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【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

ナカガイジム・摂津店

2010年11月28日 22時03分23秒 | ジム練習
ナカガイジム・摂津店でリード練習。
10b,10b/c,11a,11b,10c,10d,11a,11a,11a,11b/c,11d,12a,12a
以上、13本トライ。
11前半までは、2本ずつトライ。
最後の3本のみ1本ずつトライした。

11dは赤テープから青テープに繋ぐ左上するライン。久しぶりにトライしたが、成功して嬉しい。
●最初にトライした12aは白ピンク、ルーフ越えからの一連のムーブが悪い。でも、何と言っても最後の終了点取りが激しく難しい。今日は2テン。
●最後にトライした12aは赤水色、ストレニ系でずっと一定して難しいムーブが続く。クリップも悪い。今日は2テン。

今日のトライで、12も少し光が見えてきたかも。
今年中にRPできるか?
(1テンくらいになって、RPが近づいたら1日複数回トライして一気にRPに持ち込もうかな)

PS
今日は年会費を支払った。
今回から始まった全店舗有効フリーパス会員。
これで高槻店でも、いちいち支払う必要がなくなった。
スタッフの皆さん、顔パスでよろしく!

「「狂い」の構造」春日武彦/平山夢明

2010年11月28日 09時36分14秒 | 読書(対談/鼎談)


精神科医・春日武彦さんと人気作家・平山夢明さんの対談。
・・・と言うより、放談でしょうね。(もう言いたい放題)
さすがに有名精神科医と作家なので、切り口や比喩がするどい。
本音で迫り、核心をガンガン衝いてくる。
一部紹介する。

P58
平山:結局、いつも疑問に思うのは、そんなに精神医療とか、カウンセリング力っていうのは、人間の根本を激変させるほど強力なものなんだろうかと。
春日:いやあ、ないない、ないない。
平山:例えば、『蜘蛛の糸』のカンダタのように異常犯罪者が心から悔い改めたりするんだろうかと思うんだけど、そんなことはあるんですか?要は機能不全みたいなものでしょう?
春日:だから、俺なんか人格障害のヤツなんかを扱ってても、治そうといいう気もないし、治ると思ってないし。じゃあどうするかって、相手が年取るのを待つわけだから。その間をまあ、そんなに外さないでいてくれりゃあいいやと思ってるんだけど。
平山:そうだね。例えば非常に残虐な殺人を犯してしまった人間に対して、「育て直しをする」とか「カウンセリングを行う」とかっていうことで、社会復帰させて、「今はもう立派な人になりました」というようなことがありうるだろうかっていう。
春日:それは嘘だね。愚者のロマンよ。
平山:ないすよねえ・・・と思うんですよ。で、なぜそう思うかといったら、本当に罪を自覚した場合は、自殺しちゃうんじゃないかと。そうでしょう?
春日:ま、生きるということは、いかに自己正当化を図っていくか、その工夫と実践の日々ですからね。


P123
春日:みんなは100万画素なのにさ、例えば殺人を犯したヤツだけは、なんか70万画素になってる感じ。画質が粗くなってる印象がある。
平山:ああ、それはあるかもしれない。結局、やっぱりある種の感度を鈍らせてるわけでしょう。
春日:そうそう。70万画素で、しかもポツポツとドットが抜けてる。
平山:それは、表に出ちゃうんだよね。やっぱり。
春日:で、最終的にはさ、一種の安直の道を選んでるわけだから、あらゆることに投げやりになってくるんだよね。


【ネット上の紹介】
給食費未納問題、赤ちゃんポスト、光市母子殺害事件から伝説的連続殺人鬼まで。怠慢で、尊大で、鈍感で、無意味…世界はついに狂気のざわめきに満たされた。どいつもこいつもバルンガ病だ。「このミス1位」作家と精神科医が超危険な狂気の川を遡り、その源流を目指す。
[目次]
第1章 「面倒くさい」が「狂い」のはじまり(怠慢は人を殺す;交通事故現場は狂気の溜まり場 ほか);第2章 バルンガ病の人々(給食費を滞納する王様たち;「黙って俺の言う通りにしろ!」 ほか);第3章 “雑”な狂人たち(山口県光市母子殺害事件とドラえもん;膝がカクッと抜ける! ほか);第4章 “ハイ”になってしまった人々(有吉佐和子が『笑っていいとも!』をジャック;なぜ盗作するのか? ほか);第5章 殺す狂人たち(人を殺す瞬間;人を食べるということ―ゲイン、ダーマー ほか)
著者紹介
春日 武彦 (カスガ タケヒコ)  
精神科医。1951年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。都立松沢病院、都立墨東病院勤務を経て、’07年より東京未来大学教授
平山 夢明 (ヒラヤマ ユメアキ)

1961年、神奈川県生まれ。’94年、『異常快楽殺人』(角川ホラー文庫)で作家デビュー。『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社)で日本推理作家協会賞受賞、『このミステリーがすごい!』’07年版国内編第1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


「僕とおませちゃん」(1)柘植文

2010年11月28日 09時32分07秒 | 読書(マンガ/アニメ)


柘植文さん最新刊。
小学生ライフ、シモネタ満載コメディ。
この著者の特徴として、メジャーを目指さないのは分かっていたけど。
まさか、こっちの方に行くとは思わなかった。
(間違っても「ちびまるこちゃん」にはならない)

柘植文さんと言えば「野田ともうします。」が有名。
学術的、マニアックな部分と世俗的なものが共存している。
この作品でも同じテイストが味わえる。
例えば、P164「クロイツェル・ソナタ」。

クラスメートの男の子がピアノを習っている。
レッスンの先生が携帯で彼と痴話げんかしてレッスンが始まらない。

「私はこんなに愛しているのにあの人は・・・どうして私だけを見てくれないの・・・」
「ベートーベンの『クロイツェル・ソナタ』か・・・」
「・・・彼と演奏する予定で・・・」
「先生はトルストイがこの曲に触発されて書いたという小説『クロイツェル・ソナタ』は読みましたか?」
「え・・・いえ・・・」
「小説『クロイツェル・ソナタ』は妻の不貞を疑い嫉妬に狂った男が妻を殺す物語です・・・」
「嫉妬・・・・・・」
「先生、本の中に嫉妬は何から生まれるとあるかわかりますか?」
「さあ・・・愛・・・かしら・・・」
「・・・いいえ肉欲ですよ先生・・・」

【ネット上の紹介】
おバカなヒロくんと好奇心旺盛なませちゃんが贈る、ひみつのお勉強タイム!ヒロくんとませちゃんは、盛乳小学校の2年生。大人の世界はわからないことがいっぱいです。「あかちゃんはどうやって作るんですか?」「おもちゃは夜中に動くんですか?」「テレフォンクラブって、部活動ですか?」ませちゃんのまっすぐな問いに、盛乳町の大人たちがときに広い心で、ときにうろたえながら答えます。ちょっぴり大人向け★の性教育コメディ、じわじわ人気の第1巻!浦島くんが主人公の番外編「クロイツェル・ソナタ」、盛乳町の全貌がわかる「僕とおませちゃんの盛乳町案内」を収録。

【参考図書】