蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

落語ブーム

2008-03-27 00:14:34 | Weblog
再びの繁昌亭。去年は前日前売りで簡単に席も取れたし、がらがらだった。
ところが、今回。本当は明日に行きたかったのだが、満席。どころか、4月までほとんど満席。
仕方なく、空席のあった今日の席を取った。猿笑という、関西にいながら江戸落語を語るという年配の落語家の会。はっきり言って、知っているのは文福だけ、というメンバー。文福だって、長いこと目にしていない。

たかをくくっていた。だって、去年はがらがらだったし。
ところが、ちょっと遅くに着いたら、もう満席。いや、前売り、買ってんけど。。がたがたとパイプ椅子を出して並べだした。確かに、そんなに席は多くないが、それでも、1階と2階があるのに、それでも満席。
結局、バラバラに座って一応席は確保出来たが、びっくり。
何度も言うが、有名人はいない。

それにしても、芯から笑える芸人がいない。確かに、落語はくすっと笑えればいい、らしい。客席との掛け合いも、うまいとは思えない。う・・・ん、なんで?
ぽんぽ娘という新人の女の子は、落語をやっているときより中入りで土産物を売っているときの方がよっぽど面白かった。息子も、高座にいるときは「がんばれ」と心の中で励ましていたらしい。まだ、新人の芸をはらはらしながら見ているのは、ある意味仕方がないと思う。でも、中堅どころの話が面白くないというのはいかがなものか。
昔は良かった、という気はないが、子どもの頃に聞いていた落語の方がやっぱり面白かったと思う。


豊中の元庄屋さんの屋敷で行われる落語会の案内が来ていた。桂吉弥の独演会。最近、行っていないし、行ってみようかな、と思ったけれど、そちらの席も朝の2時間で売り切れたらしい。こんなこと、初めてらしい。今、一番人気らしいけど。


これもすべて、ちりとてちんの効果なのか?ブームというのは怖い。過ぎれば、その後の寂れ方がより虚ろになるのだから。
このブームの間に、本当の実力のある噺家、華のある噺家が出てこなければ、一過性のものになり、廃れてしまうような気がする。

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