蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

夜道その2

2007-06-29 22:42:45 | Weblog
 今日も仕事が遅くなった。しかも、帰ろうと思ったら豪雨と雷。仕方なく雨宿り。だって、晴雨兼用の傘しかないし、駅までは遠いし、絶対、ずぶぬれになる。・・・こんな日に晴雨兼用しか持っていない私が悪いよ、わかってるし・・

 狂ったように降った雨も、気が済んだのか、すっと上がった。気をよくして、電車の中で本を読んでいたら、降車駅が過ぎていった・・・おりそこねた・・・
 仕方なく、次の駅で降りて、夜道をとぼとぼ歩く。昨日に引き続き・・
 田んぼではカエル(こっちはウシガエルじゃないなあ)が鳴き交わしてる。人っ子一人いない。家からは人の声が聞こえるんだけどね。とにかく、誰とも会わなかった。35分も歩いたのに!

 雨が上がったせいか、いろんな匂いが立ち上っている。さわやかな草の匂い、古い家の塀や壁の木の匂い・・蒸発するときに、そのあたりの匂いを包んで持って上がるンかねえ・・??

夜道

2007-06-28 21:40:27 | Weblog
 仕事が遅くなり、くら・・い道をとぼとぼと帰る。夜は確かに昼よりいろんなにおいがする。この時間なら、晩ご飯のにおい、かな。
 朝と同じ道を通るのだけれど、朝はそれほどにおわないくちなしが、夜はあまったるくてたまらない。先週くらいから満開に咲いていたのだけれど、今日は特に悪臭の一歩手前の甘いにおい。しかも、3本。
 その前で、夕涼みがてらか、女性が二人で座り込んで話してた。こんなきついにおいのところで、と思ったけれど、鼻ってすぐに匂いに慣れるんだったな。

 夜は、音もよく聞こえる。夜になるともの悲しく鳴きながら飛んでいくほととぎす。最近、たくさんいるようで、静かな町の上をきょっきょきょきゃっきょと(??)鳴きながら飛んでいく。
 今日はものすごいウシガエルの声も聞いた。貯水池にいるらしく、壁に反響しておそろしげ。ここまではカエルツボカビ病も来ていないのか?

 ここに越してきた一番びっくりしたのは地虫だった。蛍光灯が切れかけたような音が、初夏から夜になるとじーじーとする。この辺りの蛍光灯はみんな切れかけてるのか?と思っていた。それが今年は聞かないなあ。遅れてるのかも。
 そういえば、この辺りは子どもが小学生の頃カブトエビがいた。越してきたときに、「カブトエビ」と聞いて思いっきり否定した。「そんなもん、おらん!」いや、子どもが正しかったんだけど・・
 それが最近は、いなくなったみたい。先日、岡崎にいる妹のところで甥の虫博士に「カブトエビ、いる?」って聞いたら、「おらん!」といっていた。
 ところが今日の電車の中吊り広告に「なんとかと、なんとかと、カブトエビの異常繁殖」みたいな文字が!いったいどこで繁殖してるんだろうか?


株主優待券

2007-06-26 22:44:38 | Weblog
 こんなに近鉄に依存した生活をしているが、今日、初めて近鉄で名古屋まで行った。難波から2時間と少し。新幹線なら新大阪から1時間。ただ、新幹線に乗るまでの時間と、費用を考えると、どうしても近鉄に軍配が。
 それにしても、昔は近鉄特急に乗ればおしぼりは出てくるし、車内販売はあったし。いかにも旅行してるって気分がいっぱいだったが、今は、どちらもない。おしぼりはどこかに積んであるだけ、車内販売はなくて、車内に自動販売機があった。もちろん、赤福餅を売りに来ることもない。
 長距離に乗るときは、車内で熱いコーヒーを飲むのが楽しみだったのになあ。。。

 一応我が家は近鉄の小口ではあるが株主。なので年に2回、株主優待乗車券が送られてくるのだが、今年は株主総会が遅く、まだ送られてこない。仕方がないのでチケット屋に買いに行った。株主である我が家にないということはチケット屋にもない(出回る直前なので)ということで、ようやく4枚だけ手に入れた。1枚1550円。
 これは、近鉄のどこまで乗ってもいいという券(もちろん、特急券は別に買うが)。難波から名古屋まで、本来なら2300円なので、長距離を乗ればかなり、お得?
 だけど、これが、多分来週なら、ただで手にはいるのに、と思うと悔しい。たしか、愛知万博の時も優待乗車券をうっぱらったか人にあげた後で、チケット屋で買ったんだった。なんか、ちっともうちの役に立ってない気がするなあ。

 しかも、この券をチケット屋に売っても、1枚1000円もなかったと思う。いかにチケット屋が中取りしてるかよくわかったわ・・・
 (多分)来週この乗車券来たら、どうしよう?やっぱり、くそっと思いながら、チケット屋に売りに行くのだろうか・・・

同窓会

2007-06-24 21:50:55 | Weblog
同窓会をすると、みんな「変わってないねえ」と言い合う。別にお世辞を言ってるわけでもなく、本当にそう見えるから怖い。
でも、そんなわけはないのだ。寄る年波には勝てない。

今日は学生時代のサークルの同窓会。学校のサークルではなく、いろんな学校の学生が集まっていたし、年齢も結構混じっていたので幅はあるが、それでも「変わってないねえ」が飛び交う。
今日の集まりは、30で事故死した仲間を偲ぶ会。確かにその彼はその時点から年をとっていない。でも、集まったメンバーは着実に年取ってる。だいたい、そのサークルをしていた年代に子どもがすでになっている。

なんで、同窓会ってそういう気持ちになるんだろうか。
ただし、写真を撮ると言ったときには激しく抵抗した。
写真はあまりに正直だもの。
先日、免許の切り替えをして、その写真を見て悲鳴を上げた。だれ、このおばはん!!!
という話をしたら、みんなそうだという。
でも、毎日とりあえず、鏡を見るやん?その顔はそんなにひどくないで、と言ったら、それは、目が曇っているか、願望がそう見せるんだろうって・・・
同窓会って、みんなの目が曇るってこと?願望が見せる幻想?

お願いだから、今日撮った写真、送ってこないで。お願い!
幻想を壊すのは良くないよ!

父の日のお返しはハム

2007-06-20 23:38:49 | Weblog
 今日行った仕事先。個人宅なので、生活が伺えてしまいます。

 仕事してたら、ぴんぽ・・・ん。なんやろ、と出ていった彼女が持って入ってきたのはデパートの包み紙に包まれた箱。
「父の日にプレゼントしたら、必ずお返ししてくれるんですよ、いつも、ハムとかなんですよ・・・」

 いやあ、今なら分かります。いつまでたっても、いくつになっても、娘は娘。腹減らしてないやろか、ちゃんとあいつは食えているのか、ハムなら日持ちもするし、いつでも食べられるし・・・という愛情でしょう。
 娘を出した今なら、よく分かります。ちゃんとした生活してるやろか、ちゃんとまともなもん食べてるやろか・・・実験で余ったきのこばっかり食べてるンちがうやろなあ・・とか

 それにしても、結婚して2年ほどは母の日や父の日にプレゼントしてましたが、幸か不幸か、どっちの両親も大して喜ばないので、馬鹿らしくなってやめました。どうせたいしたものは贈れないし、たいしたものでなければ欲しくないようなので・・・
 だから、記念日も、誕生日も、父の日も母の日も敬老の日も、なんもなし。さっぱりしていいもんです。もちろん、子どもたちもそれを見習って、何もくれませんがね。
 プレゼントの大好きな人もいますが、こんなさっぱりした、ある意味冷たい家族関係もなかなかいいもんですよ、押しつける気はないけど・・・


 

今年の梅は香りがいい!

2007-06-17 09:39:40 | Weblog
 恒例の?梅もぎツアー第3弾。1回目は200数十人参加の大イベントだった。村主催で、前日につぶした鶏で具だくさん汁やおにぎり、水まんじゅう振る舞いや出前そば打ち振る舞いなどなど・・・但し、あまりの人数の多さに梅そのものが足りず、出遅れたものは梅がほとんど採れなかった。
 昨年はあまりの大変さに懲りて、こちらから日程を決めての20数人のツアーにした。途中で熊川の宿により、鯖寿司と葛入り麺の昼食。水まんじゅう実演つき。梅は取り放題、選び放題。

 で、今年。向こうにばかり迷惑をかけているので、こっちでちゃんと予定を立てていこうと言うことになり、昼食は自前で用意することにした。と言いながら、ご飯は炊いておいてね、鮎は送るから受け取っておいてね、あれこれ用意してね、状態で、迷惑は相変わらずかけっぱなしだったが。
 鮎の塩焼き、流し素麺(電気でくるくる回るのではない、竹を二つ割りにして、山の水で流す、超本格的流し素麺!)、黒門で買っていった地鶏のバーベキュー、地元のイカのバーベキューなどなど・・・ほおば飯の差し入れが村の人から有り、美味!
・・・いや、食べに行くのが目的ではなかったんですけどね。ちゃんと梅もゲットしてきました。今年は昨年より1週間早かったので青い梅に。きれいで大きくて、ホントにいい梅だった。自然の恵みに感謝。しかも、その梅農園製の梅干し付き。これもおいしかった!

 今、せっせと星取をして、リビングに梅のいい香りが充満。これから妹に頼まれた梅酒と、初めての梅サワーに挑戦しますわ

化けてでないつもり

2007-06-15 10:39:02 | Weblog
 最近、なんだか、バラバラに切断された死体とか、腐乱死体とか、家族に殺されるとか、そんな話が枚挙にいとまが無く、毎日、報道されているように思う。珍しくもなくなってきたが、これに慣れつつある感覚が怖い。

 自分はこういう死に方だけはしたくないなあ(誰しもそう思ってるし、殺された人もそう思ってたはずだけど)、とダンナに言った。
「保険金も大してかけてないし、大丈夫」とでも言うかと思ったら、「あんた、散骨して欲しいって言ってたやん」という。
いや、散骨とバラバラ死体とは訳が違うやろ!
 確かに死んだ後に私は墓もいらないし、お参りに来てくれなくてもいい、無に帰りたいと思っている。でも、死んだ直後の姿が見るに堪えないのは嫌なだけ。もし、人知れず死ぬことがあっても、せめて白骨で発見されてほしい、そう言ったら、「じゃあ、鳥葬は?」ときた。
 むつかしいとこ、つくなよ!
あれは文化の違いで、鳥葬してもらえるのは高貴な人だけで、より高い所に魂が行けるように鳥に託すわけで、その地域では庶民はその辺にほっぽり出されるわけで・・・否定はしにくい。でも、感覚としてはやっぱり無理だな。
 とりあえず、私は魂も何もこの世に残したくはないと返事したが、そういうのに限って未練たらたらで化けて出るのかもなあ・・

ならまち新しい店発見

2007-06-14 19:48:24 | Weblog
・・・というより、最近、ちょっと行かないと次々に新しい店ができていくみたい。それも、本格的なフレンチの店が増えました。
今日行ったのは以前富雄にあったフレンチの店で、奈良では多分5本の指に入るくらいの評価がされているお店。富雄ではカウンターしかなかったのでこぢんまりとしたかわいい店でした。
それがこの3月に奈良町に移転したらしく、町屋を改装した少し大きな店に。ランチのメニューも以前は3000円しかなかったのが、1800円からになりました。
めしあがれ

おしゃれな町屋で優雅にフレンチ。フランス人らしき人と日本人がシェフです。おかしいのは、厨房にオーダーを通すときはフランス語で、それに答えるフランス人らしき人が「はい」と日本語で答えること。日本語できるなら、日本語で通せばいいのにねえ。不思議。
1800円のコースは前菜とメイン(魚か肉)、コーヒーと焼き菓子。メインのお肉料理がちょっと塩辛かったのが残念。
パンはカウンターに座って、お店の人とおしゃべりしてるとお代わりくれました。
(テーブルだと言いにくいみたいです)。天然酵母で焼いた素朴なパンで、おいしい。小さいけど。
1800円のコースだとちょっと量的に物足りないかも。
お金のある人は3800円のコースを選んでくださいな。

今日は雨が降っていたので、他に寄ることもなくさっさと切り上げましたが、その途中でも、あれ、こんなところにこんな店が!状態。また、天気がいいときにぶらっと散策して、新しい店を開拓しなくちゃ。



ユニバーサルデザイン

2007-06-11 19:41:15 | Weblog
 今まで、生協に入っていたので、牛乳は生協で注文していた。四つ葉牛乳はおいしかったな。でも、人数が減り、生協で頼むほどの量が必要なくなってしまった。個別配達は毎週200円、配送があってもなくてもいるので、生協をやめた。心残りではあるのだけれど、しかたない。
 そこで、今までスーパーでほとんど買わなかった牛乳を買わねばならなくなった。だいたい、私は買い物が好きではないので、色々見て回るということをしない。いるもののところにまっしぐら、それをゲットしたら、即、レジへ。なので、新製品が出ても知らないし、気がつかない。
 そもそも、四つ葉の牛乳はパックそのものが違っていた。直方体で、あけ口はぴりぴりと破らないといけないが、開くのは手で簡単に開けて、リサイクルには便利。今市販されている牛乳パックはとある印刷会社がパテントを持っているので、四つ葉はあえてそのパテント料を払わない方向だったんだろうなあ。
 で、先日スーパーへ牛乳を買いに行った。私が選んだ牛乳を見て、だんなが「それ牛乳ちゃうで」と言う。なんで?牛乳やン!
 「牛乳パックの上に半円の切り込みがあるのが牛乳、ないのは牛乳ちゃう」らしい。私が手にしていたのは、調整乳。見かけは牛乳なんだけれど、調整乳は牛乳ではない、らしい。
 そこで売場をチェック。確かにコーヒーやジュースのパックには切り込みがない。そういう目で見ていくと、牛乳のなんと少ないこと。調整乳の方が多くなっている。ダイエットにいいから?

 ちなみに、この切り込みのことをユニバーサルデザインというそうな。シャンプーとリンスのボトルを触って分かるように溝を入れたりする、あれのこと。障害者に限らず、どんな人にも便利なデザインということで、バリアフリーではなく、ユニバーサルデザインというそうだ。

* どんな人でも公平に使えること(Equitable use)
* 使う上で自由度が高いこと(Flexibility in use)
* 使い方が簡単で、すぐに分かること(Simple and intuitive)
* 必要な情報がすぐに分かること(Perceptible information)
* うっかりミスが危険につながらないこと(Tolerance for error)
* 身体への負担(弱い力でも使えること)(Low physical effort)
* 接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること(Size and space for approach and use)

 この7つのコンセプトの元にデザインされているそうだが、そもそも知らないとなんのことやら分からない。早速帰って冷蔵庫を見たら、以前に私が買った牛乳パックには切り込みがなかった・・・知らずに調整乳を飲んでたらしい・・・それも気がつかないなら、どっちでもいいということか???

金魚に塩

2007-06-09 20:20:08 | Weblog
 唯一の(?)ペットが金魚とメダカ。金魚はもう何年いるのか分からないが大きくなっている。ずっと1匹なのでかわいそうに思っていた。
 今日、テニスに行くはずが昼過ぎの豪雨で中止。しかも、そのあとは憎らしいほどの晴天。それで、金魚を買いに郡山まで。(いや、他の買い物のついでだったんだけど)

 郡山は金魚の町と言われるだけあって、あちこちに池があり、金魚や鯉の養殖をしている。もちろん最近は金魚より観賞用の熱帯魚の方が商売になるので、そちらがメイン。一応、店内も見て回ったが、なんて魚か知らないけれど、やけに口の赤い魚がいるのでよく見てみたら金魚の頭がのぞいてた!まだ金魚は生きてて、まばたきしてるし!どうもつっかえていたらしく、その魚は一度金魚をはき出して頭から飲み込んだ。そのときごっくんとホントに飲み込んだのでびっくり。こんな魚を飼って楽しんで金魚を食べさせている人を以前見たが、やっぱり気分的に受け付けられないなあ。

 今日行った店は、入り口前にいくつもの堀があり、比較的やすい和金が放されている。鯉の稚魚も1匹500円くらい。そういえば、先日西陣で入った高級天ぷら屋さんにいた鯉はそこの板前さんが来たとき(40年前だそうな)にはもういましてんというくらい長生き。それくらいになると1匹100万とかになるのだろうか。

 さて。私は100万の鯉には縁がないので、1匹250円のいわゆる和金を購入。玄関前の高さ70センチくらいの甕に入れるし、ほったらかしなので、と言うと大きめの金魚の方が耐性があると言うことで、大きなものを選んでくれた。

 最近のペット店では水槽にものすごい薬を入れているらしく、家に持って帰ると一気に病気になってしまう。先日買った金魚(えさ金だったからよけいかも)は数日で真っ白になって死んでしまった。そんな話をすると、ここでも薬と塩は入れてますよ、と言う。
 何で淡水魚に塩なん?塩入れても大丈夫なん??

 塩は殺菌力があるので、菌がつくのを予防すること、そして、魚は淡水魚でも水中のミネラルを吸収して生きているので、水をよく換えるのであれば問題ないが、ほったらかしというのであれば塩を入れた方がいいと言うことらしい。
 ちなみにここではどれくらい塩を入れるのかと聞いたら、水深3メートルの堀なので1年に1回、30から40キロの塩を入れるという。それって、海水くらいの濃度になるんちがうんか?そんなことはないのだろうが。

 で、久しぶりに甕のそうじ。底まできれいに洗って水を張り、塩を紙コップ半分くらい入れた。これが適量かどうかは分からない。とりあえず。
 今まで家にいた金魚と今回買った金魚が仲良くしてくれますように。