世間一般で言うゴールデンウィーク最初の日曜日だ。この日は三人で4月定番の鍋割山から塔ノ岳を歩き、大倉尾根を下るプランだ。takeは平日に通所施設が休みの日は自分だけが休みで、私は勤めに出かけているものと思っているので、ゴールデンウィークも週末山歩きが基本だ。
いつも空いている各駅停車小田原行に乗って渋沢駅下車、タクシーで県民の森ゲートに行く。天気がよいのでゲート前には多くのマイカーが路肩に駐車していた。四十八瀬川沿いの林道を歩いて、二俣勘七ノ沢を渡り更に歩いて後沢乗越へと進んだ。先行したハイカーの多くは、後沢乗越で休憩していたが、我らはそのまま尾根筋の急登をゆっくりと歩いた。(最初の休憩地が昼食場所というのがtakeの鉄則)
高度を稼ぐと富士山が見えてきた。ツツジの花も良いが、9時を過ぎて気温が上がってきたのが少し辛い。時折風が流れるのが心地よかった。ニセピークを越え、太陽光パネルが見えると頂上だ。多くの人が休んでいた。ここで昼食、富士山を眺めながらおにぎりを食べた。
弁当箱をザックにしまって出発、小丸、大丸と塔ノ岳に続くブナ林の稜線を歩いた。4月下旬だと冬枯れ状態の時が多いが、今年は芽吹いたばかりの新緑が素敵だった。振り返ると鍋割山の後ろに富士山が乗っかっているような景色だった。金冷ノ頭で大倉尾根と合流すると登山道も混雑してくる。譲り、譲られながら登り、塔ノ岳頂上に着いた。takeが麦茶儀式をする為の着席スペースを確保し、周りの景色を眺めた。
下りの大倉尾根は、花立でtakeのスポドリ飲み休憩後は一気に下った。午後なので登る人は徐々に少なくなり、我がパーティーを追い抜く人が多くなる。麓に近い観音茶屋で恒例の買い飲みでポカリスエットをtakeは一息で飲んだ。そして大倉バス停への最後の1本を早いピッチで歩いた。
大倉バス停では、停車中のバスを一本過ごして、バス停の先頭に並んだ。いつも楽しみにしているバス停横の花壇のチューリップは早くも花を落としていた。今年は季節の移り変わりが早いようだ。
コースタイム
県民の森ゲート0740-二俣0805-後沢乗越0901-鍋割山1010~37-小丸1107-大丸1130-金冷の頭1142-塔ノ岳1200~07-金冷の頭1223-花立1240~48-堀山の家1318-駒止茶屋1338-見晴茶屋1405-観音茶屋1420~23-大倉バス停1445