも、近いから余計、車で行くことしか考えない・・・
今回はその春知よりもまだ山の上にあるYAMAOKA PIZZA

生駒駅から歩いてちょうど1時間。
とにかく、上る、上る、上る、ちょっと下がって、また上る・・・
なんでも、大介花子の家のすぐ近くらしいです。私にはどれがその家かわかりませんでした。けっこう、こんな山の中に豪邸があるんですもん。

店に着く直前に車に抜かれ、降りてきた家族連れの人に
「生駒から歩いてきたんですか・・」
とあきれられました。
でも、いちばん外向きの席だったということもあって、風が通り抜けて、汗ばんだ体に気持ちいい。
さすがに山の上。クーラーなんてなくて、開口部が大きくあけてあって。
冬場は寒すぎてクローズしているらしいです。なるほど。
まあ、この坂道、凍結したら命がけですわ。

さっそく飲んだビールのおいしいこと!
ピザはなにより、ピザ台の小麦の味が甘く、そこにのったモッツァレラがおいしい!
石窯で焼いた焼きたてを食べるのはやっぱり贅沢。端っこにすすのような黒いものがついているのも愛嬌。
本当はモッツァレラはあまり好きなチーズではなかったんだけれど、考え変えました。結局、4人でピザ3枚。ちょっと食べ過ぎ?
蒸した(ゆでた?)ジャガイモをハチミツバターで食べるというのもちょっと甘すぎてどうかなと思ったんだけれど、これがまたナイスな組み合わせ。
生ハムと桃も意外な組み合わせで、メロンと合わせるよりおいしい。


それにしても、最近、生駒は自然農法がどうやら流行らしく、無農薬野菜を使った料理を出すのが売りのレストランや、途中にも野菜を売っている店や会社(?)があったり。
そもそも奈良なんてみんな田舎で畑があるんだから、同じような売り方ができそうなものなのに、今のところ生駒がその先鋒になってるみたい。
これは、商売の嗅覚の違いでしょうか?
認められれば、少々高くても、少々不便でも、人は来る。
生駒にいくつかある有名店は、このYAMAOKAも含めて、予約なしでは入れない。
まあ、この生駒の場合は、こんな坂道を来た、と言うだけでも話題になるんでしょうね。

ビールとワインでいい気分になり、来た道を帰りましたが、さすがに下りは早かった。
結局、今日は下界は暑かったのかどうかわかりませんでしたが、生駒の上では、気持ちよく外で食事とお茶と、おしゃべりとができました。
雨は歩いている最中はほとんど降らず、駅に着くなり豪雨、でありました。
そろそろ梅雨も明けるかねえ・・