蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

新しいもの好き

2014-05-31 23:44:16 | Weblog
何週間か前に、キャラメルに詰め物を持って行かれてしまった。
ショック。
当然詰めなおしてもらうべく、歯医者に。
普通に型をとって翌週詰めてもらうことに。
この、型を取るのが嫌いなんだわ。
ぐにゃぐにゃしたものをしばらく噛んでないとダメだし、金具があたって痛いし。

翌週、治療室に入る直前に、壁に貼ってあったポスターが目に入った。
セラミックだけれど,成形に1時間ほどしかかからず、しかも普通のセラミックよりは安い、みたいなことが書いてあった。
作った金属の詰め物を削りかけていた先生に
「ところで、セラミックのことが書いてあったんですけど・・・」

心なしか、先生の目がきらりんとした・・気がした。

セレックシステム
医療先進国ドイツからやってきた、コンピュータ制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステム。
コンピュータを使って修復物を作製するので、歯型を取ることがありません。
最先端の3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)し、患部の歯列をモニター上に再現。
そのあとはコンピュータの3D画面上にて修復物を設計し、ミリングマシンがデータをもとに作製します。
歯科技工所に依頼することなく歯科医院で修復物を作製できるので、一般的な修復物よりも経済的。
また規格生産された高品質なセラミックブロックを使用するため耐久性が高く、治療時間も約1時間と非常にスピーディーです。

というような説明をされた。
もちろん、保険対象外なので高いが、普通のセラミックの半額くらい。
試してみよう、と思った。
あたらしもんずきなもので・・・

光学カメラで歯をスキャン(撮影)し、画面上で設計し、マシンで削りだすところをずっと見ていた。
ほお、これが自分の歯か。
最近はレントゲンも全部デジタルなのでいつも診察台の横のモニターで見ているが、
3Dでくるくる回る自分の歯の画像を見ているのは不思議なもんだ。
この歯医者さんがこの機械を導入してまだ2年ほどとか。
聞くと、実際に作った数もそれほど多くはない。
地域柄、保険外診療を進めにくいのだとか。
今回も、私が聞くまでは勧めようともしなかったくらい。
その分、これを使えるとなったからか、親切なこと。
なかなか面白い話が聞けて、面白い画像が見られて、値打ちがあった。
あとは、実際に使ってみてどうか、ということだけれど、
まだ日本に導入されて数年なので、症例があまり出ていないみたい。
私は実験台みたいなもんか。

もちろん、利点、欠点、どちらもあると思う。
ちなみに、この機械、奈良ではまだ数台くらいしか導入されていないらしい。
パソコンを扱えないと無理だし、歯医者の技術もいるし。
そもそも機械も高いし、素材のセラミック自体も高いらしい。
最近の歯医者さんも大変だわ。

ご褒美

2014-05-31 00:09:40 | Weblog

今週はとっても疲れた。
疲れたなあと思って歩いていたら目に入ったのが、
「ワインとチーズ」のでっかい看板。
ワイン&チーズ専門店 ファンビーノ
ついつい、ふらふらと入ってしまった。
ショーケースには沢山の種類のチーズが。
最近はわりと手軽にどこでもいろんなチーズが買えるようになったけど、
そもそもチーズの知識がそれほどあるわけではないし、冒険するには結構高い。
このお店はチーズのプロフェッショナルがいて、相談にのってくれる。
少しずつ、たくさん欲しいというと、一番最小単位で切ってくれたので、
80gとか、100gとかで5種類、買ってみた。
ついでに、ワインも1本。
ブルーチーズやウォッシュ系のくせのあるもの、
ちょっとかさかさしたやつ、と言うと「パルミジャーノですね」と。
あ、それね。

昨日はふらふらと歩いていてパン屋さんも発見。
ル パンナ
去年オープンしたらしいが、表から見える様子が、まるで魔女の宅急便のパン屋さん。
こちらも吸い寄せられるように入ったのだが、
小麦がおいしいパン!店内にはデニッシュ系が多いが、私はハード系をチョイス。
昨日は夕方でパンの種類も少なくなっていたので、今朝もう一度行ってみた。
ハード系のパンは、夕方のほうがあるかもしれない。
それでもエピなどのハード系をいくつか。

このパンとチーズで夕食。
せっかく息子が晩御飯作ってくれたけど、
今日はどうしてもチーズとワインの気分だったのよ。
ごめんね。

で、この、パルミジャーノがほんとうに美味しかった。
ウォッシュの癖の強いチーズは、パンに乗せて少し焼けばよい、と教えてもらった。
たしかにそのままではかなり癖が強かったので、焼いたら、これまた格別。
息子も旦那も満足のチーズとパン。
まだ今週の仕事が終わったわけではないけれど、
これくらのご褒美は許されるよね。


え・・しょっちゅうそんなご褒美なら行ってるって??



散策日和

2014-05-25 20:40:30 | Weblog

唐招提寺の前に、こんなにきれいにキショウブが咲いてました!

いい気候なので、さすがに、観光地、奈良、沢山の人が訪れている。
スポーツクラブに行くのに、ミニバイクで喜光寺、垂仁天皇陵、唐招提寺の横を通って行くが、
つらつらとハイキングの人が歩いている。
今日見た集団は、かなりの人。
ちらっと見たが、やはり、年配の人が多い。
おばちゃんはどうしても、3人くらいで横に広がる。
あれはなんでなんやろねえ。
とにかく3人。
おじちゃんは、そこまでよけんでもいいやん、くらいに道の端に寄ってくれる。
昼過ぎに帰る道で、今度は自転車の一団。
歩く人と自転車、時間帯が違うんやねえ。

見ていると、歩きに行きたくなった。

こうして歩けるのももうしばらく。
夏になったら、奈良の暑さはすごいから。



変装

2014-05-25 20:10:21 | Weblog
最近、かなり髪を短くして、色も変えた。
自分ではかなり変わったと思っている。

昨日、娘の婿ちゃんと一緒に地元のスーパーに行った。
車を運転してそのまま行ったので、濃い目のサングラスもかけていた。
入ってすぐに、同じ自治会の人を見かけた。
子どもが同じくらいの年なので、小学生の頃、子ども会で何度か会った人。
最近は私がほとんど家にいないので、近所の人に合うことも少なく、
それこそ、その人とは何年もあったことがなかった。
それなのに、すぐにわかられて、話しかけられた。
その時はなんとも思わなかった(こちらからは見えてるし、サングラスだということは忘れてたし)。
婿ちゃんのことがわからず、息子じゃないよ、と言ったくらいで、
子どもは成長してわからなくなるからね、と。

後から思った。
よく、変装するのに髪を切って、色を染めて、サングラスをかけるけれど、
それって、全然変装になってないじゃん。
ていうか、私がわかられやすすぎ??

靭公園

2014-05-19 21:13:10 | Weblog
大阪市内のどまんなかにある大きな公園。
戦後はここが進駐軍の飛行場だったというから驚き。
靭公園の歴史

 


ちょうどバラが満開。
ここのバラ園はいつもみごと。
お弁当を持ってバラを見ながらお昼を食べるのって、なんて贅沢。
このバラ園は平成16年にできたそう。
私がちょこちょこ来ていた頃にはなかったよな、と思っていたが、思っていた以上に新しかった。
この公園はどんどん表情が変わっているような気がする。
小学生の時写生に来たのに、そこがどこだったのか、今となってはもうすっかり変わってしまったのでわからない。
バラ園の前が何だったのかもわからない。
もしかしたら、このバラ園が写生に来たところなのかも。
毎年彫刻展をしていたのははるか昔のこと、なんだろうね。


初夏を思わせる陽気の中、こども達が水遊びをしている風景って、なんともいえず、のどか。
ちょっと風が吹くと涼しいんだけど、こども達はそんなこと、お構いなし。
大阪には公園が少ないと言われるが、ないことは、ない。

靭公園は、なにわ筋で分断されている。
その西側のほうがテニスコート。
初めてこのコートでテニスをした。
ほぼ2年ぶりのテニスは、イメージはこのコートにふさわしく、さっそうと、軽やかに。。
現実は、まあ、まったく、へろへろで、ラリーではなく、ラリルになってました。

淡路人形浄瑠璃

2014-05-12 00:51:16 | Weblog
ゴールデンウイークの最終日、淡路島へ。
淡路島なら渦潮でしょう、ということだったが、
残念ながら、渦潮は赤ちゃんくらいしか見ることができなかった。
大潮の日に行かなければ。

うずしおクルーズ乗り場のすぐ前にあるのが淡路人形座。
1時間の公演が日に5回あるので、かなり気楽に見ることができる。
チケットも、買っておけば何時の公演でもいいということでゆるゆるとした感じ。
満席になったらどうするんだろうと思っていたが、満席にはならないのかも。

 
大阪の文楽の人形に比べ、頭が大きいのだそうだ。


案内の人のはっぴ。あまりに面白くて、わざわざ後ろを向いてもらった。失礼しました。

今月の演目は玉藻前曦袂 狐七化けと大道具返し。
ストーリーを楽しむというより、ケレン味を楽しむ、という趣向の、いわば人形芝居。
ところで、ケレン味ってなんやのん?

外連(けれん)
1 歌舞伎や人形浄瑠璃で、見た目本位の奇抜さをねらった演出。また、その演目。早替わり・宙乗り・仕掛け物など。
2 ごまかし。はったり。「言うことに―がない」
けれんみ【外連味】
はったりを利かせたりごまかしたりするようなところ。「―たっぷりの芝居」「―のない文章」

まさしく、人形浄瑠璃のための言葉。
この演目では、人形も早変わりするし、人形遣いも衣装が変わるという演出。
見ていて楽しいが、大雑把ではある。
また、義太夫、三味線は女性。

以前、文楽の義太夫はかなり年配の男性が語るので、
もう少し色っぽく女性が語ればいいのに、と書いたことがあるが、あれは撤回。
女性の義太夫は言葉が聞き取りにくく、何を語っているのかわからなかった。
一流の芸というものの凄さを改めて知ったような次第。

北斎

2014-05-05 10:25:37 | Weblog


私にしては珍しく初日に行った、「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎
初日でしかも土曜日の夕方なので、比較的人も少なく、ゆっくり見ることができた。
なにせ、浮世絵は絵が小さい。
遠くからでも見られる、洋画の大作とは違う。

ボストン美術館の浮世絵は、公開が少ないため、保存状態がとてもいいという。
たしかに、色鮮やかで、人物も風景も活き活きとしている。
北斎の面白さは、小さなところで遊んでいること。
それを見つけるには、本当に近寄らないと。
で、近づきすぎて、注意される。
どうしても、友達と話しながら、「この部分がね・・・」なんて指さすと、係の人が飛んでくる。
15センチ離してくれ、と。
それくらい、ゆっくりと近くで見られたということなんだけれど。
面白かったのは組上絵。
いわゆる、おもちゃ。自分で切り抜いて立体に組み立てるもの。
ちゃんとのりしろも書いてあって、その形もクスッと笑える。
そういえば、のりしろを「のりをしろ!」だと思って、なんて上から目線な、と思ったというこどもの話を聞いたことがあるなあ。
江戸時代にすでに、のりしろと書いてあったのにまたまたクスリ。
滝巡りの青の美しさがよかった。
滝で洗われている馬もいきいきしていて好き。

始まって1週間、すでにすごい人になっているのでは。
おすすめは、土曜の夕方。
あ、音声ガイドは、あまりおもしろくないです、個人的意見ですが。

伊賀上野 長谷園窯出し市

2014-05-05 09:52:32 | Weblog
世はゴールデンウィークとか。
私は家に一人、ぽつんと。
ヒマやあーーーーーーと友達にメールしたら、
泊まりにおいでと誘ってくれた。
いや、誘わせた。

この間もこんなこと、したな、私。それはともかく。
夫婦で延々と飲みながら食べているとは聞いていた。
実際に、6時から10時半まで、飲み、食べ、しゃべり。
その間、ダンナさんが、あれ作ってこい、これ持ってこい・・・
いやあ、すごい。
私には到底できない。
えらい。


次の日、伊賀上野の陶器まつりに行こうと誘ってもらった。
長谷園という窯元だけのまつりだという。
聞いたことあるなあ、その名前。
今、マスコミで話題の、土鍋を作っているところ。
陶板だったりごはんを炊く土鍋だったり、蒸し料理に使う土鍋だったり。
そういえば、仕事で調べたことあったんだわ、この名前。
ひとつの窯元がこんなに大きいなんて、見たことがない。
一つのムラやん、この規模。
伊賀焼の土の粗さが土鍋に向くのだそうだ。

 登録有形文化財の登り窯
写真に写しきれなかったが、16の部屋があるらしい。こんなに長い登り窯もはじめてみた。
伊賀というのは信楽と違い、窯元が集まっていないのでそれほどインパクトのあるところではなかったのだが、実は大きいのかも。

 



写真に人は入っていないが、実はすごい人だった。最終日ということで、それでも初日に比べたら少ないらしい。
駐車場も大きいのだが、初日は駐車場待ちの車が2キロほども並ぶそうだ。
陶器が売れないと聞いていたが、ほんとうなん?
こんなに陶器祭りが好きな人が多いのに?

家には食器は山のようにある。
それこそ、使ってないものも多い。
なのに、買ってしまうのが祭りの恐ろしさ・・・
 ポット
ちょうど、急須の使いやすいのを探していたので買ってしまった。
安くて助かるんだけど、この値段、ほんとうのところ、どうなんだろ。
土代も、焼成代も、人件費も、まったくでないよなあ。
こんなんに、他の窯元は対抗できないよなあ、と買いながら、つくづく感じてしまった。
しかも、2000円分買うと土鍋がおまけについてくるという。
ほんまに、どうなってるねん・・


え、値段?

300円!