taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

葉桜の弘法山を歩く(丹沢)4月22日

2012年04月24日 | 丹沢

  この日曜日は寒冷前線の接近で正午から雨の予報だった。予定していた丹沢鍋割山を変更して秦野市郊外の弘法山を訪ねることにした。 朝はゆっくり7時に出発した。年明けから足底の腱膜炎でしばらく山から離れていた妻も久々の参加だ。P4220020

    小田急秦野駅で下車し歩き始めた。北口駅前では「丹沢山開き」神事の祭壇が組まれていた。渋沢市でも毎年学校の校庭で「丹沢山開き」式典が開催しているが、あいにくな曇り空だ。
  トイザラスの前から山道に入りしばらく登ると先週と同じ権現山だ。広い頂上に人影はない。takeは水道の蛇口からペットボトルに水分補給した。P4220023

  ここからソメイ吉野桜の並木道だ。梢に数輪の花びらが残るが、あたり一面の葉桜だ。でも山吹の黄色と緑のコントラストは鮮やかで、足元のここかしこにスミレの紫がちりばめられていた。弘法山の頂上で昼食をとった。昼食後、takeはラムネ菓子を持ってお寺の回りを散策していたが、パッキングを終えた私がtakeに「行くよ」と言うとベンチに置いたザックを取りに戻った。妻が「ほんと山では言うことを聞くね」と言った。P4220025

   善波峠への道を分け途中麦茶儀式をしながら新緑の道を吾妻山へと歩いた。小刻みだが吾妻山でtakeはスポーツ飲料を飲んだ。吾妻山は先週歩いた上野原権現山と同じく日本武尊のいわれのある山だ。最後の休憩をとって鶴巻温泉駅へと歩いた。駅に着いた頃、駅前に正午の鐘の音が流れた。P4220028

コースタイム

秦野駅0830ー権現山0932ー弘法山0950~1020ー吾妻山1122~1132ー鶴巻温泉駅1155

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

権現山を初めて歩く(中央線沿線)4月15日

2012年04月18日 | 中央線沿線

     P4150001_2
  毎週日帰りの山歩きを続けていると同じ時期に同じ山で同じコースが多くなる。四月に入ってからの日の出山と高水山はその代表だ。先行きの予測がつくコースはtakeも安心感をもって歩けるが、あまり同じところに偏るとtakeはコースや行動予定を自身で決めてこだわりを作るようになるのでバランスが肝心だ。それらを踏まえて少しづつ新しいコースをこれからは加えたいと思っている。P4150008

     今回歩いた権現山はよく行く扇山の北方にあり標高も1300㍍と大月駅までの中央線沿線の山では1番高く前から気になってた山だ。  上野原駅朝8時過ぎのバスに乗り初戸(はど)で降りた。バスは坪山に行くハイカーが多かった。丁寧に取付られた道標に従って集落の中を歩き山道に入った。P4150010

     空は曇りで時折日が刺すような天気だ。杉林の中をこつこつ登ると片側が人工林、片側が雑木林の尾根になった。権現山に連なる尾根が見え電波塔のある雨降山に着いた。
  前日の雨で幾分湿っている落ち葉の上にシートを敷いてお昼ご飯だ。お弁当をしまい西向かって平坦な尾根を進んだ。急な石段が現れ王勢籠(おせろう)大権現に着いた。日本武尊を主神とするこの神社が山名の由来のようだ。P4150013

     頂上は思っていた以上に人で賑わっていた。大月市側から登って来た人が多いようだ。ここが今日のtakeの麦茶儀式の場所だが、いつも食べるメリービスケットの小袋を忘れたことに気付いた。takeの怒り爆発かと思ったが、何とか我慢してくれた。(家に帰るとビスケットの買い置きがあるか確認していた。)P4150015

     雨降山に戻り不老下バス停に向かって下山した。急な尾根を下ったところの棚頭集落は桜も梅も賑やかに咲いていた。足元のスミレを踏まないように車道に降り、バス停を目指して歩いた。

P4150018
コースタイム

初戸0835ー992㍍地点1026ー雨降山1059~1131ー権現山1214~25ー和見分岐1258ー和見峠1330ー棚頭1425ー不老下バス停1445

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

獅子舞を訪ねて今年も高水山を歩く(奥多摩)4月8日

2012年04月14日 | 奥多摩

     P4080020
早いもので4月に入ってから一週間たった。takeの通所施設は職員さんの大きな異動もなくtakeも落ち着いて通っているようだ。次男も三日に入学式があり大学生としてスタートした。青梅市上成木の高水山古式獅子舞が山頂の常福院に奉納される四月の第二日曜日は高水山と決めている。P4080021

  今年も青梅線軍畑駅から高水山を目指して歩き始めた。立川までの車中から見た満開の桜もこのあたりではまだ蕾で梅の紅白が景色を彩っていた。 高源寺を通り砂防ダムを越えると山道だ。沢筋を離れる前の水場でtakeは水分補給だ。間伐されて明るくなった斜面を登ると後は緩やかな尾根道だ。やがて神楽の笛や太鼓の音が聞こえてきた。P4080026

     常福院の石段を登り祭礼の境内では既に獅子舞が演じられていた。高水古式獅子舞保存会の方々が何百年の伝統を守り続けているのだ。いつもながらtakeが昼食準備を急がすので東屋でtakeが弁当を食べている間が見物時間だ。だからいつも一部分をちらっと見るだけだ。獅子舞は七部構成になっているらしいが、第三部の「花懸り」が始ったところで私達は出発の準備をした。P4080029

   いつも楽しみにしている山頂下のカタクリの花はまだ咲いていなかった。高水山を越え岩茸石山の頂上で大休止した。目の前に川苔山が聳え、日原川流域の山々の北面はまだ雪がついていた。   名坂峠に下り、ここから私の好きな沢沿いの道を上成木を目指して歩いた。たどり着いた上成木の集落はまだ山上の獅子舞が終わっていないようで静かだった。さすがに里の桜や木蓮はまだ蕾だか゛、川辺の菜の花の黄色と満開の梅の紅白が鮮やかな上成木だった。P4080033

P4080039_3

軍畑0840ー高源寺0910ー砂防ダム0925ー尾根上0951ー常福院1023~1100ー高水山1109ー岩茸石山1151~1206ー名坂峠1216ー切石1249~1303ー上成木バス停1338

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丹三郎尾根から遅咲きの梅郷を訪れる(奥多摩)4月1日

2012年04月03日 | 奥多摩

    P4010004
年度変わりの初日の日曜日。いつもなら3月中旬に訪れる吉野梅郷の梅が見頃との報を得て8年連続の観梅山行となった。8時23分に青梅線古里駅を出発、多摩川にかかる橋を渡った。前日の風雨とうって変わる穏やかな天気だ。P4010005_2

    丹三郎の休憩所でtakeは水補給をした。緩やかなジグザグ道を登り、稜線に出ると見晴も良くなる。あとは平坦な尾根を進みひと登りすると大塚山の山頂だ。  真新しいテーブルに弁当を並べベンチに座って昼食だ。時々雲が日を翳すがまずまずの天気だ。弁当箱をザックにしまい御嶽山に向かって出発した。15分程でビジターセンターを通過、そのまま日の出へと進んだ。P4010006

     日の出山頂は天気がよい日はいつも人が多いが、観梅時期は別格の賑わいだ。takeは山頂の東側の定位置で麦茶儀式だ。   ここから吉野梅郷に向かうが登ってくる人も多い。いつも通り琴平神社で最後の休憩をとり梅公園へと下りて行った。いつもはトイレに寄るだけの梅公園だが、takeは「お写真」と言って園内を回ってくれた。観梅=写真撮影と思っているのかも知れない。P4010008_2

    その日の朝日新聞東京版に「吉野梅郷は今が見頃」という記事がでていたので結構混雑しているかと思ったがそれほどでもなかった。やはり四月に観梅というのは季節外れなのだろうか。
  それより気掛かりなのは、梅郷の梅にプラムボックスウィルスという植物病がアブラムシを媒介して広まっているという、新聞にでていた記事のことだ。感染した梅は伐採して根から除去しなければならないようで、梅栽培農家も存続危機と書かれていた。P4010010

     梅公園を出て梅見通りを吉川英二記念館まで歩いた。(これも観梅時期だけtakeが許してくれる)枯木になった梅があった訳でもなく今ひとつウィルスの実感はなかったが、何となく活気に欠けるような感を受けた。P4010011

コースタイム

古里駅0823ー丹三郎0839ー稜線0951ー大塚山1032~57ー御嶽1115ー日の出山1200~1213ー梅の木峠ー琴平神社1338ー梅公園1400~10ー吉川英二記念館1435

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする