
公式Flavorsの一つUbuntu MATE 14.10のトライアル起動画面
いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「公式Flavorsの一つUbuntu MATE 14.10のトライアル起動画面」を紹介します。
Ubutu MATE Project (En)
Ubuntu MATE 14.10が正式にリリースされていました。今後はUbuntuの公式な派生版(Flavors)の一つとしてリリースされます。さっそくトライアル起動してみました。

Ubuntu MATEは、Linux Mintが採用するGUIシェルの一つ「MATE」をGUIシェルとして採用しています。ようはLinux MintのMATE版の親戚です。Linux Mintと違うのはメニューの構造です。Mac OS Xのように画面上部からメニューにアクセスしていきます。版の番号は忘れましたが、UbuntuがUnityを採用する前の操作性と同じです。

私は、Ubuntuデスクトップをデフォルトで操作すると「もっとシンプルで良いのに」と感じます。あの「レンズ」から必要なプログラムを起動することが便利だとは思えないのです。今回試したUbuntu MATEはシンプルな操作性で判りやすいもので、日常使っているUbuntuStudioと殆ど操作性は変わりません。ちょうどUbuntuも15.10のリリースが近くなりましたが次の更新はUbuntu MATE、UbuntuStudioとUbuntu GNOMEからの選択になりそうです。
■Ubuntuの公式な派生版
Ubuntu Flavors (En)
Kubuntu:KDEデスクトップ。家庭や仕事、両方で使うことができる安定性がある
Edubuntu:教育用途向け。インストールや起動方法などシステム全体を教育用途に最適化
Xubuntu:Xfceデスクトップ。省資源、安定動作とカスタマイズが容易なことが特徴
MyUbuntu:ホーム・シアター向け。スタンドアローンかMythTVとの連携動作を前提にしている
Ubuntu Studio:マルチメディア編集や制作向け。音声・音楽、ビデオ、グラフィックの専門家に適している
Lubuntu:LXDEデスクトップ。最も応答速度が速く、省資源で動作する。標準的なPCやノートPCに適している
Ubuntu GNOME:GNOMEデスクトップ。UnityではなくGNOMEを使いたい人のコミュニティがリリースしてる
Ubuntu Kylin:中国語デスクトップ向け。(開発中)
Ubuntu MATE:GNOME 2を基にするMATEデスクトップ。GNOME 2は少し前のUbuntuの標準デスクトップだった
2015年3月段階で、以上、9種類です。
引き続き、紹介していきます。