水嶋ヒロ小説大賞賞金2000万円辞退(日刊スポーツ) - goo ニュース
水嶋ヒロという芸名を隠してペンネームで応募して受賞したという一報を聞いた時
には、たいしたものだと思ったが、11月2日のフジテレビの「とくダネ!」で水嶋の
受賞会見の日の密着ドキュメンタリーを見たときに、これは昔、椎名桜子という
作家で試みられたマルチメディア商法であることが分かった。知名度のある水嶋に
史上最高額の副賞の文学賞を与えて話題を作った上で「ポプラ社小説大賞」を
終わらせたいポプラ社と映画化権が欲しいフジテレビと水嶋の思惑が一致したので
あろう。言うまでもなく水島が「ポプラ社小説大賞」に応募した理由は、同賞の選考は
社内の人間で行われ、浅田彰や斎藤美奈子のような“ウザイ”選考委員がいない
からである。「とくダネ!」でコメンテーターの竹田圭吾が「本を出版してから正体を
明かしてもよかったのに」と的確に指摘していたが、司会の小倉智昭は完全に無視
していた。いずれにしてもこの戦略が今回は成功するのか見物ではある。