蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

貴婦人と一角獣展

2013-10-06 09:22:15 | Weblog
貴婦人と一角獣展

誘われて、国立国際美術館に行ってきた。
この会場は、高いんだよねえ、いつも。
一緒に行った友人が安いチケットを見つけてくれて、それでも1200円。
見るものはタピスリー(タペストリー)のみ。
結論から言うと、大満足。






この展覧会の特徴は、

1.中世ヨーロッパ美術の最高傑作《貴婦人と一角獣》が6面すべて出品されます。
2.《貴婦人と一角獣》が表わすものとは? 五感を超えた謎に迫ります。
3.全長22メートル! 迫力の6連作です。
4.人々を魅了してやまない伝説の動物・一角獣が描かれています。
5.フランスの至宝が、奇跡の初来日を果たします。
6.全出品作品が日本初公開です。

ということらしい。
6枚の大きなタピスリーに囲まれた空間にじっと身を置く。
15世紀に作られ、長い間お城に放置されていたものが20世紀になって日の目を見て、
今はフランスの国宝になっている。
その色鮮やかさに驚かされる。
もちろん、修復を繰り返しているという。
虫やネズミに食われた跡も修復されたというが、どこなんだろうと思うくらい、きれい。
直ぐ目の前で見られるので、織の息遣いまで感じられる。
残念なことに、20世紀になってから修復された部分にケミカル染料を使ったため、その部分が色あせてしまったという。
今なら、もっと研究されて天然染料で修復するんだろうな。
美術品の補修、修復、保存ということについても考えさせられる逸話。

今回は、ギャラリートークを聞いたので、とても良くわかった。
しかし、このギャラリートークを聞くために、1時間前から並んだ。
恐るべし、、日本人の我慢強さ。

10月20日まで。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿