早いもので、6月も最後の日曜日になった。天気予報は雨だったが、日中は持ちそうだったので、雨定番コースの奥多摩三頭山都民の森回遊コースを歩くことにした。三頭山はtake小学4年の秋に登ったのが最初だ。その時の私は、20数年ぶりの再訪だったので、なんでこんな公園を山の中に作るんだろうという違和感を持った。しかし毎年足を運ぶにつれて公園ならではの良さを感じるようになってきた。
武蔵五日市駅前の都民の森行バス停はガラガラだった。家を出る時、降っていた雨はバスを待っている間に止んだ。バス係員に聞くと、昨日の同じ便は増発3台を含む4台体制だったそうだが、今日は1台でそれも乗客は10数人だった。
終点都民の森入口は曇り、駐車場もずいぶん空いていた。これは静かな山歩きが楽しめそうだと思い出発した。森林館のトンネルをくぐり、一登りで標高1100メートルの鞘口峠だ。
takeは今日も好調なペースでここから始まる急登を登ってた。通称「ブナの道」はブナだけでなく広葉樹の巨木が多い。いつもの見晴小屋(見晴らしは大岳山だけ)のベンチで昼食をとるとtakeは「ヤーメーテー」コールを思う存分唱えつつ山頂を目指した。
takeにとって13回目の三頭山頂は、今までの静寂さがウソのように団体さんで賑わっていた。貸切バスのツアーではないかと思う。takeが麦茶儀式をしている間に写真撮影をした。山頂のツツジはいつも遅くまで咲いている。
帰りは、いつもと同じ三頭大滝コースへと下った。三頭大滝から先はセラピーロードと言われる道で、木屑を敷き詰めた巻道で、歩くとキュキュッという感触がある。なんでセラピーなのかは分からないが、なんとなく心地良い道だ。そのセラピーロードの終点が森林館で、階段を下ると朝の道だ。
起点のバス停に着いたのは12時25分で、実質3時間のハイキングだった。バスだけでも往復2時間以上乗車するにしては歩行時間が短いが、梅雨から真夏の低山歩きにはこれぐらいがちょうど良いコースだ。今回は中休みとして次週は夏山準備山行第二弾へと気分転換するのだ。
コースタイム
都民の森入口バス停0912-鞘口峠0937-見晴小屋1015~42-三頭山1110~15-ムシカリ峠1124-三頭大滝1203~07-都民の森入口バス停1225