原題:『Dark Waters』
監督:トッド・ヘインズ
脚本:マリオ・コレア/マシュー・マイケル・カーナハン
撮影:エドワード・ラックマン
出演:マーク・ラファロ/アン・ハサウェイ/ティム・ロビンス/ビル・キャンプ/ビル・プルマン
2019年/アメリカ
巨大な武器商人との孤独な闘いについて
「ダーク・ウォーターズ」とはアメリカの化学メーカーであるデュポン社がフライパンの表面にコートして耐熱性を高めるフッ素樹脂を製造する過程で生じた発がん性物質が垂れ流されたことによる汚染地下水を指し、この状況を問題視した弁護士のロバート・ビロットが一人でアメリカでトップの巨大企業であるデュポン社と係争した過程が描かれている。本作に依るならばビロットは見かけはそれほど端正な身なりではなく、むしろオタクっぽい感じで、当初はデュポン社はビロットを舐めていたように感じるのだが、オタクだからこそ膨大な書類を整理できたのだと思う。
リーバ・マッキンタイアの「心は孤独な狩人」を和訳しておく。因みに「The Heart Is A Lonely Hunter」というタイトルは最初にカーソン・マッカラーズ(Carson McCullers)が1940年に発表した小説のタイトルとなり、それが1968年に『愛すれど心さびしく』(ロバート・エリス・ミラー監督)という邦題の映画として公開され、1995年にリーバ・マッキンタイアがシングルとしてリリースしたのである。確かにキャッチ―なタイトルである。
「The Heart Is A Lonely Hunter」 Reba McEntire 日本語訳
容姿端麗の彼女がやって来て周囲を見回した
今彼女はその部屋にいる男性全員をチェックしている
正しいか間違っているのかを彼女に伝えに行くな
彼女はとても長い間一人だったのだから
心とは恋人の炎の腕の中に
絶え間ない慰めを見つけようとする唯一の欲望を持った
孤独な狩人だ
深刻な渇望に駆られて
愛の痕跡が見当たらない時
心はネオンライトが当たらない部分に向かう
孤独な狩人になる
彼女は彼が
「君に一杯おごってもいいかな?」と言うのを聞き
彼が指環をしている指に残る青白い輪の跡を見る
彼女は危険な一撃を加えられることは分かっている
一夜限りの関係の末路を
それでも心とは恋人の炎の腕の中に
絶え間ない慰めを見つけようとする唯一の欲望を持った
孤独な狩人だ
深刻な渇望に駆られて
愛の痕跡が見当たらない時
心はネオンライトが当たらない部分に向かう
孤独な狩人になる
心のどこか奥深い場所で
彼女は彼に「嫌だ」と言っている
泣き止む前に
彼女は離れようと向きを変える
心とは恋人の炎の腕の中に
絶え間ない慰めを見つけようとする唯一の欲望を持った
孤独な狩人だ
深刻な渇望に駆られて
愛の痕跡が見当たらない時
心はネオンライトが当たらない部分に向かう
孤独な狩人になる
愛の痕跡が見当たらない時
心は孤独な狩人になる
Reba McEntire - The Heart Is A Lonely Hunter 1995
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