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taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

菜の花咲く南房総の富山を歩く(房総)3月9日

2014年03月15日 | 房総

 今週も雪のない山探しだ。今回は7年前に訪れたことのある千葉県南房総市にある富山に行くことにした。朝6時に家を出て総武線から内房線へと乗り継ぎ、出発点となる岩井駅に着いたのは9時半を過ぎていた。P3090006

 駅の横にある「岩井ウォーキングセンター」という観光案内所みたいな所に行った。前回もらったハイキングマップを入手しようとしたら、カウンターに出てきた女性職員がいきなり「先月の大雪で倒木や倒木による崩壊箇所があり、登山禁止となっています。」というので驚いた。現場に行ったことのない役場風の感じだったので、「行ってみて判断します」と答えてマップを貰った。P3090009

 駅を出発し道々に咲いている菜の花を眺めながら車道を副満寺まで歩いた。山道に入いるとなるほど雪の重みに耐えかねて倒れた樹木があったが、ほとんど伐採され道は確保されていた。登山道を進むと1合目の道標が現れた。標高342㍍の山なので、5分から10分ごとに合目が進み寺から一時間強で北峰の観音堂に着いた。  7年前はここで昼食にしたので、場面記憶抜群のtakeは昼食を要求したが、この先に東屋がマップに記載されていたのでさらに進んだ。P3090014

 しかし考えることはみんな同じで、登山禁止の山とは思えないぐらい大勢のハイカーが東屋を使用していた。  なんとかベンチの片隅を確保して昼食にした。昼食場所から5分ほど歩いたところが北峰で、展望台と皇太子御夫妻が登られた時の記念碑がある。takeが麦茶儀式をしている間に展望台に登り東京湾の景色の眺めた。P3090016

 帰りは少し戻り南総里見八犬伝の舞台となった伏姫籠穴に向かって下って行った。滝沢馬琴の物語を読んだことがないが、伏姫と言うお姫様と八房と言うワンチャンがこの洞窟に籠もっていたことに物語ではなっているらしい。  ここで休憩にしてtake山はスポーツ飲料を飲んだ。そしてまた菜の花を眺めながら岩井駅へと向かった。P3090020

コースタイム

岩井駅0945-福満寺1012~17-観音堂1118-東屋1125~58-北峰1203~13-伏姫籠穴1250~58-岩井駅1335P3090023

 

 

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温泉がてら養老渓谷大福山を歩く(房総)12月29日

2012年12月31日 | 房総

  毎年恒例の年末宿泊山行だが、今年も寒い場所は避けて暖かそうな場所を探した。このところ伊豆が多かったので今年は南総の勝浦にある「簡保の宿 勝浦」を予約し、今回は妻も一緒なのでレンタカーも予約した。どこの山に行くかは、安房鴨川に泊まった時は清澄山から麻綿原高原を歩いたこともあったので今度は元清澄山という案もあったが、なかなか決まらなかった。いくつかの案の中から以前日帰りで2度ほど歩いたことのある養老渓谷の大福山に登るという無難なコースに決めた。Pc290002

  東京駅から特急「わかしお」に乗って勝浦に行き、レンタカーに乗って養老渓谷の梅ヶ瀬茶屋に9時45分に着いた。茶屋(営業はしていない)の店先で身支度を整え10時に出発した。ちょうどその時小型バス2台がやって来てどやどやとハイカーが下りてきた。毎日新聞旅行の公募ツアーらしかったが、こんなところまで来るとは驚きだ。帰ってから調べたら毎日新聞だけでも、毎日のように都内から低山ツアーが開催されていてた。中には35歳以下限定の合ハイツアーあるようだ。Pc290007

  喧しい団体が準備体操をしているうちに先に進んだ。梅ヶ瀬渓谷の道は沢筋に沿っていて何度も渡渉を繰り返しながら進んだ。茶屋のおじいさんが「昨日の雨で増水しているから気をつけて」と言っていたが、飛び石伝いにかろうじて靴を濡らさず歩ける程度だった。沢歩きの終着地点のテープルと椅子がある場所で昼食にした。水鳥を観たりしながら静かにお弁当を食べていると、おばちゃん連中の話声が聞こえ、賑やかな毎日新聞団体が通りすぎて行った。Pc290008

  お弁当を食べると尾根道の登りになる常緑樹林の静かな道もほんの少しで車道にでた。車道からちょっと登ったところに展望台があり、takeは麦茶を飲んだ。ここから尾根伝いに歩くと白鳥神社のある大福山の頂上だった。静かな頂上と思ったのも少しの間で神社の石段を賑やかな毎日新聞団体が登ってきた。Pc290014

  帰りは車道をたどって出発点に向かった。takeは帰りの道が違うので「自動車! 自動車!」と行って自動車に戻るのかどうか心配していたが、出発したところの分岐に着いて安心したようだった。ここからまたレンタカーで勝浦に戻った。高台にある海の見える部屋に入ったtakeは茶菓子を食べると窓際の椅子に座り、ルームキーをふってくつろいでいた。Pc290015

コースタイム

梅ヶ瀬茶屋1000ー日高亭跡分岐1050~1125ー大福山1218ー梅ヶ瀬茶屋1315

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水仙咲く南総の富山を歩く(房総)1月20日

2007年01月23日 | 房総

 ダイニングにかけてある1月のカレンダーには、水仙が咲く丘で子供が海に向かって並んでいる絵がかかれている。あたたかい南総の日差しを浴びながら水仙の咲く里を歩くなんてなかなか素敵ではないかと思い、南房総市(最近出来た)の富山(とみさん)を尋ねることにした。富山は「南総里見八犬伝」物語の里でもある。P1200012

 家は7時半に出発した。土曜日なのでtakeの前日の睡眠時間を案じていたが、24時過ぎには寝たということで調子もよさそうだ。京葉線で蘇我駅にでて、ここから内房線にゆられて10時40分に岩井駅に着いた。岩井駅の構内には「ウォーキングセンター」といういかつい名前の観光案内所があり、ここでハイキングマップを入手した。肝心の天気だが、朝の予報は午前中晴れだったのに空には雲が広がり今にも雪が降りそうな天気である。駅から県道を進み、福満寺から富山の登りが始まった。整備された道を一時間も歩き南峰と北峰の分岐に着いたあたりでとうとう雪が降ってきた。屋根があるところがないとお弁当も食べられないなと思いながら南峰への石段を登ると、そこにはやや荒れた感じの観音堂があった。堂の庇を借りてビニールシートを敷きさっそく昼食とした。P1200018

 昼食が終わり、あらためて観音様にお参りして出発しようとするとなぜか雪は止んだ。ここから北峰までは10分ほどだった。1999年に皇太子殿下夫妻がこの山を訪れたそうで、頂上には大きな記念碑が置かれていた。殿下の登られた幾つかの山に私も行っているが、頂上に記念碑があるのを見たのは初めてだった。おそらく殿下も不本意であろう。 高尾山の小仏峠には明治天皇が山梨巡行の際に寄られたという「明治天皇 小佛峠御小休所阯及御野立所」の大きな碑があり、昔はなかなか大変なことだったのだろうと思っていたが、この地方では今もこの辺の感覚は同じようである。P1200020   

 北峰を下るとすぐコンクリートの道になり、やがて八犬伝に出てくる「伏姫籠穴」に出た。小説の舞台が実在の場所となっているのもおかしなものだが、多くのハイカーで賑わっていた。入口の前で麦茶を最後まで飲み干したtakeに「見に行こうか」と声をかけると「行く」と言って下りだしてしまった。水仙が道端に咲く道を岩井駅に向かってtakeと並びながらに歩いていると雲も薄れ、薄日がさした。

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最終便の紅葉を見に養老渓谷(房総大福山)12月11日

2005年12月12日 | 房総

P1010008

街路樹の葉も残り少なくなってきた12月中旬、「最終便の紅葉」のポスターにつられ、千葉県市原市の大福山に登った。また回顧談になるが大福山は私が高校のハイキング行事で登った山でもある。takeも小学5年の10月に登っているが、その時はまだ紅葉には早い時期であった。
8時前に家を出て内房線五井駅から小湊鉄道のディーゼルカーに一時間ほどゆられ上総大久保駅に着いた。前に来たときは駅前を歩いてすぐ山道に取り付いたが、ルートが変更になったようでずっと車道を歩いていった。時折通る車は「有害獣駆除」のグループの人らしい。直接銃を持っている人はいなかったが、有害獣とは何なんだろうと考えながら歩いた。大福山展望台で昼飯にしたが日が翳って非常に寒かった。takeはカップの春雨スープを飲み終えると展望塔に飴を持って上がっていった。私は高度恐怖症のせいか櫓の塔が苦手だか、takeは大好きで三浦の大楠山に行ったときも頂上の展望塔から降りようとしなかった。おそるおそるのぼった私だが、展望等からの眺めは良かった。こんなに千葉県に山があるとはだれもおもわないだろう。展望台を降りて、大福山頂上の白鳥神社にむかう。石段を上り詰めると、比較的新しい狛犬が置かれていてtakeは「ライオン」と呼んで擦り寄っていた。
P1010007
そこから梅ヶ瀬渓谷を下る。紅葉はほとんどが落ち葉になり残る葉も色あせてはいたが、そこそこ趣きのある渓谷風景であった。養老渓谷駅から再び小湊鉄道のディーゼル車に乗り家路へとむかった。
P1010001

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