MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ブルーピリオド』

2024-10-02 00:58:59 | goo映画レビュー

原題:『ブルーピリオド』
監督:萩原健太郎
脚本:吉田玲子
撮影:光岡兵庫
出演:眞栄田郷敦/高橋文哉/板垣李光人/桜田ひより/中島セナ/石田ひかり/江口のりこ/薬師丸ひろ子/会田誠/箭内夢菜
2024年/日本

美大の予備校の先生の「レベル」について

 山口つばさの原作の漫画は未読なのだが、成績は優秀だが家は裕福ではなく不良たちと付き合っている主人公で高校2年生の矢口八虎が、美術室で一つ上の先輩の森まるが描いた「天使の絵」に一目ぼれして、美術に関して何も知らないところから東京藝術大学合格を目指すという物語をどうにか上手くまとめたという印象である。つまりそれ以上の何かは無かったという意味である。むしろ気になるのは「素人」の八虎よりも「天才」の高橋世田介の方で、当初は八虎と同じ美大の予備校に通っているのだが、ある作品を酷評されてから世田介は予備校に来なくなるのだが、最後に東京藝術大学にちゃっかり合格しているのだから、そうなると美大の予備校の先生とは、そしてその先生に教わる意味とは何なのかと思ってしまった。例えば、誰もが天才と認めるピカソの作品は「ピカソ内」で優劣はあるものの、一般的には全て傑作なのである。
 しかし八虎の東京藝術大学の受験のシーンは丁寧に描かれており、このような過程で試験が進んで行くということはよく分かる。


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/moviewalker/entertainment/moviewalker-1212573.html?_gl=1*a8lokd*_ga*MTEzMzY0MzIzMy4xNzI1NTM0NDIy*_ga_XJ5END643J*MTcyNzc3NzUxMy43OC4xLjE3Mjc3Nzk1NjUuNTcuMC4w


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