MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『バイオレント・ナイト』

2023-02-18 00:59:58 | goo映画レビュー

原題:『Violent Night』
監督:トミー・ウィルコラ
脚本:パット・ケイシー/ジョシュ・ミラー
撮影:マシュー・ウェストン
出演:デヴィッド・ハーパー/ジョン・レグイザモ/カム・ギガンデット/アレックス・ハッセル/リア・ブレイディ
2022年/アメリカ

サンタクロースが「悪」である理由について

 鑑賞後に不思議な感覚に襲われた。本作は「本物」のサンタクロースが主人公で、たまたまプレゼントを届けに来たアメリカのコネチカット州の名家のライトストーン家が強盗に襲われ、大黒柱であるガートルードの長男であるジェイソンの7歳の娘のトゥルーディとサンタがトランシーバーでコンタクトを取りながら、『ホーム・アローン(Home Alone)』(クリス・コロンバス監督 1990年)のパロディを駆使したトゥルーディの攻撃と、サンタクロースと窃盗団のリーダーのスクルージとのスクーターのチェイスの間に、ライトストーン家の金庫に保管してあった3億ドルが窃盗団が来る前に無くなっている原因など見所はたくさんあるのに、何かが欠けているように思えて仕方がないのである。
 確かに子供が観賞するにはちょうど良い作品だと思うのだが、サンタクロースが何故全身にタトゥーを入れて1100年前には荒れた生活を送っていたのかを描写しなければ、人を助けるためには悪も必要だとトゥルーディに思わせるロジックが弱く、大人の観賞には耐えられないのではないかと思うのであるものの、本作はR-15だから子供が観ることができず、どうも中途半端な感じなのである。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/moviewalker/entertainment/moviewalker-1123011


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