「アルパインクライミング」保科雅則
現在、絶版状態なので図書館で借りた。
価値ある一冊なので、復刻が待たれる。
特にビッグウォールには必携と思う。
P87
アメリカでは、プロテクション(=アンカー)を大まかに分ける言葉として「ナチュラル・アンカー」「アートフィシャル・アンカー」「パーマネント・アンカー」が使われています。(日本では自分でセットしたら全て「ナチプロ」と呼んでいるので注意を要する)
P133
冬期登攀に求められる能力
①岩登りの技術
②アイスクライミングの技術
③冬山登山の技術と体力
④アイゼンと手袋での登攀能力
⑤自然条件に対する判断能力
⑥ビバーク、遭難など非常事態に対処する能力
P173
クライミングに対する価値観やそれを取り巻く環境は、ずいぶんと変化したように思います。しかし、クライミング自体のすばらしさは少しも色あせることはなく、またこれからもそうだろうと信じています。
【誤植】
P67
(誤)6㍍の補助ロープを
↓
(正)6㍉の補助ロープを
【おまけ】
裏を見ると96年出版となっていて、堺市在住となっている。
そう言えば、当時関西に住まれていた。
(レストランで行われた、著者の結婚パーティーにも参加した)
本書には、知り合い複数登場して親しみを感じる。
読んでいて当時を思い出した。
【関連リンク】
ヨセミテ エル・キャピタンの「The Nose」ってどんなルート?
ヨセミテ エル・キャピタンの「The Nose」を登るのに必要な道具とは? – 共同装備編
【ネット上の紹介】
アルパインクライミングは四季をつうじて行われる高山でのクライミングのことです。ハイキングや尾根歩きではなく、ふつう、岩壁や雪稜をロープで使用して登ります。本書では、とくに雪のない時期の、人工的な手段をも使うロッククライミングやビッグウォールでの登はんを中心に解説します。
第1章 クライミングルートへの憧れ
第2章 アルパインクライミングの基礎知識
第3章 ゲレンデでの練習
第4章 クラックとマルチピッチ
第5章 人工登攀とセルフレスキュー
第6章 山岳地域のクライミング
第7章 ビッグウォール・クライミング