蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

星のブランコ

2009-11-29 12:04:21 | Weblog
「えさにつられてハイキング」シリーズ第2弾。
???なんのことやら?

この夏に、おいしいピザを食べに行こうということに。
それも、ただ食べに行くのではおもしろくないから、普通なら車で行くところを、
あえて歩いていこうということになった。
生駒の山を登ってたどり着いた店で飲んだビールのおいしかったこと。
それに味をしめ、2回目を企画。

今回は無垢根亭。交野市の旧無垢根村で170年以上酒蔵を創業している大門酒造が提供する食事とお酒が目的。
あまりに普段行かないところで、まったく地理勘もなく、こんなことでも企画しなければ、行く機会のないところ。

生駒からバスで飯盛霊園へ行き、そこからほしだ園地へ向かう。
霊園を抜けると、山のなか。
今年は期待できないといわれていた紅葉だが、
きれいじゃないですか!

とにかく人がいない。こんなベストシーズンに人がいないって、どういうこと?
と思ったが、こんな方向からほしだ園地に向かう人はほとんどいないらしい。
楽しい山歩きの最後に出てきたのが、この星のブランコと名前が付いた吊り橋。
この吊り橋のことは以前から聞いていて行きたかったところ。
たまたま「先週来たときはこんなにきれいじゃなかった」と話している人がいた。
こんなベストシーズンに行き着けるなんて、なんてラッキー。
これも日頃の行いのたまものか・・・??

ラッキーといえば、いいタクシーに巡り会えたこと。
あちこちで感嘆したり、予定にないところを歩いたりしたため、食事時間に間に合わないことが判明。
(なんせ、1時の予約なのに、12時45分にまだほしだ園地内にいたのだから)
とにかくタクシーに乗るために、駅に行こうと歩いていたら、
こんな田舎道なのに、タクシーが向こうから来た!
「無垢根亭に行くのはうれしくないです」と言いながらも、急いでいってくれた。
うれしくない理由は程なく判明。
車が1台通れるかどうかというほんまに狭い道にあったんだから。
途中で「降りて歩きます」と言ったくらい。
いい運転手さんで良かった!

無垢根亭は雰囲気も良く、お料理もおいしく、おいしい日本酒が種類も多く、満足。
お昼から飲む酒もなかなかに気分良く、店を出てからほろ酔いで村の散策をした。
なかなかに内容豊かな1日でありました。

タイル割り

2009-11-26 19:36:35 | Weblog
岡山からわざわざ大阪までワークショップをしにきていたのが中山忍さん。
童画家といわれているが、まあ、イラストレーター?
独自の世界を持っていて、ファンもたくさんいるみたい。
最近は、タイルを割ってモザイク画を作っている。

昔、仕事で知り合い、たまたまその頃近くに住んでいたもので仲良くなり、今に至る・・・という関係。
経歴とか、あまり詳しく聞いたことがなかったので、上のHPで読んで改めてへえ・・・と思うことがたくさんあった。
長くつきあっていても、人のことって思う以上に知らないものなんだと改めて思った。

店にいたのが私一人ということで、やっとこでタイルを割っていく作業を手伝った。
せっかく割ったんだから、ということで貼ってもみた。
意外とおもしろかったのが、タイルを割る作業。
しゃべりながら手を動かしているのって、苦にならないんだ。
単純作業はしゃべりながらに限るね。
短時間に限る、もつくけど

プチナリエ

2009-11-25 18:54:40 | Weblog
日頃の生活で天王寺に足を向けることはほとんどない。
たまたま、友達が阿倍野近鉄でワークショップをするという。
しかも、わざわざ岡山から出てきて。
なので、これは会いに行かねば、と思った。
そしたら目に入ったのが近鉄の中吊り広告にあったHOOPのイルミネーション。

普段ならまず行かないところなので、今までからもしていたのかどうか、
まったくわからない。

だいたい、人が多いところは苦手なので、本家本元のルミナリエも行ったことがない。
なので、比べようもないけれど、これは立派なプチナリエ、だと思う、よ。
HOOPから&and(これもロゴを見たことはあったけれど、なんのことかまったく知らなかった)に抜けていく通路と広場いっぱいに、イルミネーション。。。

人工の光ではあるけれど、輝くものって、心を躍らせる効果があるよなあ。
もちろん、ちゃんとした企画と、デザインがよいものでないと感動しないんだと思うけれど。

ルミナリエに人に押されながら行く気はやっぱりないけれど、
これくらいの規模で、行ったり来たり自由にできて、
立ち止まっても誰にも迷惑をかけないくらいのものなら、
また来てみてもいいなあと思わされた。

りんご

2009-11-22 20:10:45 | Weblog
長野から毎年送ってもらう林檎が今年も届いた。
いつもながら、蜜がたっぷりはいった、しっかりとかたいちょっとすっぱめの林檎。
箱を開ける前から、あたりには林檎のいい香りが漂う。

和三盆だけでコンポートにしてもらった。
自分で作らないところがミソ。
林檎をお裾分けして、製品になったものをもらって帰る。
これって、経済活動の基本じゃない?
・・・ちがうか・・・

蜜がたっぷり入っているので、優しい味の和三盆で上品な甘さに仕上がるという。
灯油ストーブの上でことことと煮られた、林檎たち。
蜜色に仕上がったコンポートを清水焼の皿に載せると、なんとも高級そうな一品に。
人生の楽しみって、こんな小さなところにもあるなあとしみじみしながらティータイム。
晩秋のひとときを楽しんだ。

あしゅらー

2009-11-20 16:17:05 | Weblog
会期も終わりに近づいて、やっと行ってきました。
東京や福岡で爆発的な人気になり、それが帰還してきたということで
またまた驚異的な人を集めたイベント、お堂で見る阿修羅。
お堂で見るというところには強く惹かれたし、期待もしました。
阿修羅は数年前に宝物館では見たけれど、あんな蛍光灯の下で素っ気ない壁に囲まれたなかで見るのとは違い、きっと、幻想的、もしくは荘厳な感じなんだろうと。

実は、絶対に混むのがわかっていたので、会期初日の朝一番に行こうと思ってたんだけど、失敗(単に朝起きられなかっただけ・・・)。
その初日の朝一番にすでに1時間以上前から人が並んだと聞き、断念してました。
それが、娘から招待券をもらったため、まあ、無料なら、と。
だって、1500円も払って並ぶのはいやだし。

9時に着いたのに、もう長蛇の列。
ようやくお堂に入ったのが10時。15分で出てきました。
大病院の3時間待ち、3分診療みたいな感じ。

お堂の中は赤々とライティングされ、うすぼんやりと浮かび上がり幻想的な、という期待は淡くも飛びました。
狭いお堂に数多くの仏像が並んでいるので、何とも賑やか。
しかも、阿修羅は本尊の釈迦如来の真ん前に立ってました。
・・・いいんか?
阿修羅の立場はそんなに偉くないやろ。
お堂に置いたというだけで、お堂の基本はどこへ行った・・・

確かに、阿修羅は美しい。でもなあ・・・

狭いお堂で、人がたくさん入れないからということで何時間も待たなければならない。そして、入ってしまえば、何せ狭いお堂なので、次々に見るものがあるわけでもなく、あっさりと退場。
外へ出たら、待ち時間は180分になってました。
平日やで・・・


正倉院展も混雑を避けるために、夜に来たし、それ以外にも夜ばかり来てました。
やっぱり晩秋の朝の奈良公園は気持ちがいいと実感。
待ち時間も鳥が飛び回っている様子や、朝日に輝くお堂の屋根を見ているのはけっこう楽しかった。
でも、紅葉の時期はのがしましたね。すでにかなり散ってしまった後。残念。
夜に来ていた頃がきれいだったのね、多分。

陶器祭りin東福寺

2009-11-19 00:45:09 | Weblog
京都東山区の泉涌寺と東福寺の間の地域で行われる陶器祭り
私が参加するのももう10年近くになるんだろうか。

この10年の間にも、どんどん窯元が仕事を廃業して、かなり減ってしまった。
今は、食器や飾り物にお金をかけるような時代ではないということ。
お茶碗や湯飲みなら、100均で十分と思う人も多くなっている。
高かろうが安かろうが、割れたら一緒だし。

実際は、長い年月をかけて作られてきた形や意匠というものは、
ぽっと思いついたような、また、みかけだけは新しそうなものとは使い心地が違うと、
長年使い続けて実感する。
また、使い続けて飽きの来ないもの、というのも、結局は伝統のチカラなんではないだろうかと思うんだけれど。

そうはいっても、そういう伝統を伝えていく人が途絶えつつある。
売れなければ、商売にならなければ、理想論では生きていけないし。
そうやって、いろんな伝統産業が滅びていくのを目の当たりにするのはさびしい。

この週末は天気もさえず、寒くなりそう。
それでもめげずに店を出しますので、よければお越しくださいませ。
ひとつでも気に入るものが見つかればいいなあと願いつつ。

母なる証明

2009-11-19 00:18:22 | 見ること
いやあ、参りました。
ウォンビンが5年ぶりに出る映画ということで、どうしても見たいと思って行ったのですが、こんな話だったとは!

ウォンビンの演技はすばらしい!
知的障害のある青年が、殺人の容疑で逮捕される。
彼は、自分が殺人を犯したのかどうかの記憶がない。
子鹿の目をした純粋な、でも、バカと言われることには激高する人物。
いろんなことを覚えられない青年は、本当に自分が殺人を犯したことをわかっていて隠しているのか、単に覚えていないだけなのか、結局最後までわからないミステリー。

それよりも、貧困から起こる問題が登場する人々の人の心をむしばんでいるんじゃないだろうかという思いが哀しい。
貧困なうえに障害を持つ息子を育てることに疲れた母親が犯した罪が、母親を追いつめ、異常な母性愛を抱かせたのかと感じさせるのも怖い。
母親であっても、私にはとうてい理解できない母性の形。
その深さと一途さには、嫌悪と同情と悲哀の感情が次々に襲ってくる。
「私の息子をバカにするんじゃないよ」
というせりふの何と怖くて哀しいこと・・・


最近、韓国映画やドラマを見ていて嬉しいのはセリフが聞き取れること。
この映画は、そういう意味では、かなり短いセンテンスが多いので、比較的わかりやすくて、嬉しい映画でした。

お役所仕事

2009-11-09 19:43:06 | Weblog
金曜日にカードで銀行からお金を引き出してびっくり。
けっこう大金のマイナスがついている。
今月、そんなに支払いがあるという認識はない。
いや、まあ、けっこうカード払いをしちゃって、あちゃっということはあるが、
今月の支払いにはない、はず。

一つ考えられるのが娘の大学の学費。卒業したのに引き落とされたのでは。
でも、気がついたのが金曜日で、どうしようもない。
今朝、銀行で通帳記入してみたらやっぱり卒業した大学の学費が引き落とされていた。
早速、電話した。
最初は「調べてから返事します」
次は「書類に記入して頂いて、返金という手続きを」
そして、「いつの送金がいいですか」
その次は、「金曜日に送金致します」

なんだかばかばかしくなってきた。
電話をしてくるのも次々と相手が変わるし、いったい誰が責任者なんだか。
責任者と思われる男性は「ご迷惑をおかけしますが、書類手続きが・・」とかなんとか言うだけで、何の役にも立たない。
こちらとしては、すでに通帳にはマイナスがついているし、他の支払いが出来ないから困ると言ってみた。

最終的に、明日の昼以降に振り込むとのこと。
最初の電話をしたのが朝の9時過ぎ。
その返事が返ってきたのが、5時過ぎ。
それも、特別扱いみたいないい方をしていた。
そもそも、間違えたのは大学。
特別扱いも何も、こんな事例はそうはないんだろうけど。

普通の感覚として、朝に連絡をすれば、その日じゅうに返金されると思っていた。
しかも引き落とし日は先月の26日。すでに2週間も過ぎている。
大学側が何も気がつかないとはどういうわけ?
何も言わなければ、永遠に返金されなかったかも。

これが企業なら、菓子折の一つも持って飛んでくるところちゃうん?
これやから、お役所は!

はずれの店に久しぶりに当たった

2009-11-08 23:58:36 | 食べること
15年くらい前まで、奈良で満足のいく店というのは皆無といわれていた。
曰く、高飛車、手際が悪い、まずい・・・
たべさせたってる、という態度の店も珍しくなかった。
何かの行事があったときに入った食堂で「忙しいときにややこしい注文せんといて」と怒られたという話も・・・

さすがにこの数年、客をちゃんと客として扱い、
味にもそれなりにこだわり、レベルが上がったと思っていた。

それが、今日、ひさしぶりにやられた。
豆腐と湯葉料理の専門店が三条通にカフェを出したというので行ってみた。
夕方5時過ぎ。
食事ではなく、カフェで利用は出来るかと、入るときに聞いた。
なのに、注文する前に、お茶とお箸が出てきた。

注文したのは紅茶とチーズケーキのフルーツソース(フルーツチーズとメニューにはあった)とおからのドーナツ。
お箸はいらない。どう考えても。
箸袋には入っていないので、どうも使わなかった箸は捨てるようだ。
他のテーブルを片づけるときの様子を見ていると、ゴミ扱い。

注文してしばらくして出てきたのは真っ黒の紅茶。
まるで出がらしのコーヒー。
変わった紅茶なのかな?和テイストの店だし、と思ったが、
出がらしの紅茶だった。
そのあと待てど暮らせど、何も出てこない。15分待った。
次の予定があったので、急いでほしいと支配人らしき人に言うと、
急がせてますから、と言う。
しばらくして出てきたが、どうみても、時間のかかるものではない、と思う。
これがどうして時間がかかるのかと聞いてみた。
「他のお客様の注文を後回しにして持ってきました」という。

でも。
私たちよりあとから入ってきた人の、引き揚げ湯葉の方が先に出てきたんだよ?
しかも、この間、客より数の多い従業員が、食器を一つ持ってあっちへうろうろ、こっちへうろうろ・・

そう思って食べたからか、どれもこれもおいしくなかった。
当然、紅茶はまずい。

あとから娘にこんなことがあった、と話すと、
「あ、あの店、昨日オープンしたとこで、観光客しか相手にしてないみたい」と。
それにしても、一応、最近有名になった店の支店。
何も、奈良で初めて店を出したところではない。
ついこの間まで奈良駅すぐ近くのな・ら・らにあった店が移転してきたという。

ついでに言うと、オープンしたところの店のはずだが、トイレのカギは壊れていた。
もちろん、しっかりと請求もされ、鼻先で「おまたせしてすみませんでした~~~ありがとあんした~~~」と言われた。

このダメダメ店の名は、カフェ豆●坊。
奈良観光をされる方、お気をつけください。

悔しい!

2009-11-08 12:08:54 | Weblog
先日、米びつを買った。
升の不満(造りがきれいじゃない、計量がいい加減)はあったんだけれど、それに加えて、お米の残りが少なくなったら出しにくいなあと思っていた。
箱ごとひっくり返さないと出てこない。

ところが、この通販カタログの最新版にちゃんとそれが解消できるニューバージョンが出ていた。
お米を入れる部分が引き出しになったもの。

なんてこと!
くやしい・・・・・・
そりゃ、少しは高くなってたけど、何より使いやすそう。
これが1年も前に買ったのならあきらめもつくけど、まだ使い始めて何日か、やし。

ああ、くやしい!!!