この日曜日は寒冷前線の接近で正午から雨の予報だった。予定していた丹沢鍋割山を変更して秦野市郊外の弘法山を訪ねることにした。 朝はゆっくり7時に出発した。年明けから足底の腱膜炎でしばらく山から離れていた妻も久々の参加だ。
小田急秦野駅で下車し歩き始めた。北口駅前では「丹沢山開き」神事の祭壇が組まれていた。渋沢市でも毎年学校の校庭で「丹沢山開き」式典が開催しているが、あいにくな曇り空だ。
トイザラスの前から山道に入りしばらく登ると先週と同じ権現山だ。広い頂上に人影はない。takeは水道の蛇口からペットボトルに水分補給した。
ここからソメイ吉野桜の並木道だ。梢に数輪の花びらが残るが、あたり一面の葉桜だ。でも山吹の黄色と緑のコントラストは鮮やかで、足元のここかしこにスミレの紫がちりばめられていた。弘法山の頂上で昼食をとった。昼食後、takeはラムネ菓子を持ってお寺の回りを散策していたが、パッキングを終えた私がtakeに「行くよ」と言うとベンチに置いたザックを取りに戻った。妻が「ほんと山では言うことを聞くね」と言った。
善波峠への道を分け途中麦茶儀式をしながら新緑の道を吾妻山へと歩いた。小刻みだが吾妻山でtakeはスポーツ飲料を飲んだ。吾妻山は先週歩いた上野原権現山と同じく日本武尊のいわれのある山だ。最後の休憩をとって鶴巻温泉駅へと歩いた。駅に着いた頃、駅前に正午の鐘の音が流れた。
コースタイム
秦野駅0830ー権現山0932ー弘法山0950~1020ー吾妻山1122~1132ー鶴巻温泉駅1155