goo blog サービス終了のお知らせ 

taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

taketake再開は秩父市丸山から(奥武蔵)11月12日

2017年11月13日 | 奥武蔵

 先週は大菩薩山嶺を三人宿泊で歩く計画が、takeの風邪で中止となり久しぶりに私一人で歩いた。今回はtakeとの二週間ぶりの山歩きとなった。一年ほど前に歩いた秩父市西方の丸山を西武秩父線芦ヶ久保駅から大野峠を経て頂上からまた芦ヶ久保駅に戻るコースだ。  池袋駅7時過ぎの快速急行に乗って芦ヶ久保駅には8時半頃着いた。takeはその間熟睡。takeは一旦治った風邪が週末からぶり返し、時折鼻水がでるが元気だ。

  

  国道を正丸峠方面に戻り、赤谷集落の先から山道に入った。杉林の中、いくつか沢を渡り、本流に沿って登り詰めたところが車道と稜線が合わさる大野峠だ。  ここの東屋の屋根下でお弁当を広げた。峠で集っていたのはサイクリングの人達だったが、これがバイク集団の時は「早く行っちまえ!」と思ってしまう。弁当箱をしまい再び林道を離れ、東屋の横の山道を歩いた。

  最初のピークはハンググライダーの離陸場所で、当然景色も良い。ここから暫く歩き、コンクリートの展望台がある丸山の頂上に着いた。ここでtakeは麦茶儀式だ。そして丸山を下ってまた登り返した秩父市内方面の芦ヶ久保駅方面の分岐にある東屋でもtakeはすかさずスポーツ飲料を飲んだ。

  

  そして下山、防火帯で切り開かれた尾根を下った。途中、逆光でシルエットの両神山が大きく見えた。やがて舗装路にでて里の紅葉を眺めながら真下に見える芦ヶ久保駅へと下った。

 

コースタイム

 芦ヶ久保駅0835ー赤谷0905ー大野峠1033~57ー丸山1128~34ー分岐1150~56ー芦ヶ久保駅1302    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六年ぶりに武川岳を歩く(奥武蔵)を歩く10月1日

2017年10月02日 | 奥武蔵

   私達の日帰り山行は、年に数回歩くところ、毎年1回は歩くところ、思い出したように歩くところ、に三分類される。今回歩いた武川岳は最後の分類だろう。初回はtake17歳の10月で、この時は通算400回目山行だった。二回目がtake20歳の11月、そして6年振りにまたこの山域を歩くことにした。



 

   広く高気圧に覆われ好天の朝5時前に家を出て、飯能駅からバスで名郷バス停には7時50分の到着だ。身支度を整えて出発した。林道の続く妻坂峠への道を進んだ。少しずつ6年前の記憶が蘇ってくる感じだ。



 登山道に入り沢沿いの道からジグザグ道を登ると妻坂峠だ。峠の石仏も覚えがあった。ここでtakeお待ちかねのランチタイム、おにぎりにカップスープの定番弁当を食べた。この峠から稜線を東に進むと武川岳、西に進むと大持山・小持山へと続いている。大持山小持山はまだ歩いたことがなく、これから歩いてみたい山だ。


   弁当箱をしまって武川岳への登りにかかった。六年前の記憶では、なだらかな登りだったと思っていたら、いきなり急な登りだった。先頭を歩くtakeは必ずギアチェンジするので、後ろを歩く私はそれに合わせられるので苦労にはならない。やがて道はなだらかになり武川岳の頂上に着いた。周りに木々が多くあまり展望には恵まれない。takeが麦茶儀式をするのを待ってから、二子山へと向かった。 

   この尾根は9年前に武川岳に登った時の帰路コースだ。蔦岩山からの下りはけっこう急で足場も悪かった。takeは特別支援高等部3年ぐらいが一番歩くペースも早かった。その後、体重がやや増加し歩くペースも少し遅くなったが、この一・二年は体重が減少し歩くペースも学校時代並みになりつつあるようだ。私たちは焼山を越え二子山に登り返し、浅間神社経由で芦ヶ久保駅に下った。浅間神社は巨岩の上に建立された神社で、神社の手前には石窟があった。なぜかtakeは石窟を見て「あったねー」といった。

   芦ヶ久保駅に着くと飯能行の電車がすれ違い待ちで停車していた。トイレに行ったり、切符を買ったりしていたら乗れないだろうなと思っていたが、ちょうどホームに登った時に秩父行の電車がやってきて乗車と同時に出発した。

 家に帰って9年前の山行記録をtaketake山旅日記を検索して見たら次のように『五百回登山の時はtakeも二十歳を迎える頃になるだろう。来春特別支援学校を卒業するtakeがその時何をしているのかとか心配も多いが、まずは家族皆が健康で今日のような山歩き続けられればと思う。』と書いてあった。takeも26歳になり山行回数も848回になったのは、何はともあれ家族皆なんとか健康だったんだなと思った。

コースタイム

名郷0807-ウノタワ分岐0905-妻坂峠0952~1017-武川岳1059~1103-焼山1215-二子山1305-浅間神社1358-芦ヶ久保駅1448

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外秩父三峰を歩く(奥武蔵)3月12日

2017年03月13日 | 奥武蔵

 3月5日、5年振りに箱根外輪山の明神ヶ岳を歩いた。そういえば何年も歩いていない所はまだまだあるよね!ということで、7年振りに東武東上線沿線の山を歩くことにした。4月になると「外秩父7峰縦走」というイベントがある。参加賞なのか、その名前が書かれた帽子を被っている人も見たことがある。スタートからゴールまで42㎞というからハイキングというよりトレランの世界かもしれない。今回は7峰のうち後半の3峰縦走を計画した。

 take14歳に官ノ倉山を歩いたのが最初で、7年前に皇鈴山(ミスズ山)を歩いた時、登谷山を巻いたので、7峰完登にはなっていない。池袋駅から準急に乗って約一時間半、車中いびきをかいて熟睡したtakeは小川町駅から白石車庫行の村営バスに乗って経塚バス停から旧定峰峠を目指して歩き始めた。沢沿いの杉林を歩いて尾根沿いに登り車道をまたいだら、旧定峰峠だ。takeのお弁当コールも激しくなってきたので、桧平という所のベンチで昼食にした。

 昼食後は二週間ぶりのtakeの雄叫びと共に出発、大霧山へと向かった。尾根の東側は草原で牛の放牧地になっていた。大霧山の頂上は好展望地だ。正面に両神山を据えて、左右に八ヶ岳、浅間山の白峰も見えた。しかし20人位の団体がいて慌ただしかったので、takeの麦茶儀式終了と共に退散した。ここを下ると粥新田峠(カユニタ峠)でここからは車道歩きが続く。観光農場もあってホルスタインや羊がのんびりと陽を浴びていた。

 二本杉峠からまた山道になり、東屋の建つ皇鈴山に着いた。takeはここでスポーツ飲料休憩だ。先程の大霧山と違って頂上は私達だけだった。この山を下って登り返したのが、未登の登谷山だった。takeはここで「伊右衛門」お茶タイムを、要求した。まだ皇鈴山からそれほど歩いていないので「もーちょっと」を私は連発したが、「お茶」「お茶」…と煩かったので、私が語気を強めたらtakeは軽い自傷行為にはしった。takeの主張は全く意味がないように思えても、私が忘れてしまっている過去の記憶とかに基づく時が多い。きっと今回も類似する場面の記憶が、「ここはお茶を飲むところだ」と思いおこさせたのかも知れない。構造化したハイキングコースばかり行くのはこういう点が楽だからだ。

 takeは直ぐに気分転換し、釜伏峠で「伊右衛門」を飲んだ。ここからは中間平集落の梅花を眺め緩やかな車道をやや急ぎ足で下った。寄居駅行の秋山バス停に着いて、takeのスパッツを外し、靴ひもを緩めた時に、朝と同じ車両のバスがやってきた。takeは機嫌よくバスに乗り込むと「ウースル」と言った。


コースタイム
経塚バス停0852ー旧定峰峠0953ー桧平1005~30ー大霧山1054~58ー粥新田峠1122ー二本杉峠1210ー皇鈴山1230~35ー登谷山1255ー釜伏峠1308~12ー秋山バス停1418

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊豆ヶ岳から福寿草の咲く子の権現を歩く(奥武蔵)2月12日

2017年02月14日 | 奥武蔵

   takeが26歳になり一週間経った日曜日だ。どこに行くか思案した。先週も奥多摩の千メートル以上の山々は白く見えたので道の凍結箇所も考えられる。そこで出てくるのが奥武蔵の山域だ。数週間前に関八州見晴台から顔振峠を歩いたばかりだが、この日も7時5分西武池袋発の快速に乗った。コースは伊豆ヶ岳から子の権現への縦走で距離にして14.5㎞だ。伊豆ヶ岳へ初めて登ったのはtake8歳の5月で、最初の頃は正丸峠を結ぶコースが多かったが、最近は子の権現へと歩くのがスタンダードだ。


 正丸駅から出発、集落を抜けて沢沿いの山道を進んだ。天気は良いが、高気圧が張り出しているせいか風が強い。「ゴー」という風の音が上空に響いていた。稜線上に出て風を実感した。take指定昼食場所の伊豆ヶ岳頂上にシートを広げられるかどうか心配した。頂上も風は強かったが、幸い岩陰に無風ひだまりスポットがあり、シートを敷いてゆっくりとお弁当を食べることができた。後から登ってきた人も私達がその場所から撤収するのを待っていたようだった。



 ここから先は小さなアップダウンが続く。古御岳で略式麦茶儀式をして、更に歩いた高畑山でスポーツ飲料と定番をこなしながら進んだ。途中、鉄塔の周りを伐採した箇所があって顔振峠の集落群がよく見えた。天目指峠で車道をまたぎ、幾つかの登り下りを越すと、竹寺への路の分岐が現れると子の権現はすぐだ。切り開かれた斜面に三分咲きぐらいの紅梅が色を添えていた。旧境内を迂回する通路に黄色の花が見えたので、「おやタンポポ?」と思ってよく見たら福寿草の花だった。なんでこんな寒い時に緑色の茎と鮮やかな花が咲くのか不思議だ。




 takeは門前のベンチに座って持参の「伊右衛門」をゆっくりと飲んだ。実は周辺の茶店の自販機に「伊右衛門」は売っているが、観光地値段なので高い。takeが要求したら渋々自販機で買うが、今回は持参品を飲んでくれたので、とても嬉しかった。子の権現から山道を下り車道に出て、うどん屋さんを横目に見ながらどんどん歩いた。このうどん屋さんは山里離れた場所にあるが、なかなか流行っている。私も36~37年前、当時飯能市で働いていた友人の家に泊まった翌日、このうどん屋さんで食べたような気がするが定かではない。



 3時過ぎに吾野駅に着き、3時35分頃の電車に乗った。西武線の東横線乗り入れ効果で五時半頃家に着いた。日没時間が毎週伸びているように感じる。

コースタイム
正丸駅0835ー伊豆ヶ岳1025~55ー古御岳1121~23ー高畑山1203~05ー天目指峠1251ー子の権現1347~53ー吾野駅1513

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高山不動尊から関八州見晴台に登り顔振峠へと歩く(奥武蔵)1月22日

2017年01月24日 | 奥武蔵

 山行前日の土曜日は兄のセッティングで父母兄弟四人で大相撲初場所14日目を観戦した。結びの一番で横綱白鵬が負け、稀勢の里関が初優勝したのには、モンゴル力士びいきの私も興奮した。家ではtakeが帰るのを待っていて、「明日?」と予定確認だ。「池袋から電車に乗ってお山歩いて、お買い物はお休み」と説明すると、一発で納得した。西武秩父線から東横線経由の直通に乗ると改札乗り換えがないので、「お買い物はお休み」になるのだ。

 

 ということで、西吾野駅に8時25分に到着、身支度を整えて出発した。車道を歩き門野集落から高山不動尊へ向かう山道に入った。この道を最初に歩いたのはtake小学2年の2月で、今回が12回目だ。天気は快晴で、尾根にでたところで浴びる日差しが気持ちよい。尾根を外れて巻道を下り気味に進むと高山不動尊の境内だ。takeがトイレに行っている間に休憩所の机に弁当箱を並べた。

 

 不動尊にお参りしてから関八州展望台へと向かった。車道を二度横切って登りつめたところが関八州見晴台で関東平野を一望できる。takeが麦茶儀式をしている間に、私は写真撮影をした。ここから東へ続く稜線を歩いた。車道のグリーンラインが平行していて積雪時は通行止で静かな散策だが、生憎この日は車の通行する音が山道にも聞こえた。

 

 山道がなくなり車道歩きになると顔振峠で、山上集落が暖かな日だまりになっていた。ここには茶店が数件ある。takeは茶店の外に置いてあるベンチに座り伊右衛門をゴクゴクと飲んだ。ここから吾野駅までは一時間ほどだ。takeと私はザックを背負い正午過ぎの峠を下っていった。

  

コースタイム
西吾野駅0828ー門野集落0844ー萩の平0924ー高山不動尊0955~1019ー関八州見晴台1046~50ー花立松ノ峠1115ー傘杉峠1147ー顔振峠1216~20ー吾野駅1312
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする