蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

香りの記憶

2013-01-30 00:26:29 | Weblog

朝、いつもと違う駅へ歩く。
このあたりは古い農村だったので、今でも車が入れないような、細い道が残っている。
そんな道を見ると、つい入ってみたくなる。

ちょっと遠回りになるんだけれど、入ってみたら、どこからともなく良い香りが。
振り返ってみると、古い蔦の絡まった、土蔵のような家の庭に、大きなロウバイの木が2本。
それがなんとも言えない高貴な薫りをあたりに振りまいている。

蝋梅をはじめて知ったのは結構おとなになってからだった。
不思議な花である。
まるで蝋のような梅。梅とは言うものの、黄色いし、
枯れ木についた飾りのようにも見える。
それがなんとも言えない良い香りなのだ。
私の中では一番くらい、好きな薫り。

小さい頃、祖母がお花を教えていたのでたくさんの花がいつも家のどこかにあった。
母もいつも花を生けていたし、庭には花が咲く木が何種類もあった。
でも、薔薇のたぐいはなかった。
それでかも知れないが、今も好きなのは、水仙のようなさわやか系の香りの花。
薔薇の香りはあまり好きではない。
特に薔薇の薫りをつけた化粧品などは嫌いかも。
鈴蘭も、日本の種類のものは好きだが、ジャーマン系のものは香りがきつすぎる気がする。
これは、小さい時の香りの記憶によるのかもしれないと、
道いっぱいに広がった蝋梅の香りに包まれながら思った。
蝋梅の香りは水仙などと同じ種類の香りだもの。

通勤途中のほんのちょっとした考え事。

まぢこわかった

2013-01-28 00:27:07 | Weblog
夜になって、ダンナから駅まで迎えに来てメール。
今日は家でしないといけない事務仕事があったので、ずっと家にこもっていた。
さて、ぼちぼち迎えに行こうかと外に出たら、
あれ???雪???

慌てて家を出たのだが、みるみるうちに雪がつもり出す。
この冬はじめての積雪。
あっという間に道路は真っ白。
家から駅まではかなりきつい坂道もある。
一番きつい坂道では、すでに立ち往生している車も。
怖いのはバックしていく車。
そっちのほうが怖いんですけど・・・

それにしても、こんなにみるみるうちに積もっていくのは久しぶり。
なんせ、轍がない。
私が最初に走ることになってしまう。
ぜえええったい帰りは運転せえへんからねえええ!
と車の中でひとりごちながら、恐る恐る走る。

そこへ、ダンナからメール。
「雪、大丈夫?」
ダイジョブちゃうって!!

なんとか駅にたどり着いた。
明日は駅までどうやって行くかねえ・・・



朝の公園



このていどですみました。
でも、凍った所で滑ってしまったわ・・・
かっこわる・・・

幼稚園へ行く子供が雪や氷で遊びたいので、なかなか前へ進まない。
お母さんが、「そんなん、幼稚園でしたらいいやん」
「幼稚園は好きなことさせてくれへんねん」
・・・
そうですか、そう感じてますか。ある意味、正しいです。

どうしても必要な衝動買い

2013-01-26 22:18:10 | Weblog
先日は冷蔵庫を衝動買いして友人に笑われた。

今日は、仕事先で、あまりに足元が寒く、
遂に耐えられなくなって買い物に出た。
レッグウオーマーを探していたら、最初に目に入ったのがルームシューズ。
ふかふかで、足首まであるもの。
これにしようか、と思ったんだけど、
いくらなんでも事務所の中をルームシューズで歩きまわるのはどうか。
いくら無礼講、役員待遇(自分で言うな!)の私といえども、ちょっとはばかられる。
次に見つけたのが、ムートンブーツ。
1500円なり。
もちろん、ムートン風。
そして、ビジュー風のキラキラがいっぱい付いている。
この際、なんでもいい、暖かければ。

ブーツを買って帰り、さっそく履き替える。
あたたかいやん!
ただし、フラットな底の靴はじつは歩きにくく、
事務所の中やトイレくらいならいいが、外に行くきにはなれなかった。
そこで、仕事が終わったら机の下に押し込んできた。

次回、この事務所に行くまで、会社の人に処分されなければいいんだけど・・・
サンダル代わり、ということで置いといてね。

粕汁

2013-01-26 00:40:06 | Weblog
寒い
あまりに寒い
大阪の町中ですら寒かったのに、田舎町の奈良はもっと寒いだろう

帰りの電車で、酒蔵めぐりの話になり、
奈良の酒といえば、豊祝か春鹿だよね、
そういえば豊祝の酒粕、300円くらいでおいしいよね、
そうそう、そのまま焼いて食べたらおいしいよね、
でも、アルコール分が強くて、酔っ払うよね・・・
粕汁にしたらアルコール分が飛ぶんかな、
なんて話をしていた。

駅に降りたら、やっぱり寒い。
スーパーに寄って、こんにゃくと鮭を買い、
残っていた豊祝の酒粕で粕汁を作った。

しっとりとした酒粕は、濃厚な粕汁になり、
まったりとしたおいしさ。
たくさんの野菜もしっかり入れて、栄養もしっかり(多分)

この冬初めての粕汁。
日本の文化である酒の残り物をありがたくいただきました。



衝動買い

2013-01-20 19:58:17 | Weblog
ダンナが1日10000歩を毎日歩くように努力している、らしい。
今日は休み、朝からダラダラとテレビばかり見ている。
先週から、よくいくジョーシンが店じまい(改装らしいが)セールをしているので
見に行ってみようと誘った。
もちろん歩いて。
片道2.8km。

さすがに成約済みの札がたくさんついていて、いかにも売り切れ御免セール。
どんなもんかなあとぶらっと見てみることにした。

実は先日、お風呂の換気扇が壊れた。
洗濯機はしばらく変な音がしていたが、最近は静かになった。
オーブントースターのタイマーが壊れていたのが、最近、ちゃんと切れるようになった。
ガスレンジはもういつ替えてもいいくらい、古い。
だいたい自動点火しないから、チャッカマン必至やし。

なのに。
なんとなく見ていた冷蔵庫、買っちゃった。
まあ、買わなきゃな、とか思ってけど。
今の新しいのは消費電力が随分違うらしいし。

でも・・・
もっと必要な物、あったんちゃうんか・・・・・・・
よりにもよって、こんな高いものを。
でも、横に売っていた10万円の炊飯器に比べたら安い、と思っちゃった。
洗濯機もぼちぼち、いるんだけど、そこまで衝動買いできなかった。
今度はオープンセールを狙うか。

はじめての体験

2013-01-19 21:16:33 | Weblog
フィットネス体験記。

だいたいが、そもそも、ものを習う、ということが苦手で、
考えてみたらいわゆるスクールというものに行ったことがない。
テニスだって仲間内で教えてもらっただけで、体系だって教わったことはない。

自分がフィットネスに行くなんて、スポーツジムに行くなんて、
考えたこともなかった。
スタジオでおどるハメになるとは。

全くわからないながら、とりあえず、ヒップホップダンスのスタジオに。
「大丈夫ですよ、先生が優しく教えてくださるから、はじめてでも大丈夫」
と周りの人が声をかけてくれる。
今日は、先日よりやや平均年齢が低め。
日によって随分違うらしい。
でも、ベテラン?というか、長年通ってきている人たちは高齢者の域に入った人たち。
その人達が、一番前の列を争ってとる。
私は最後列で人のを見ながら参加。
先生が優しく、というのは個人的に、という意味ではなかったが、
確かにわかりやすい。
もちろん、最初からうまくいくわけではないのだが、
楽しい!多分、ちゃんと自分の姿を見たらげっそりするんだろうけれど
おもしろい。
45分間、少しの休憩だけで、こんなに人を飽きさせずに動かせるんだわ。
フィットネスのインストラクターって、けっこうプロだわ。

次の時間はエアロに挑戦してみた。
エアロって、何するの??
ヒップホップとどう違うんだろう??
これも踊ってるみたいだけど??
こちらもとりあえず、45分、頑張ってみた。

たくさんの人が集まってくる理由がわかったわ。
ひとりでは絶対にしないけど、ここなら何も気にすることなく、動くことができるし、
リズムに乗って動くのって、思っていた以上におもしろい。

本当は筋肉を鍛えるマシンを使うつもりで入会したんだけど、
どっちがメインになるかなあ。

最後は温泉に入ってゆったりして。

さてさて、いつまで続くかねえ。

がっかり

2013-01-18 00:56:28 | Weblog
去年にPiTaPaに変えた話を書いた。
それから約1ヶ月半。
けっこう苦戦している。

その1
同じカード入れにPiTaPaと残金のあるICOCAが入っていた。
当然、アラームが鳴る。
仕方なく、カードを別々に持つことに。
どっちのカードを使うかしっかりと考えてから使わないと。。
と思っていたのだが、PiTaPaで入るつもりでうっかりICOCAで入ってしまった。
ICOCAでは全く割引がないので、申し訳ないが駅員さんに頼んで訂正してもらった・・


その2
回数券が残っていたので、気分で回数券で入場したりPiTaPaで入場したり、していた。
ある日、PiTaPaで退場しようとしたらアラームが。
駅員さんに訴えたら、利用記録がありません、と。
回数券で入場したのをすっかり忘れていた。
そりゃそうだわな。


その3
PiTaPaの入ったカード入れをうっかりと駅待合室に置き忘れた。
さて、退場しようとしたら、PiTaPaがない。
駅員さんにどうしましょうと言ったら、
お急ぎでしょうから、このまま出てください、落し物は夕方に聞いてみてください、と。
親切だ・・
カード入れも無事に出てきて、事なきを得た。
が、あまりに最近この手からこぼれ落ちるものが多すぎる・・・


その4
鶴橋でJRに乗り換えている。
PiTaPaではJRの割引がないので、回数券を使っている。
今までは2枚の回数券を重ねて改札を通っていたのでなんともなかったのだが、
切符(回数券が切符形式なもので)を入れてぴっとしたとたんに、切符を取り忘れてしまう。
これまでに2回、出口で切符がないコトに気がつく。
JRは、どうぞ通ってくださいとは絶対に言わない。
もう一度、支払ってくださいと言われる。
せっかく割引のきく回数券を使っているのに何をしていることやら・・・


と書き連ねてみると、苦戦の原因は全部自分か・・・
ああ、情けない・・
こんなに苦戦して、先月のポストペイ、割引は全部で990円。
これって、いいんだか悪いんだか、よくわからないなあ。

今年の目標

2013-01-13 12:37:59 | Weblog

昨年は仕事にかまけすぎて、あちこちにガタが来た。
マッサージや何やかやで誤魔化し誤魔化ししてきた。
仕事仲間が最近、マラソンに出るだとか、今日は何十キロ歩いただの走っただの言い出した。
なんか、漠然とこれではイカンなあと思っていたところへ、
毎日のようにそんな話を聞かされているうちにどこかで影響されていたのだろう。
つい、フィットネスクラブの申し込みをしてしまった・・・
年末年始で体も心もふっくらしすぎたしなあ・・

ダンナを誘ってみたんだけれど、
僕は毎日歩いているからいいとかと断られてしまった。
しかたないからとりあえずひとりで行くコトに。

弱気な自分なので、初心者向け、というフィットネスを選んだ。
どこかの介護施設かと思うほど、高齢者ばっかり。
ロッカールームに行ったら、80前か??と思うおばあちゃんに遭遇。
さすがにこのおばあちゃんはお風呂に入りに来ただけとおっしゃっていたが、
少し前まではスイミングに来ていたとか。
「毎日、年寄りの主人の相手ばっかりしてるより、ここで友達と喋ってるほうが楽しいしねえ」
だって。

トレーニングマシンの部屋に行ってびっくり、団塊の世代から上ばっかりやん!!
どんだけこの世代、元気やねん・・・
その高齢者が軽々と使っているマシンに挑戦。
え!!あがらへん・・・

とりあえず、今年いっぱいはぼちぼち続けてみます。
目標、肩こり腰痛改善!

なんか、年寄りやわあ。


器用

2013-01-13 12:31:44 | Weblog
駅までの途中で、いつもは混まない道が、なぜか渋滞。
歩いて行くと、救急車と警察車両が片側を塞いでいた。
こんな狭い道で、事故。
しかもその事故りかたがなんとも奇妙。
自損事故のようで、溝に落ちたみたいなのだが、
なんとも器用なことに、車は車止めにすっぽりはまりこんでいる。
しようとおもっても出来る態勢ではない。



こんな感じ・・・
赤いのが車止めの位置。
次の日に見たらすっかり車も車止めもなくなっていた。
何事もなかったかのように。

事故は一瞬。
みなさま、お気をつけください。

能・爆睡

2013-01-04 17:05:53 | Weblog



高校の時に授業の一環で、能だったか狂言だったかを見に行ったことがある。
それは大阪能楽会館。梅田にあったので、多分そのあと遊びに行ったほうが楽しみだったんだろう。
その後働いていた会社の近くに、能楽堂があってびっくりした。
なぜこんなところに??
それが、大槻能楽堂

その能楽堂で、新春能の招待券があるからと仕事仲間が誘ってくれた。
ご招待なら喜んでまいりましょう、と正月にもかかわらず、出かけた。
能は室町時代のミュージカル、だそうです。
それこそ、前は何度も通ったけれど、入るのははじめて。


床本もいただき、文字を追いながら、見ながら、聞いていたのだが、知らない間に頭は下に下に。
鼓、笛の音と謡は聞こえていたのだが、そのうちに別世界に。
2本の演目とも、気がつけば、床本の最初と最後しかわからなかったという悲しい状態に。
誘っていただいたのに本当に申し訳ない・・
年末年始の変な睡眠時間と、適度な暖かさの室内と、1/fのゆらぎのせいかと・・・
すみません、いいわけです。。。

あ、狂言は楽しく見た。話はわかりやすいし、茂山逸平は声が通って聴きやすいし。
能も、少しは鑑賞した。
衣裳の素晴らしさとか、謡が思っていたより聴きやすく、
歩くスピードも思っていたより早いこととか。
時代に合わせて早くしているのかしらん??

それにしても、昨年から日本の古典芸能を次々と見に行っているのだけれど、
あまりに自分に知識がなく、お約束事もわからず、楽しみ方さえわからない。
舞台を見るのに基礎知識がないとわからないというところが
古典芸能が寂れていく原因とも言えるのだけれど・・
本当に、室町時代やその後の人々は、能を心から楽しんでいたのだろうか。
言葉そのものがその頃は普通に使われていたから今よりは理解し易かった?
舞や謡が、武将や貴族には普通の教養だったから?
まあ、庶民には所詮、縁のない芸能だったんだろうねえ。