蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

クノール、改めて

2010-07-31 13:58:07 | Weblog
仕事仲間がトルコのお土産に買ってきてくれた。
クノールスープ、トルコ版のタルハナチョルバス。
先日、ためしに作ってみたタルハナスープの、元々の味がわからないと言ってたら、地元スーパーで探してくれた。

今日、味見。
おいしいやん。
でも、クノールやわ、なんか。
とろっとしたスープにかすかに香りがする感じ。
クルトンがいかにも、クノール。
クノールは世界共通なんやと実感。

では、うちにある、本物のタルハナはなんなんだろう・・
このスープみたいに、とろみをつけてみようか・・・
お盆明けにトルコの学生?がうちにくるとか言ってたから、聞いてみよう。

それにしても、久々のクノールだった。
ところで、クノールって、どこの会社なん?
と調べてみたら、日本では味の素、アメリカやタイ、ベトナムではユニリーバの傘下なのね。もとはドイツ。
♩あ・じ・の・も・と♪♬のフレーズはよく聴いてたけど、そうか、これがクノールスープだったのね、と改めて認識。
何年か前に、吸収されたんだっけ?と思ってたら、日本では最初から味の素の全額出資の会社らしい。
ふううううん。
テレビなんて、見てるみたいで、まったく理解してないとよくわかったわ。



文楽観賞

2010-07-30 00:35:54 | Weblog
国立文楽劇場 大阪の 夏休み文楽特別公演に行ってきた。
文楽劇場に入るのは何回目かだけれど、文楽を見に来たのはいったい何年ぶりだろう。
初めて来たのは高校の授業で。床本をもらって、聞きながら文字を追っていったのだが、いくら聞いても聞いても、まったく進まなかったような気がする。
それから思うと、かなりテンポアップしたのだろうか、そんなにまだるっこしいとは思わなかった。
時代に合わせて、早くなったんだろうか?
同じ演目を見たわけではないので比べることができない。

1本目は菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)。
だいたい、こういう古典芸能は、あらすじは知っているものとして演じられるので、なんの説明もなく、しかも、長い芝居のほんの一部だけ。
何となく、こういう筋かなあ、とは思うのだけれど、よくわからないままに終わってしまった。
自分の子どもを殿様?の子どもの身代わりに差し出して首を切るという段なんだけれど、ほんとうのところ、どういういきさつでそうなったのか、よくわからない。
息子を身代わりに差し出した母親の嘆く動きは、さすが文楽、人間よりもその立ち居振る舞いが美しいと思った。
寺子屋の段

2本目は日本振袖始(にほんふりそではじめ)。
これは、わかる。やまたのおろち伝説。
舞台の書き割りも派手だし、きれいし、大きなおろちは出てくるし、立ち回りも派手だし。
なんでも、おろちの生け贄として差し出された姫が、おろちに斬りつけよと渡された刀を袖の中に一振り入れたことから、振り袖というようになった、と・・・
そして、飲み込まれた姫が、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が戦うその間に、おろちの腹をかききって出てくるという、赤ずきんのような、お話。
いやいや、人形の着物も美しいし、楽しめた。

しかし、だいたいが、日本の芸能といいながら、字幕がないと聞き取れないという情けなさ。
それと、たかをくくってめがねも普段用のものしか持たず、もちろんオペラグラスもなくて行ったら、人形の顔(どころか、動きもいまいち)が見えないという体たらく。
黒子が動き回っている様子がある意味、邪魔・・・

1本目が終わった休憩時間に、10人くらいの欧州系の団体客がぞろぞろと帰っていった。彼ら、彼女らは、まったくわからなかったことだろう。
せめて、中国の京劇のように、字幕に英語も併記したらわかるかもしれない。
日本人だって、英語が併記されてる方がわかるかも。
それにしても、外国からの観光客なら、2本目のやまたのおろちならもう少しはおもしろかっただろうにと、残念な気がした。
まあ、夕食の時間の関係だろう。これだから、団体旅行は融通が利かなくて、あかん。
それに対して、日本に大量に来ているはずの中国、韓国の観光客はまったく見なかった。これは、たまたまなのか、興味の持ち方の違いなのか。

大雨洪水雷注意報

2010-07-25 19:14:18 | Weblog
からからに乾いているから、水やりでもしようと思って外に出たら、
ぽつぽつと雨。
これなら要らないか、と思っていたら、やっぱり豪雨。
しかも、雷が鳴り響く、とどろく、暴れまくる。
尋常ではない音。
かなり近くに落ちたのでは?
畑にいてるダンナに直撃したのでは?
ちょっとましになったと思われたので、とりあえず、見に行った。
倒れてたら、救急車、よばなあかんし。

まあ、いつもどおり、予想通り、小屋の下で雨宿り。
ただ、あまりの雨の量に、水が行き場をなくし、
くるぶしくらいまであがってきている。
いっこうにやみそうにない雨、雷はちょっと遠ざかったかのように思うけれど、
そう思うとそれをあざわらうかのように、また、とどろき渡る。
そのうち、何かが小屋のトタン板にばらばらと当たり出した。
あまりの雨風に、ドングリが落ちてきてるのかなあ、なんてのんびり話していた。
でも。
よくよく見れば、雹。
まともに見たのは初めてかもしれない。
思わず拾いに出た。
直径1センチくらいの氷の固まり。
ほんまに、氷なんや。
この暑いのに。
さすがに雹が降るくらいだと、肌寒いくらい。

1時間くらい暴れまくった雨と雷も徐々に収まり、あとはすっきりとした晴れ間に。
しばらく草抜きなどしていると、静かになったところに聞こえてきたのが、
ひーりりりり、という声。
ひぐらし??
その横では、ウグイスが鳴いている。
ヒグラシとウグイスの競演???

雹が降り、ヒグラシが鳴き。
ほんまに、どうなってるんだろうねえ。

奈良の酒

2010-07-25 16:08:14 | Weblog
このところ、日本酒づいている。
先日、友人が新聞の切り抜きを持ってきてくれた。
ならまちに新しく日本酒が飲める店ができている、と。
酒蔵ささや

これは、確かめてみなければ。
そこで、暑い日盛りに、ミニバイクで奈良まで。
こんな日は、風を切って走るに限る。
ベトナムを思い出す。
夜になると無数のバイクがあてもなく、ただただ涼を求めてぐるぐると走っている光景・・・
確かに、走っているときは涼しいが、止まるとアスファルトから立ち上ってくる熱気が暑い。
それにしても、最近、アスファルトが溶ける(いつの時代やねん!)なんてことがなくなったなあ。

店はすぐにわかった。
新しいけれど、昔、家の近くにあった酒屋さんのような作り。
違うのは、すべての酒が冷蔵されていること、1升瓶はないこと、
カウンターがきれいな板でおしゃれってこと。
飲食用ではなく、あくまでも試飲用のカウンターということだそうだ。
あまりきいたことがないお酒を買おうと、聞いてみたら、
3~4種類すすめられた。
その中の2種類を、ほんのちょっとだけ、試飲させてくださいと頼んだ。
ガラスのぐい飲みに半分くらい。
いや、ちょっと、っていってんけど・・・
これはどうですか、とまた別のお酒もとぷとぷとぷ・・・
慌ただしく2杯をくいっと飲み干した。

選んだのは、黒松稲天の純米酒。
この酒、どうも、天理教の御神酒用につくられたものらしい。
それで、稲田酒造の「稲」と「天」か・・・
わかりやすい。

帰り道は、ポリさんがいないか、見回しながら帰った。
当然、止められないように、法定速度で。
昼間の酒はよく回る?




足裏マッサージ

2010-07-22 23:09:05 | Weblog
足裏にはまったく自信なし!
温泉にある、あのぽつぽつの突き出た足型の上には乗れないし、
竹ふみも苦手だし。
間違っても、足裏マッサージなんて、あんな痛そうなモノ、お金を出してまですることはない、と思っていた。

今回は、自分でするマッサージの仕方を教えます、というもの。
足裏が痛いということは、悪い部分があるということで、マッサージはした方がいいに越したことはない。
ということで、参加してみることにした。

いやあ、びっくりした。
テンポのいい教え方で、明快な説明で、楽しくマッサージ。
片足だけしたところで、もう片方と比べてみると、明らかにむくみがとれている。
ふくらはぎのマッサージをしたら、片方だけ明らかに足が軽い。
ほおおお、こんなに効果があるのか。

もちろん、自分でするので、痛くない。
痛い部分には触らないし、そんな力もない。
それでも、足が軽くなる。
足の色がきれいになる。
帰るときには、靴がゆるくなっていた。

この軽い足がいつもでも持つわけではなく、また疲れがたまるとむくむ。
たまったら、またマッサージをする。
歯磨きをするように、マッサージをしてみてください、とのこと。
足裏は、第2の心臓。
心臓は一つより二つある方が健康になれるので、心臓を二つ作りましょう、ということらしい。

最近、足が重かったのがこれで少しでもましになるのならやってみよう。
肩こりや腰痛も軽減する、らしいので。
なんにせよ、継続することが大切なんだけれど。

継続する力をつけるつぼ、ありませんかねえ・・・

好きな場所

2010-07-21 23:53:34 | Weblog
ほとんど毎日のように通る、駅までの道の途中にこんなところがある。

ここは、まったくの私道。
なので、舗装もされていないし、雑草や雑木が伸び放題。
雨が降ったりすると足下がどろどろになったり、乾くとでこぼこになるような道。
でも、今時、こんな道はなくなってしまった。
(いや、ほんとうは通行もしてはいけないところなんだけど・・)

今の時期は毎日、ウグイスがすぐそばで鳴いている。
合歓の花も咲いていた。
暑い日も、この中を歩くとちょっと涼しい。
この連休中に一部草刈りをしたようで、歩くと草の香りが立ち上る。

もう何年も前から道路になるとうわさされ、確かにこの道の両側は道路が途中で止まっている。
なんだかややこしい土地らしいといううわさも。
できるなら、ずっとややこしいままでもめててほしいものだ。
奈良は自然がいっぱいというイメージだが、実はこの数年でかなりなくなってしまっている
ほんのわずかなこの場所だけれど、私にとってはほっとする場所。
この道の真ん中あたり、道が開通できない程度に買い取ることはできないものかと、ちょっと本気で考えたりもしている。
ナショナルトラストの対象にはならないだろうねえ、この程度では・・





糟糠の・・・

2010-07-19 09:49:10 | Weblog
先日、知り合いの女の子がチェンバロのコンサートを開いた。
来月、世界的なコンクールに出場するため、度胸付けのために開催したらしい。
仕事関係の人何人かに声をかけたら気持ちよく同行してくれた。

もともとまじめすぎるくらいまじめな子で、やはり緊張のためか固くなっていた。
その必死な横顔を見ていて、同じように20数年生きてきて、これほど生き方に違いができるものかと我が子と引き比べて思ってしまった。
これほど打ち込むことができるものを持つことができてすばらしいな、という思いと、打ち込むことができて、なおかつそれなりのレベルにまで至ることができるのは、やはり才能なのかなあと思わされた。
彼女の先生に「できはどうでした?」と聞いたら、
「課題山積」のひと言だったけれど。
結果はどうあれ、しっかりいい体験をしてきてほしい。


その後、何か食べて帰ろうということになり、駅の上という便利さからへ。
入ったところに、糠が置いてあった。
店で精米しているので、自由にお持ち帰りくださいと書いてある。
よほどお米に自信を持っていると思われる。
最初は、もうタケノコも終わったし、と思ったのだが、何度か失敗して、やめてしまった糠漬けをもう一度やってみようかと思った。
帰宅してからぬか床の作り方を検索。
今はちょうどいい感じに漬かりだしている。
捨て漬けのつもりで入れたブロッコリーの芯の部分が、おいしく食べられたことにびっくり。しかも、固い外側の部分。
これはしばらく楽しめそう、と今から期待している。
さて、どんな野菜を漬けてみようか。
これは、糠がいいからかもしれない。

毎日、ぬか床をかき回していると、
「おお、これぞ、糟糠の妻ちゃうん・・・」
なんて、日頃の手抜きをなかったことにするかのような錯覚。

で、ちょっと気になって糟糠の妻を調べてみた。
「貧しいころから苦労を共にしてきた妻」
糟糠とは、米ぬか、米かすのことで、粗末な食べ物のこと。粗末なものしか食べられないころから苦労を共にした妻は、立身出世しても離縁することはできないという意味。

てっきり、ぬかみそ臭い妻のことだと思っていたわ。
で、うちは立身出世もしていないから、糟糠の妻にはなれないということね。

雨宿り

2010-07-11 12:44:31 | Weblog
梅雨とは言えない集中豪雨。
今日も突然降り出した雨が、瞬く間に豪雨に。
畑に行っているダンナに傘でも届けようかと出かけた。
道はすっかり川になり、階段にはあふれた水が流れている。

ダンナは、と見ると、のんびりと小屋の下で雨宿りしていた。
ふたりで降る雨をぼんやりと眺めていた。
篠突く雨の中に煙る景色が日本的。
日本の風景は水蒸気でできている、
という文章をどこかで読んだことを思い出した。

数ヶ月ぶりのその場所は、すっかり変わっていた。
道路が田んぼの真ん中に忽然と現れ、湿地だったところが掘り返されている。
その道路は青々とした田んぼのすぐ手前でぷっつりと切れている。
多分、この田んぼの稲刈りが終わったら工事が再開されてしまうのだろう。
このあたりでも、一番きれいに田んぼを作っていたところだけに、心が痛む。
どんな思いで手放すのだろう。
本当にここに道路はいるんだろうか、と思うようなところなんだから。
春にはつくしやせり、秋にはあけびやむかごを取りに来ていた場所。
何もなくても、散歩道だったところ。

私たちが借りている畑も、もう時間の問題かもしれない。
こうして、どんどん日本の農地はなくなっていくんだろう。
道路整備に伴って用水路が倍の広さになっていたが、道路にあわせて人が設計した流れに変えられている。
こんな集中豪雨の時にダムとして水を蓄えてくれた田んぼや畑がなくなってしまったら、そんな程度ではこの水の量は吸収できないだろうと思うし、変な流れはよけいに水の力を増してしまうのではないだろうか。

浅はかな知恵は自然には勝てないと思う。
深い知恵の継承がなされない国は滅びていくのではないか。
そういえば、今日は盛り上がらない選挙の日であったなあ。

無酒乱?

2010-07-09 22:33:17 | 食べること
おいしいもの、行こうと週末の楽しみに。
予約が取りにくいけれど、おいしいと評判のながほりへ。


蔵を改装した店で、評判通り、見つけにくい店。
大通りからも少し離れているので、静かで落ち着く。
お料理は、独創的な物が多く、どれもおいしくいただいた。
夏野菜のあんかけは絶品。山椒がさわやか。
鶏キモとズリのサラダも、歯ごたえとルッコラとのからみがおいしくて満足。
かにみそのコロッケも他ではなかなか味わえないと思う。

なにより、店の人たちのきびきびとした動き、料理ごとに取り皿を用意する手際の良さが気持ちよかった。
そうそう、日本酒を大切にする店は最近、チェイサーをちゃんとくれる。
それが、仕込み水というところが、なんとも粋。
チェイサーをもらうと、あとが楽。悪酔いしない。


店を出てから友人と意見が分かれたのが、サーブしてくれた子の性別。
私は女の子だと思い、友人は、絶対男だという。
もう一回行って、確認するか・・・?

ちなみに、この店はミシュラン一つ星だそうだ。(本で確認したら、ちゃんとあった!)
ミシュランと入力しようとして無酒乱になったけど、それも正しいかも。

運の使い方

2010-07-03 21:02:15 | Weblog
先日修理に出したパソコンが返ってきた。
ロジックボードの交換。
Winではマザーボードというのかな?

おそるおそる立ち上げてみたら、
データが全部残っていた。
感謝!!!!!
ただ、買って13か月での修理というのがなあ・・・
運が良かったんだか悪かったんだか。

その後、金魚(本当は鯉なんだけど金魚のえさを好んで食べる)のえさを買いに。
228円也。
「ポイントカード、ありますか?」
「いいえ」
金魚のえさしか飼わないのに、あるわけないやん・・・
「今日は抽選してますから、やってみてください」

がらぽん。そういえば何ヶ月か前に1000円分の金券が当たったな。
そのあと、もう1回がらぽんしたけど、それはなにももらえなかったな、
なんて思いながら回したら、黄色い玉。

「おめでとうございます」
と渡されたのは、ツナ缶。
一瞬猫カンかと思って返そうと思ったんだけれど、
「サラダでも作ってください」
といわれたので、人間さま用らしい。

228円でツナ缶ひとつなら悪くない?
でもこんなところで運を使い果たしてるのかもなあ。