蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

爆音

2010-05-23 12:41:49 | Weblog
久しぶりに家族が揃った休日ののどかな昼下がり

突然の爆音に飛び上がった。
なにごと???
地面からとどろいているかと思うくらいの音。
何より、飛行機が落ちてきてるんちゃうん!!みたいな不安。
以前、旅客機の通り道の下に住んでいたので、少々の音にはびっくりしないが、
これはどうよ!というくらいの音。
1分ほどしたらそいつがまた帰ってきた。
いったい何が飛んでるんやと窓からのぞいていたら、娘が頭がとがった三角の軍用機が見えた、と。
近くに航空自衛隊があるから想像は付いていた。
軍用ヘリはけっこう、時間かまわず、夜中でも飛んでいるし。
でも、こんなのは初めて。
ダンナは、前にも飛んでいたと言うが、私は知らない。

夕方のニュースで、自衛隊基地祭があったと言っていた。
ところが、ニュースではそんな飛行機が飛んだとはひと言も言わない。
なんで??
調べてみたら、
「展示飛行(基地上空通過)(F-4、F-15、U-125、UH60等)」
という項目が。
しかも、事前飛行のお知らせというのもあって、確かに先週にも飛んだらしい。

沖縄の基地の大変さというものの片鱗が、ほんの少し、わかった気がした。
あの音は、確かに人を不安に陥れる。
けっして平和の音ではない。

ちゃれんじ!!

2010-05-20 00:34:41 | 食べること
私の仕事は日雇いなので、今日はあっち、明日はこっちと、どこへいくかわからない。
初めて行くところの場合、余裕があれば近くのランチの店を探してから望む。
いや、仕事しにいってるんですよ、ほんとに。ランチのために行くんではないですよ、念のため。
今日は、四つ橋線本町界隈。
余裕があったので探していたらバンブルビーという店を見つけた。
本格インドカレーの店、という。

店に入るなり、ちょっとしまったかも、と思った。
強烈なスパイスの香り。
カウンターの向こうの棚には20種類以上のスパイスの瓶。
おすすめはジビエ、要するに、野獣の肉のカレー。
山羊やマトン、イノシシ、馬肉など。鴨もあった。
こういった肉は糖尿病になりにくいらしい。
せっかく変わった店に来たんだから、変わったものを食べたいといういつもの癖で、マトンのキーマカレーを注文。

でてきたカレーは真っ黒。量も多い。
そこで、少しでも口に優しいものをと思い、サラダを追加。
これまた、真っ黒なオイルにひたった、胡瓜とセロリとガルバンゾー。

確かに、たくさんのスパイスが混じった複雑な辛さで、おいしい。
んだけれど、口はひりひり、おなかは重く、汗は噴き出すしで、
あえなくリタイア。

「マトンはパンチが効いてるでしょ」と、こわもてのマスター。
えっ。よりによって、辛いのを頼んだわけ?
「いきなりそんなもんたのまはるから、好きなんかなと思いましたわ」

野生の獣の肉は臭みや癖があるので、よりスパイスをきかせるという。
そのうえマトンは、スパイスが絡みやすいのだそう。
しかも、サラダに使っているのは、スパイスをたっぷり入れたオイルらしい・・・

ここのカレーは、ゆっくりしか食べられないので量を食べなくても満腹になるし、汗は噴き出すし、腹持ちはいいし、ダイエットに向くかも。
結局、がんばってがんばって、3分の2までは食べたけれど、後はごめんなさいをした。
お店のご夫婦が、
「辛くてごめんなさいね」
と言ってくれた・・・

そんな量でも、夕方まで胃はふくれていた。げふっとすると、スパイスの香りが・・・
まあ、私の言う辛さだから、とたかをくくっているあなた、そう、今読んでいる、そこのあなた、挑戦してみて。
おいしいのははんこおしとくから。
普通の鶏や牛肉のカレーもちゃんとあるし。

クロッシング

2010-05-19 23:59:45 | Weblog
クロッシングを見た。
越境。行き違い、十字架、という意味もこの映画のタイトルには含まれているという。
脱北者の話、とひと言で言うと、重い話だと思われると思う。
確かに、重い映画である。
でも、周りからどんなに悲惨だと思われるような環境で住んでいても、人間の生活に家族、友達、笑いというものは必ずあるし、一番暮らしたいのは、やはり祖国なんだと、改めて思う。
どんなに贅沢な暮らしができようとも、一番暮らしたいのは、愛する家族と、隣人、知人がいるところなんだ、と。
脱北する人たちは、けして豊かな暮らしに憧れて国を出たわけではない、のだろう。

何年か前に、中国にある大使館に北朝鮮の人が駆け込んで脱北をはかり、何人か亡命に成功したということがあった。
日本の大使館に駆け込んだ人は直前で中国の警察に拘束されたかと思う。
あの人達は、どうなったのか。
脱北して、幸せになったのか。
この映画の中でもその事件をモチーフにした場面がある。
だが、話では、ある団体が脱北させる活動をしている、という。
主人公は、望んでいないのに、家族の元に帰りたいのに、韓国に行かされることになる。
なぜ、そうなったのか、なんの目的があって本人の意志にかかわらず脱北させる団体があるのかが、私にはわからない。
人権団体?団体の名声のため??
まだ、お金を払って脱北させてやるブローカーの方が、わかりやすい。

主人公は、結核になった奥さんのために、薬を求めて中国に脱北、流されて韓国に行くのだが、そこでは、保健局に行けば結核の薬はただで貰えると聞き、唖然とする。
すぐ隣の国では、そのただの薬が手に入らず、栄養失調で死んでいくというのに。

すぐ隣の国(多分飛行機で一時間ちょっと)で、現在進行中で起こっている飢餓、貧困、思想改革、強制収容所という、私たちが経験したことも想像したこともないような生活が現実に起こっているということを映像でまざまざと見て、はじめて実感させられた。

金太郎飴

2010-05-13 20:55:14 | Weblog
どこを切っても金太郎、というのは、
表裏がなくていいということなのか、
画一的すぎておもしろみがないということなのか。

ともかく。

先日旅行に行ったときに、金太郎飴の端切ればかりを大袋に詰めたものがあったので、思わず購入。
800gで600円。
飴の800gはかなり重い。

どうも注文で作っているものが多いようで、人の名前や会社名らしきもの、
メイドなんて言葉もある。
メイドって。メイド喫茶で配るん?
これだけたくさんあると、なんとなく、他人の生活がのぞき見えるようでおもしろい。
それにしても、今まで金太郎飴というくらいだから、人の顔や動物の顔までは見たことがあったが、最近は文字なのね。

有名なのは東京の金太郎飴本舗だと思うけど、私が買ったのは名古屋の歌舞伎飴本舗のもの。
ホームページに金太郎飴の作り方や、特注の飴の金額も書いてある。
2500粒38000円からというのは、高いのか、安いのか。
結婚式用に新郎新婦の顔を作ったものをセットして披露宴で配るらしい。
そのほか、赤ちゃんができたときにお祝い返しに配るとか、
まあ、いろいろ考えられる。
甘いものって、お祝いに向いているかも。
昔から、砂糖だし。

この飴、なかなかすっきりした甘さでおいしい。
姑に「老人会で配ったら」と半分くらいわたしたが、
いつの間にか一人でぽちぽちと食べていたらしく、
「老人会で配るほどのこってない・・・」
と笑っていた。
姑を糖尿病にする鬼嫁・・・なんてことは考えてませんよ。

お結び

2010-05-09 11:13:12 | Weblog
“おにぎり”か、“おむすび”か。
“おせんべい”か“おかき”か、と同じくらい、どっちでもよさそうなんだけれど、ちょっとこだわってみたい名称。
え?もちろん、関西は、おむすびとおかき、でしょ!!
握るのか、結ぶのかというのは、微妙なチカラ加減みたいな気がします。
そもそもお結びって、チカラ加減だけで作るものだし。

京都の錦市場の中にお結びやさんを発見。
中央米穀のおむすび茶房
お米屋さんの奥にイートインがあって、そこで食べられます。
私は、焼きお結びネギ味噌と、すぐき(京都ならでは!)、しそ穴子をチョイス。
ちょっと高めだけれど、コンビニのおにぎりより確かにおいしくて、ちょっと高いだけだと思えば、かなりお得では。
中の具材もいろいろあるんだけれど、何より、お結びはお米が大事だと実感しました。

ただ、気になったのは、作っているのがいかにもバイトの女の子達で、
イマドキの回転寿司と同じように、手袋をして結んでる。
お結びって、手のひらを使うからこそおいしいんだと思う。
最近は美味しさより衛生のほうが優先されるんですねえ。
・・・でも、回ってこないお寿司屋さんは素手やんなあ・・・

子どものころ、何か行事があると何人もが寄ってきて大量のお結びを作る、なんてことがたまにありました。
それこそ、100個、200個という単位で。
その頃近所に住んでいた小柄なおばあちゃんは、その大量のお結びを、ほとんど大きさも形も変わらずに作り続けていました。
ご飯を手にとってくるっくるっくるっと手の中で返し、すっと餅箱の中に並べる。
その手際の良さに子どもながらに見惚れたものでした。
そしてそのお結びの、柔らかいのに崩れない微妙な握り方は絶妙でした。
実は、このお結びの写真を関東の人に送ったら「この形が京都らしい」とのこと。
そういえば、そのおばあちゃんのお結びはこんな形でした。
三角で、薄いの。
これって、関西のカタチ?


ふらっと京都

2010-05-06 21:41:33 | Weblog
羽裏の響きにふらふらとひかれ、京都文化博物館別館へ。
連休明けの京都は静か。

初めて別館のギャラリー部分に入った。
旧日本銀行京都支店。
高い天井が気持ちいい。
白い壁や天井に、黒く塗られた細い柱や木部が映える。
きゃしゃな鉄部も含め、華やかな建物。
だいたい、別館とはいうものの、こちらの方が本来の建物では?

それにしても、羽裏は何度見てもため息が出る美しさ。
一昨年に見に行った羽裏と出所は同じなのでいくつか記憶に残っているものもあったが、会場の広さや展示の仕方でまた違って見える。
これが、型染めだと言うんだから。
50から100枚の型を使って染めているという。
中には500枚もの型を使ったものもあるとか。
色をきれいに出すために一度蒸し、そして10℃程の水にさらしてのりを洗い流す。
気の遠くなるような工程。
その工程を経て生み出された色、デザインが今に残っているということに
も、感動。
今回はかんざしや帯留めなどの細工物も有り、その技術にも驚かされた。
明治、大正、昭和初期までの日本人というのはいかにおしゃれに敏感だったのか。そして、その要望を超えるように作られたであろう数々の装飾品は、職人の意地と誇りだろう。

最近、羽裏を表にして着るという人があるようだが、
やはり羽裏はかくしてこそのおしゃれ。
隠してこそ粋、ちらっとしか見せないからこその色気。

きょうはたまたま、文化博物館近くのギャラリーで京都在住の女性デザイナーの仕事展を見た。ニューヨークだかで認められているデザイナーだという。
西陣織や絹を使ったものが中心なのだが、
よくある和布を使ったデザインとは、ひと味もふた味も違うもので、
本当にすてきだった。
私にお金があれば、迷わず買いたかったものもたくさん・・・
見せたかったであろう和布は、ポケットや比翼の裏に使っていた。
やはり、ちらっと見せてこそ、粋なんだ。

昔の人はすごかった、と思うけれど、
いやいや、現代の日本にも、まだまだすてきなものを作る人がいると思うとうれしくなった。

キノコ生活ちょっと脱出

2010-05-03 15:52:13 | Weblog
奈良県南部の町営のテニスコートに。
本当は町民しか使えないと思うのだが、のんびりしたもので、スルーパス。
今日は久しぶりに、GWらしい天気で、久々に日を浴びると、辛い。
今まで、どんなキノコのような生活をしていたんだか。

このコートが、またのどかなコートで、畑の真ん中に、1面だけ。
周りはレンゲ畑で、これからこのレンゲを鋤き込んで田んぼにするのだろう。
以前は家の周りでもよく見た光景だったけれど、この数年ですっかりなくなってしまった。
畝おこしをした田んぼにはケリが数羽。
うるさく鳴き交わしながら、コートの上を飛んでいく。
ケリが飛ぶコートって・・・
コートのフェンスの外には溝があり、そこには大小取り混ぜて、無数のタニシ。
いやあ、タニシは本当に久しぶりに見た。

タニシがいますよ、とテニスが終わってから他の人と見に行ったら、
水が入っていて見えなくなっていた。
ああ、田んぼに水を入れるんだねえ、と納得。
いよいよ、初夏。

古切手

2010-05-01 19:24:00 | Weblog
むかし、集めた時代があったでしょ、切手。
小学生なら、1枚ずつ、大切に切手帳に並べていたものだった。
切手は、なかなかきれいな色やデザインのものも多く、眺めているだけでも楽しい。

さて。
祖母が集めていたのは知っていたが、それが出てきた。
1968年から1975年くらいまでのものが中心。
シートもたくさんある。40年も前のものなら、少しは値打ちがあるかも。
最新の「日本切手カタログ」で値段を調べてみたら、
だいたい7円のものが30円、15円のものが50円、50円のものは120円くらいの値が付いている。
売値がこれなら、買値はまあ、半分か。
それでも、額面以上にはなるやん、と、捕らぬタヌキの皮算用。

カタログに出ている「買います」という店にいくつか電話してみた。
「1960年以前のものなら評価しますが、それ以降のものはだめですね。
シートになったもので、50円未満は額面の50%、50円以上で65から70%です」
「カタログの値段は関係ないです」
「バラ切手はご自分で使われた方がいいですよ、値段付きませんから」
「年賀の小さいシート、あれもバラ切手扱いですよ」・・・・・

そりゃそうだろう。
集めている人を、自分の周りで聞いたこともない。
集めている人がいなければ値段が付かなくても当たり前。
逆に、7円や15円の切手を買い取って、どうするんだろうと疑問が。
ある店は、自分で使うと言っていた。

仕方がない。
これからは宅急便を使わず、全部ゆうパックにするか。
そして、箱の全面に切手を貼り付けることにしよう。
封筒も、80円になるように組み合わせて貼るとしよう。

今後、私からの郵便はにぎやかなものになると思ってくださいませ。