蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

記憶

2014-07-27 17:08:34 | Weblog
ちょっと前になるが、友達から朗読劇、というものに誘われた。
友達曰く、会場が私の実家の近くだから誘った、と。
実家近くにそんなとこ、あったっけ。。。???

駅から近いにもかかわらず、迷った!
大通りからひとつ中に入っているとはいえ、地元で迷うとは・・
迷いながら思った。
「私、ここ、ぜんぜんしらんわ」
小学校・中学校区である。なのに、どこにも馴染みがない。
いかに私が小学校や中学校の時にどこにも行ってなかったということか。
実家から歩いて10分もかからないところである。

その会場はもともと鉄工所だったようだ。
少し、匂いが残っていた。
このあたりは小さな鉄工所が多く、今も残っているところもあるが、かなり廃業した。
実家の向かいの鉄工所もとっくに廃業。
小さい時に、船の部品を作るところを飽かず眺めていた。
鉄の切りくずで遊んでいた。
その時の、匂い。
匂いは脳に深く刻まれるという。

でも。
年をとると、どんどん記憶が小さい時のものに遡っていく、という。
去年まで就職した頃のことを語っていたおじいちゃんが
今年は小学校や中学校の話をする。
遡るとはそういうことらしい。
で、私は遡った時に、どこに行くんだろう。
こんなに地元のことを知らないのに。
どこのことを語るんだろうねえ。

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