西穂高から槍の縦走を行った。
北アルプス屈指の難コース、と言われている。
1日目(7月23日)小雨→夕方晴れ
早朝大阪を出発し新幹線で名古屋-JR高山駅、濃飛路線バスで新穂高ロープウェイ駅
ロープウェイは30分おきにでていて25分で西穂高口駅に到着、そこで昼食(牛丼)。
あいにくの雨、カッパを着て、どろどろの山道を西穂高山荘に向かう。
夕方から雨が上がり晴れてくる。
2日目(7月24日)晴れ
西穂高山荘から奥穂高岳を目指す。
危険箇所の連続。
《西穂丸山・西穂独標・ピラミッドピーク・チャンピオンピーク・西穂高岳・赤岩岳・
間ノ岳・天狗ノ頭・天狗岩・ジャンダルム・奥穂高岳》
3日目(7月25日)曇り
奥穂高山荘から槍を目指す。
ガスっていて、風も強い。寒いのでカッパを着た。耳も寒いので、タオルを巻いた。
(毛糸帽子も持ってくるべきだった)
今日も危険箇所の連続、難所の大キレットが控えている。
長谷川ピークと、飛騨側から落ちるとほぼ助からない「飛騨泣き」が有名だけど、それ
以外も危険箇所あり。つまり、涸沢岳から南岳あたりまでずっと気が抜けない。
無事通過後、槍ヶ岳山荘で昼食(カレー)を食べて元気をつけ槍を登り、殺生ヒュッテ
まで下りる。殺生ヒュッテは、穴場。晩ご飯は4人、朝食は3人のみ。1人1テーブル。1
人1部屋!
《涸沢岳・北穂高岳南峰・北穂高岳・長谷川ピーク・南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳》
4日目(7月26日)晴れ
殺生ヒュッテから上高地に下山。この日初めて、日焼け止めクリーム使用。
そのまま帰阪するか、上高地に1泊するか、下山中ずっと迷う。
結局、明神からホテルに電話して予約。
また、あちこちにLINEで「無事下山」を伝える。
その晩は、温泉に入ってすっきり。
5日目(7月27日)雨→曇り
9:30のバスに乗り、新島々から電車で松本、名古屋経由、約6時間で帰阪。
(これがさわやか信州号だと、京都到着夜9時過ぎ、そこから在来線、バスを乗り継ぐ
ので、帰宅は深夜になる)
【覚書】
西穂高山荘予約センターに電話すると、次の2点用意するように、と。
①アルコールスプレーかウェットティッシュ
②シェラフカバーか寝袋インナー
コロナだから、泊めて頂けるだけでもありがたい。
寝袋インナーは、持っていって便利だった。とても寒いので、助かった。
ダウンも持っていったけど、これも助かった。山荘の中が寒かったから。(ストーブの側で、ダウンを着て、寒さをしのいだ)
あと、縦走中はサイドポケットにペットボトルを入れない方が良い。ずれ落ちる可能性がある。他の縦走路なら大丈夫だけど、今回のコース、岩稜の上り下りばかりなので、岩に擦れてせり上がってくる。ザックに収納して、すっきりした状態で登ったり下ったりする方が良い。
言わずもがなだけど、トレッキングポール不要。下山時、槍の下りから上高地まであった方がいいけど、それだけのために、ジャンダルムや大キレットをザックに差し込んで持ち歩くのは不合理で無駄。ヘルメットは必携。周囲の方も100%装着されていた。
今回の不安要因は3つあった。
①天候・・・なんとか保ってくれた
②体力・・・かろうじて保ってくれた
③靴・・・急に決めて出発したので、ちょっと準備不足。靴のメンテに持っていくと、「この靴で出かけるのは止めた方が良い」「いつ壊れるか分からないから!」、と。
そこで、明日出発というのに、急遽、登山靴を買いに行った。それが7月22日のブログ記事!→Keen
不安だったけど、靴擦れもなく良い感じだった。
↓ 帰宅後、泥だらけだったので、メンテしてから写真を撮った。
ちなみに、ザックはグレゴリー・ミウォック24 。
ペットボトル4本、4日分の行動食、ヘルメット、雨具、ダウン、寝袋インナー、着替えを入れると、これ以上入らないぱんぱん状態になった。(バーグハウス35にするか迷ったけど、軽量コンパクトにこだわったから、こうなった)普通の縦走なら、ここまで小さくしなかった。結局、総重量は7Kgくらいになった。
*私のタイム情報とか知りたい方は、次のYAMAPリンクをご確認さい。
西穂から槍縦走1日目
西穂から槍縦走2日目
西穂から槍縦走3日目
西穂から槍縦走4日目下山
【会計報告】
4泊5日西穂から槍縦走、会計報告