大雪の影響は続いている。この季節に歩くような奥多摩や丹沢の低山も冬山化して安易に近寄れない様子だ。二週間連続になるが、この日も横浜駅から東海道線に乗って伊豆の山に行くことにした。マップを眺めながら候補地としたのは発端丈山というなかなかガイドブックにも載っていないマイナーな山だ。
6時前に家を出発した。伊豆長岡からバスに乗って駿河湾側の三津浜シーパラダイスバス停で降りた。バス停は水族館の目の前でイルカの絵とかが並んでいた。takeはややあせり気味に「お山行く」と行って反対方向に歩きだした。西伊豆はtakeが特別支援学校中学部の時によく宿泊で訪れた場所できっと三津浜シーパラダイスもtakeの場面記憶の中に残っているものと思われた。
発端丈山は長浜と言う集落を進み、夏みかん畑の中を登って行った。やがて杉林の道になりさらに進むとコンクリートの展望台に着いた。 展望台のベンチにシートを敷いて海を眺めながらのランチタイムにした。弁当箱をザックにしまい更に登ると先週と同じく、雪が道を覆うようになってきた。足元も悪くやや急斜面だかフィックスロープが張ってあるのでロープを引っ張りながら進んだ。
急斜面を登りきり尾根道を進むと頂上は近かった。頂上に昼食中に先行した老夫婦以外に大勢の人がいた。なんとNHKBS1の山番組の撮影グループだった。なんか頼りなさそうな指導者らしいのがいて女性の初心者ハイカーに講釈するよくあるパターンの構成だ。なんでも「富士山の見える山」というテーマらしい。本当は三つ峠あたりを計画していたが大雪で急遽こんなマイナーなところに来たのではないかと思った。
takeが頂上で麦茶儀式をしている間に撮影隊はいなくなったが、しばらく行くとまた撮影をしていてスタッフの一人が「撮影中なのでここで待っていただけないか」と言われたが、takeはそういうのが一番苦手だと説明して横を通らせてもらった。「4月からの受信料は口座振替から納付書に変更しました」と言おうかと思ったが現場には関係ないことと思い言わなかった。
撮影隊の進む葛城山(ロープウェーがある)の反対側の益山峠に進むと山寺があり、包装路も近くまできていた。お寺の梅の花を背景にtakeの写真をとり伊豆大仁駅への歩いていった。砕石場がありやたらとダンプカーの走る道にでると駅も近かった。
コースタイム
三津浜シーパラダイス0950-展望台1052~1121-発端丈山1145-益山峠1215-益山寺1230~35-伊豆大仁駅1410